2010/03/06 - 2010/03/12
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amefuriさん
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2日目はハイデルベルクとローテンブルク観光で、その2はローテンブルクのハイライトです。
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- 大韓航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
ハイデルベルクを11時少し前に出て、次に目指すはローテンブルク。
約2時間走ってローテンブルクにあるレストランに到着しました。
酔い止めが効いて、こっくりこっくりしていたらいつの間にか着いていたというのが本当のところですが…笑。
写真はレストラン外観。やっぱり外が寒い!
バスの中は暖かかったので出たくない… -
さて、ここで問題のランチ。
メニューはサラダと魚のフライ。
味はと言うと…おいしい!とまではいかないけれど、構えていたのが拍子抜けするくらい普通に食べられる味。
サラダにかかっていたドレッシングも、ちょっとバルサミコの効いたおいしいドレッシングだったし…。
魚のフライは可もなく不可もなくですが、温かかったのでおいしく食べられました。
付け合わせのじゃがいもは前にドイツの駅で食べたものと同じで、酸味の効いた味付けのもの。
ツアー参加の皆さんも「うん、普通においしいよねぇ?」と顔を見合せながら食べていらっしゃいました。
"ツアーの食事はまずいもの"というのはもう一昔前のことなのでしょうか。改善されたのかな。 -
もうひとつ、ドイツと言えばビール。
私も母も普段は全くお酒を飲まないしビールが好きではないので、ドイツに一人旅行した時も一度たりとも飲まなかったのですが、添乗員さんが是非にと勧めて回っていたのでつられて2人で1杯注文してみました。
ローテンブルクの地ビール。
母がメインで飲んで、私は3分の1くらいいただいたのですが、苦味が少なく飲みやすい!
おだやかであっさりしていて、これなら乾杯の時に飲んでもいいなと思えるくらいのビールでした。
毎日お酒を飲む人にはちょっと物足りないかもしれませんが、お酒やビールが好きじゃない方でも飲めるビールだと思います。 -
食事を済ませ、いよいよ城壁に囲まれた街の中へ。
ローテンブルクはロマンチック街道最大の見どころと言われている街。
中世の趣を残す城壁都市で、「中世の宝石箱」とも呼ばれています。
(上)レストランは城壁の少し外側に位置していたので、門や城壁はよく見えました。
これはガルゲン門。この門の近くに絞首台があったので、ガルゲン(絞首台)門と呼ばれているそうです。怖いですね…
(下)門をくぐるといきなり中世の街並みが広がります。城壁の中だけ別世界。 -
(上)ザルツブルクのゲトライデ通りのように、鉄細工の美しい看板があちこちに下がっています。
(下)なんでもないお店でもこんな風な看板が下がっていると、ついつい写真を撮ってしまいますね。 -
通りの隙間から聖ヤコブ教会が見えました。
190年もの歳月をかけて作られたという、ローテンブルクの主教会です。
この教会には後ほど訪れることにして、先にマルクト広場へ。 -
ハイデルベルクからローテンブルクまで南下してきてもまだ雪がすごいです。
足元がつるつるしていて何度も氷に足を取られました。
今日は日曜日なので街の中はほとんど人がおらず、閑散としていましたが、中心部に近付くにつれてだんだん賑わってきました。観光客で、ですけど。
(上)街の中心、マルクト広場に建つ市議宴会場。
日時計、カレンダー、普通の時計といくつも縦に時計関連のものが並んでいます。
ここの時計は仕掛け時計になっているのですが、2時の仕掛けはちょうど見逃してしまったので、3時にまた戻ってくることになりました。
(下)市議宴会場の左に建っている市庁舎。
第二次世界大戦で一度焼失しましたが、当時の様式で再建されています。 -
マルクト広場を挟んで市議宴会場の向かいにあるのが聖ゲオルグの泉。
どこかで聞いたことのある名前だと思ったら、ハイデルベルクのツム・リッターのてっぺんにいた聖ゲオルグと同じ人物でした。
ゲオルグは竜を退治したということで、中世の頃農民の間で人気のあった人物だそうです。
この泉は元はこのような装飾はなく、ただの石造りの井戸だったのですが、後からルネッサンス様式で装飾が施されたそうです。
