2010/03/06 - 2010/03/12
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amefuriさん
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ドイツ、スイス、フランスを巡る7日間。
5日目はリベンジをはかるべく、モンサンミッシェルへ。
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- 大韓航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
5日目朝、6時起床。昨日寝たのが1時半すぎだったので、まだ眠い…。
その前も4時起きだったし、旅行も既に後半戦なので疲れもたまってきてます。
夜中は一度も目が覚めませんでしたが、ベッドから出ると極寒。
ヒーターはあるし、ゴーゴーうるさく空気も出ているんですが、部屋が全然暖かくないんですよね。なんで?
6時半から朝食。なんとなく体が重く、気分も優れない。
とりあえずサラミとかパテとか取ってみたものの(写真は2人分です)、一口かじると気持ちの悪さが足元から上まで上がってきてもうダメ。
朝食はパン少しとスクランブルエッグだけ口に入れておしまいにしました。
他の日本人団体がたくさんいたので、テーブルも足りないくらいだったし、7時15分には退席。 -
昨日の失敗を活かし、今日はバスに一番乗りして、前方座席をキープ。
7時半集合なのに、45分集合と勘違いしている人が3組くらいいたので出発が遅れることに。
「1度でも遅れると目立つので、絶対しない」と四人姉妹はブーブー文句を言っていました。
今日は彼女たちが私たちの席の真後ろだったので、話もよく聞こえるんです…笑。
(上)ホテル外観。4階建てのホテルで、宿泊は日本人ばっかり。
(下)ホテル前の様子。立派な赤いバスが停まっていますが、それは私たちのバスではありません。(笑) -
言い遅れましたが、今日の目的地はモンサンミッシェルです。ここも私は二度目。
が、以前は強風と雨でとんでもないことになったので、次は晴れの時に行きたいと思ってました。
ユングフラウがあれだけ良い天気になってくれたから、このままの流れで晴れろ!とツアーメンバー全員が願っていたのですが、願いが通じたのか本日も快晴。
雲はあるものの青空で、素晴らしい観光日和です。
これだけ毎日天気が続くツアーも珍しい。
(上)車内からサクレクール寺院が見えました。母をここに連れて行きたかった…
今日は霞というか、全体的に白くもやがかかっていて、遠くの景色はぼんやりしか見えません。
(下)エッフェル塔。手前を流れているのはセーヌ川です。 -
モンサンミッシェルまでは片道約5時間。
今日はモンサンミッシェルに行って帰るだけで一日がつぶれます。なんとなくもったいないですね。
途中、ルーアンというジャンヌダルクの故郷を通り過ぎるので、添乗員さんがジャンヌダルクのお話をされてました。
(上)パリを離れると、フランスの田舎という風景が広がります。
(下)フランスでは風力発電のための風車があちこちで見られます。パリの街中にはありませんが…。 -
SAで一度お手洗い休憩を取った後もバスを走らせ続け、12時半頃ようやくモンサンミッシェル付近までやってきました。
バスの窓からモンサンミッシェルの姿が見えるようになるとみんな大興奮。
私も青空の下のモンサンミッシェルは初めてなので、窓越しに頑張って撮影しました。
(上)まだ湾の近くまで来ていないので、普通に陸地にあるように見えますね。
(下)モンサンミッシェルに行く前にまずは昼食。写真はレストランの外観です。 -
昼食ではモンサンミッシェル名物のオムレツをいただきます。
プーラールおばさんのオムレツというのが発祥だそうで、遠い地から修道院を目指してきた巡礼者に少しでも体力がついて温かい食事を、という心遣いから生まれたのがこのオムレツなんだそうです。
(上)食べた感想としてはまず、味がない。みんなでテーブルの上にあった塩胡椒で味付け。
食感はオムレツというよりスフレのようで、スカスカした感じ。