ガラスの箱で覆われているので見えにくくてすみません。
ロープを引っ張って水をくむ時に、ロープが何度も同じ場所で石とこすれるせいで、石が少し削れている部分も見ることが出来ました。 -
ここで聖ヤコブ教会の説明を受けた後、30分くらい自由時間が与えられることになりました。
が、添乗員さんがブルク公園に行きたい人はそこまで案内して下さるというので、ツアーのほぼ全員が結局一緒についていくことに。
ローテンブルクの街は横を向いた天狗の顔のような街の形をしていまして、ちょうど天狗の鼻の先にあたる部分にブルク公園があります。
小さな街なので、マルクト広場からブルク公園までは歩いて7〜8分くらい。
(上)見張り台として使われていた門を抜けると、広々とした公園に出ました。ブルク公園です。
(下)ここから見ると城壁に囲まれた街だというのが如実にわかります。
左の方にせり出している街はみんなカラフルな壁色でとってもかわいい! -
(上)もうちょっと見えやすいようにアップで。
城壁は全長3.4キロだそうで、中世の頃には防御の役割を果たしていました。
すり鉢状になっている場所の上に建っているので、攻め込むのは大変そうですね。
(下)左にある、明るい肌色の建物が公園の入り口の門。
木の枝ですっごく隠れてしまっていますが、その肌色の建物の右側に細長くて茶色の塔が見えるでしょうか。
それが当時使われていた見張り塔で、街にある塔の中で最も高い塔なんだそうです。 -
ブルク公園を軽く散策した後は、急いで聖ヤコブ教会へ。プロテスタントの教会です。
残り時間15分くらいしかありませんので、ダッシュで。
ここはツアー料金に含まれていなかったので、一人2ユーロ払って中に入りました。
(上)かなり大きな内陣。
ゴシック様式なので天井が高く、窓も大きくて採光も十分。
(下)パイプオルガンも立派。
5500本のパイプを使い、計6つの手鍵盤がある巨大なパイプオルガンです。 -
主祭壇をぐるりと取り囲むステンドグラスもとってもきれい。
ステンドグラス下には十二使徒祭壇と呼ばれる、キリストと12人の使徒が描かれている祭壇がおいてあります。
絵画には受胎告知や、キリストの降誕と割礼、東方三博士の来拝などキリストのまつわるものが描かれてありました。 -
聖ヤコブ教会で有名なのはこれら1階のものではなく、階段を上がった2階においてあるリーメンシュナイダーが作った「聖血祭壇」。
「聖血」というのはキリストの血のこと。
十字架にかけられたキリストがあまりに苦しそうなので、キリストが無実だと知っていた番人が胸の下を刺して楽にしてあげた時に、そこから流れ出た血を人々が集めたんだそうです。
ここにはそのキリストの血が納められていると信じられており、多くの巡礼者が訪れる教会となっています。
写真は聖血祭壇。菩提樹の木で彫られており、中央には「この中に裏切り者がいる」と言われてざわめく弟子たちとキリストが彫りこまれています。
木で作っているとは信じられないほど細かい装飾で、その繊細さにも驚かされます。 -
(上)十字架にかけられているキリストと聖書。
(下)十字架がクロスしているところに丸くて白い水晶があると思いますが、その中に血が一滴納められているそうです。
キリストの血は人間のものと異なるので、凝固しないと言われています。
周りの彫刻も洋服のひだまで彫りこまれていて圧巻。 -
3時までにマルクト広場に集合と言われていたので、駆け足でヤコブ教会を見た後に戻りました。
そして全員で無事仕掛け時計を見学。
仕掛け時計ではある物語が描かれています。
プロテスタントとカトリックの摩擦から起きた30年戦争で、ローテンブルクの街はカトリック軍に占領されてしまいました。
カトリックのティリー将軍はローテンブルクを焼き払うという決定を下しましたが、ふるまわれたワインで気を良くしたのか、「大ジョッキのワインを一気飲み出来るものがいれば町を救おう」と言い始めました。
そこで登場したのがローテンブルクの市長であったヌッシュさん。
ヌッシュさんは必ず約束を守ってくれるよう将軍に確認した後、見事飲み干し、町を救ったのです。
(上)両側の窓が開き、左からティリー将軍、右からヌッシュさんが登場。
ヌッシュさんは大杯を持っています。
(下)何の音楽もなく、ただヌッシュさんがゆっくりとした動きでごくごくとワインを飲んでいきます。
そして飲み終わるとまた何の音もなくパタリと窓が閉まりました。
インパクトはないけれど、物語を知っていれば面白く見られると思います。 -
仕掛け時計の見学でローテンブルクの観光も終了。