フォークで刺すとそのまま丸い形でお皿から持ち上がったりして…笑。
ま、名物を食べたという話題作りのために一回食べれば十分ですね。「名物にうまいものなし」。
それよりぶどうジュースがめちゃくちゃおいしかったです。(ワイングラスに入っているやつ)
ワインのおいしい国なのでぶどうの栽培は盛んなのですが、このぶどうジュースは甘すぎず、爽やかな酸味もあって本当においしかったです。
珍しく冷えた状態で出てきたのもうれしかったです。今日は気温がだんだん上がってきて、バスの中がすっごく暑かったので。
(下)メインの豚肉料理。お肉が柔らかくて結構いけました。
ここでもジャガイモが付け合わせに入っていて、なんと『四人姉妹』の四女はジャガイモがダメとのこと。
今までのドイツ、スイスの旅でもジャガイモがたくさん出てきたのに、それは全部長女に食べてもらっていたそうです。
ジャガイモ嫌いにはかなり辛い食事だったでしょうね…。 -
食べ終えた後、モンサンミッシェル島内より安く売っているというお菓子の缶を買うことに。
私が一番最初に買いに行って戻ってくると、四女も「私も買いたい!」と勢いよくレジへ飛び出していきました。
でも英語もフランス語もダメなので、また注文できない。
残りの三姉妹からも「ついていってあげて」と頼まれ、購入のお手伝いをしてあげました。もう完全に世話役になってる。(笑)
(上)レストランの前ではヤギが飼われていて、ツアー客からは大人気。
ツノが生えているヤギとそうじゃないヤギが一頭ずつ。
食べるために飼ってるわけじゃないんですよね…?(疑惑)
(下)レストランのある敷地の前はなんっっにもない野原。
フランスでは2月に大雪が降ったそうですが、今は雪は全部溶けてしまってます。 -
食事後はいよいよ島内へ。
でも行きだけは路肩にバスが停められるところがあるので、運転手さんがバスを停めて写真撮影タイム(1分間)を設けてくれました。
(上)出ると風がものすごい!!!目も開けていられない。
細い添乗員さんは飛んで行ってしまいそうなくらいです。
でも景色は抜群。あの時と違ってくっきりと島の形が浮かび上がって本当にきれい。
髪の毛が逆立つくらいの風に煽られながら写真撮影を済ませ、急いでバスへ。
(下)モンサンミッシェル湾。今は半月なので潮はあまり満ちていません。 -
(上)島のすぐ横にある駐車場からの景色。
雨を気にせず上が見上げられるのは素晴らしい!晴天に感謝。
(下)フランスでは資格を持ったガイドさん以外がガイドすることが禁じられているので、入り口でガイドのマガリさんと合流しました。
ものすごく背の高いガイドさんで、日本語がとっても上手。
マガリさんに先導されつつ、島の中に入りました。
写真は先ほどオムレツのお話をした、プーラールおばさんのお店。現在もレストラン兼ホテルをやってます。 -
(上)左は郵便局、正面の家はアーティチョークの家。
この写真ではわかりませんが、とんがった出窓の屋根の上にアーティチョークの像がついているのでこう呼ばれています。
(下)上の写真の位置から後ろを振り返ると、村の市役所が見えます。 -
モンサンミッシェルの目抜き通り、グラン・リュ。
レストランやお土産屋さんが数多く軒を連ねています。
『大通り』という名前ですが、細い路地くらいの道幅で、社会見学に来ている子供たちをたくさん見かけました。 -
グラン・リュや島の小さな礼拝堂を抜け、山頂に位置する修道院に向かいます。
(上)だんだん修道院が近づいて来ました。
てっぺんの金色のミカエル像の姿も小さく見えますね。
(下)上の写真を撮ったところから右を見ると、教会とお墓になっています。
プーラールおばさんもここに眠っています。
ちなみに写真はありませんが、左側は修道女のお家が並んでいます。
現在島には22人の住人がおり、5人の修道女と7人の修道士が働いているそうです。
修道士は修道院の中で寝泊まりし、修道女はお墓の横のお家に住んでいるということでした。 -
修道院の入り口近くの景色。
岩の上に作られた修道院なので、ゴツゴツした岩肌が出ています。 -
(上)近くには島があり、干潮の時には歩いて渡ることが出来ます。
でもこの島、写真で見るより結構遠くにあるんですよ。
(下)ガイドさんがチケットを買って、全員で入場。
床からも岩が突き出ていますね。 -
南側の階段を上ると、ちょっとした広場に出ます。
修道院と、テラスからはサン・マロ湾がよく見渡せるので写真スポットになっています。
修道院。本当に良い天気!!! -
(上)ちゃんと写真を撮る時間がもらえたので、撮りまくりました。
(下)サン・マロ湾。堆積した砂もよく見えます。 -
まずは教会の中から。
内部は前方と後方で作りが異なっており、主祭壇がある前方はゴシック様式、後方はロマネスク様式で建てられています。
これは主祭壇側なのでゴシック様式。
とんがったアーチと、光がよく入る大きな窓が特徴です。天井は石造り。
ロマネスク様式は丸いアーチと木の天井、厚い壁が特徴。
一つの教会で見比べることが出来るのでわかりやすかったです。 -
修道院は崖のてっぺんに作られており、頂点に建てるとぐらぐらするので、それを支えるべく東西南北に地下の礼拝堂も作られています。
構造としては3階建になっていて、メインの教会は3階にあります。
今でも修道士の方々が実際に生活されていますので、見られない部屋もいくつかありますが、基本的には3階から1階に降りて行く見学コースとなっています。
(上)同じく3階にある中庭と回廊。
回廊の柱はほとんどが建てなおされたものですが、一部、柱の色が他より白いところがあります。
その柱だけは当時のものだそうです。訪れた際は是非探して見て下さい。
(下)回廊はロマネスク様式のため、天井は木。
一番上の階なので石の天井にしてしまうと重すぎるんでしょう。 -
修道院の中には何カ所か暖炉のついている部屋があります。
台所、食堂、勉強部屋の3箇所。
(上)これは修道士たちの食堂。59の小窓がつけられていて、明るいです。
(下)修道院が作られた経緯は以前にも書いたかと思いますが、大天使ミカエルがオベール司教に夢の中で命じたことが発端となっています。
最初オベール司教はただの夢だと思い、同じ夢を二度見ても信じなかったので、ミカエルは思い知らせるために3度目の夢の時にオベールの頭に人差し指を置いて、穴をあけました。
翌朝起きたオベール司教は自分の頭に穴が開いているのを見て、お告げが本物だと信じ、修道院を建てたと言われています。
このレリーフはミカエルがオベール司教の頭にひとさしゆびをかざしているところが描かれているんです。 -
その他、位の高い巡礼者が食事をする場所や、散策の間などいろいろな部屋を見て回りました。
修道士たちは食べる時に黙って食べなければいけなくて、手話のように手を動かして「魚」「水」「雨水」「お腹すいた」などを表して会話したそうです。
ガイドさんがやって見せてくれて、それをみんなで当てながら説明を聞いたので面白かったです。
(上)モンサンミッシェルは戦争の舞台となることもあり、攻めにくい地形から城塞として使われることもありました。
また、囚人を閉じ込める監獄として使われることもあって、この木の大車輪は車輪の中に囚人が6人入って回し、下から貨物を引き上げるのに使ったそうです。
(下)鎖で貨物を下から引き上げます。
車輪の中に入って歩くなんて、なんだかハムスターみたいで可哀想な気がしますが…中世の知恵なんでしょうね。 -
(上)書き物などをする修道士の勉強部屋。
夏は日が長いので8時間、冬は4時間勉強するそうです。
(下)暖房はあるものの、北向きなのでじめじめして、壁は湿気で緑色に変色しています。 -
こうやって2度目にツアーで来て感じたのは、ガイドのあるなしでは建物に関する理解度に天と地ほどの差があるということ。
ま、当然ですけど…やっぱり詳しいガイドさんがしっかり説明して下さると本当によくわかります。
それから、この前と違ってお天気が良かったので、地下を見て回る時も明るかったです。
以前は真っ暗で、石ばっかりの部屋というイメージしかなかったんですけど、今回は日が差し込んでいたし、しっかり見られました。
最後、お土産屋さん(昔は位の低い人のための食堂)を通過して、広間で解散。
広間には修道院のてっぺんについている金色のミカエル像と同じ大きさの像が置いてあります。
下から見上げると小さく見えるのに、実際同じ高さで見ると大きい!!
こんなものが屋根の上に乗っているんですね。 -
3時15分に解散し、25分の自由時間がもらえました。たった25分だけ…。
急いで修道院から出て、グラン・リュに戻ります。
(上)修道院の出口からの眺め。湾が見渡せます。
(下)来た方向を見上げるとこんな景色。見る方角によって受ける印象も違いますね。 -
お土産屋さんを3軒ハシゴし、最後滑り込みでポストカードを買って郵便局から出したりもしました。
日本までは85セントで、約1週間で届きます。
駆け足でバスまで戻り、慌ただしく出発。
私はもう十分ですが、初めていった人はきっともっと時間がほしいはず。
ツアーは常に集合時間があり、それに則って動かねばならないのが欠点ですね。
名残惜しく、モンサンミッシェルを離れました。
でも個人的には青空リベンジが出来たので満足です^^ -
しっかし行き帰りでバス10時間は辛いですね。特に車酔いする私には…。
アンディが運転手だった時は酔い止めを飲んでいれば大丈夫だったのですが、今日の運転手はダメ。
ふわふわ揺れるし、ブレーキのかけ方が下手。
急に停まって、かっくんと体が前後するような停め方だと酔い止め飲んでたって無理です。
運転手はこちらが選べないだけ難しい問題ですね…
写真は車窓。深緑や黄緑の大地が続きます。
気分が悪くても写真は撮る執念。(…) -
途中SAでお手洗い休憩。地面に降りてしばらくしたら車酔いも少し回復。
SAではお土産とか食べ物がたくさん売っていて、添乗員さんオススメのキャラメルを購入。
あとバスの中が暑いので、アイスを買いました。母と半分こ。
(上)下の袋がキャラメル。チョコレートでコーティングされているので、最初はガリガリしますが、そのうちキャラメルが出てきます。
銀歯が取れる危険があるのでキャラメルは普段食べないようにしているのですが、舐めてとかしました。
オススメなだけあって結構おいしかったです。
で、上のMAGNUMがアイス。こちらもチョコレートが周りにコーティングされていて、バニラアイスの中に板チョコも挟まっているというもの。
日本では食べ慣れない味でしたが、私は好きでした。おいしかったです。
(下)SAを出る頃にはまた美しい夕焼けを見ることができました。
連日本当に良い天気ですねえ… -
またバスに乗り込むと気分の悪さも復活してしまったので、半分死にながら運ばれていました。
が、パリまで戻ってくると車窓にくぎ付け。
ちょうど8時からのエッフェル塔ライトアップが見えたんです。
(上)チカチカ光ってるエッフェル塔。
動いているバスの中から撮っているのでブレてますが、これが限界でした。
実物は本当にきれいなので、肉眼で見るのが一番ですね。
(下)スタッド・ド・フランスというワールドカップの時に使われたスタジアム。
ワールドカップの時は熱狂に包まれたこのスタジアムも、今となってはそれも忘れられつつあるそうで、ひっそりと建っています。 -
パリの夜景を眺めながら、8時半頃ホテルに到着。
荷物だけ置いて8時45分から夕食。
今日は8時半に戻ってくるから、この後エッフェル塔に登りに行こうと計画していたんですが、まさかここから夕食が始まるとはな…。
吐き気がするくらい気分が悪かったので、夕食をパスして出かけたかったくらいです。
ツアーだと食べたり飲んだりも自由にはならないので、とりあえず席にはつきました。
夕食は全部で三品。
(上)サラダ。卵の黄身の部分がくりぬかれ、マヨネーズと混ぜられて白身の器に盛りなおされているオシャレな盛り付け。
でもそのマヨネーズ卵を食べた瞬間、気分が……。酔ってる時にはだめですね。
(中)メインのチキンの手羽先と、サイコロに切られたジャガイモのフライ。
手羽先は本当に柔らかかったですが、やはりどうも箸が進まず…。
ポテトフライは塩味だけだったのでそれは完食する勢いで食べました。
(下)デザートのアップルパイ。リンゴもパイもアツアツで出てきて感動。
ここまでに1時間半くらいかかっているので、デザートの時には少し気分も改善し、食べられました。
パイがサクサクでおいしかったです。
私たちは一番手前のテーブルだったので、サーブも早かったし、飲み物を持ってくるのも早かったのですが、奥の方の席はかなり遅く、前の席と奥の席で食べ始めるスピードがかなり違っていました。
一人のウエイターさんが動きがゆっくりで、サーブの仕方も見ていてハラハラさせられるものだったので、暇な間は彼を観察して過ごしました。(笑)
飲み物代の集金の時、例の四人姉妹が隣のテーブルで、その彼がそこに集めに行ったんですよね。
そしたら姉妹は全員で寄ってたかってウエイターさんに日本語で言ってて、私たちのテーブルは全員で彼のことを心配したりして…。
ほんと、余計なお世話ですよね。(笑)
食事を済ませてテーブルを離れようとした時、突然四人姉妹から話しかけられました。正確には長女以外の3人から。
何かと思えば手に3000円を握っています。
「お金を全部使っちゃって、両替したいのよ〜。ちょっと言ってくれない?」
…何故添乗員さんに言わずに私に頼む!?(笑)
困ってるなら助けざるを得ないので、フロントに行って両替を頼むと、「夜遅いからもうやってない、明日の朝来い」という話。
「朝は7時から開いているそうですよ」と教えると、「もうこれ預けとくわ」と3000円×3人分を渡されそうになったので、慌てて断りました。
人のお金を預かったりしたら眠るに眠れないよ!笑
部屋に戻る前にそんな感じでドタバタありましたが、0時過ぎには就寝しました。
明日はとうとう最終日。早いですねぇ…。
明日行く観光地も過去に訪問済みですが、最後まで楽しんできたいと思います!
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