3時半にはバスも出発し、今日の宿泊地フュッセンへと移動します。
(上)途中の車窓。ローテンブルクを出ると木々以外何にもない土地が続きます。
(下)バス運転手のアンディ(ドイツで働いているイタリア人。運転は上手)が気を利かせて、小さいながらも素敵な街があるところでバスを停めてくれたので写真を撮ることが出来ました。
残念ながら街の名前は忘れてしまいましたが、かなり小さな街だと言っていました。 -
フュッセンまでは約4時間もかかるので、途中で高速のサービスエリアに2度寄り道してトイレ休憩が取られました。
最初のSAで、0.5ユーロ払ってお手洗いを利用したのですが、このトイレがすごい。
なんと便座が360度回転するのです。
事前に添乗員さんも話していたのですが、百聞は一見に如かず。
使い終わると便座が自動で洗浄される時に、ぐにゃぐにゃと便座が柔らかく変形しながら回転していました。
もしかしてその見学も含めての0.5ユーロ?という気もしました。(笑)
(上)2箇所目のSAを出る頃には夕焼けに。今日も大変良いお天気でした。
(下)7時頃、フュッセンのホテルに到着。Europark Hotel International。
今日のお部屋はヒーターがカーテンの前にあるので結構暖かい!ありがたい… -
ホテルでチェックインした後、添乗員さんから「ホテルの宿泊客向けにナイトツアーがある」と紹介がありました。
フュッセンはノイシュバンシュタイン城のある都市で、ホテルはお城の近くにあるので、夜景を撮りたいというお客さんも多いそうです。
それでホテルがそんな宿泊客のために45分間のバスツアーを準備しているとのこと。
これは本来のツアーには含まれておらず、あくまでオプションとして、好きな方だけどうぞというものでした。
私は以前ノイシュバンに行きましたが、夕方に帰ったので夜景は未体験。
8時半から、9時15分から、10時からと3回あり、私たちは夕食が遅かったので9時15分からのツアーしか行けません。しかも9時15分発は残り8人で締め切りという話。
参加費も5ユーロ(約700円)と安かったので、解散後さっそくフロントで申し込むことに。
フロントに行くと、自称『4人姉妹』の四女が既にツアー申し込みをするために立っていました。激すばやい。
でも英語が話せず、ツアーに参加したい旨が伝わらず、苦戦していました。
その横で私が自分たちの分を申し込んだので、四女から「私たちのも言って!」とものすごい迫力で迫られ…笑。
その後私たちと同じような母娘が9時15分に申し込み、あっという間に8人の定員いっぱいに。
「英語がしゃべれていいねぇ」「通訳さんがいるから安心だ」とわいわいする4人姉妹に取り囲まれどうなることやら…。
私は君たちの通訳のためにツアーに参加したんじゃないぞ。(笑)
しかも言われるほど英語喋れないぞ!(笑)
波乱のツアー申し込みの後は一度部屋に戻って、8時から夕食。
なんでもホテルのオーナーさんは大の日本好きらしく、壁に岩手のポスターが貼ってあったり、夕食にサービスでカレーがあったりしました。
写真は上から順に、卵サラダ、豚肉とワインにつけられたキャベツとジャガイモ、デザートのキャラメルプティング。
サラダはサンドイッチの具のような味でした。
ジャガイモに、パンについてきたバターを塗るとじゃがバターになって激うま!
豚肉も普通に食べられる味ではありましたが、あまりお腹が空いていなかったので少し残してしまいました。
キャラメルプティングは甘い…。
カレーは母だけとって、一口分けてもらったのですが、辛いばっかりで旨みがない。
具もカリフラワーとインゲン、ヒヨコ豆など、日本ではカレーに入れないだろうという食材が入っていて…同じカレーでも日本人が作るカレーとは全く異なっていました。
同席した方が独断でお醤油をかけると少しマシな味になったみたいです。 -
3品あると出てくるのにも下げるのにも、飲み物代を払うのにも時間がかかります。
蛇足ですが、ここでもヴァイツェンビール(小麦を使った白ビール)を母が注文し、少し飲ませてもらいました。これも飲みやすかったです。
支払いを済ませると、もう9時。
5分前にロビーに集合するよう言われていたので、慌てて部屋に戻って上着やマフラーをとってきました。
私たちのツアーから参加した8人は同じ1台のミニバンに乗りこみました。
全部でホテルからは3台出ていたと思います。
私たちの運転手はテッドさんという、背の高い大柄のおじさんで、カーネルおじさんのおなかをもうちょっと膨らませた感じ。笑
日本語がとっても上手。車を停めてから簡単に説明をして下さるのですが、全部日本語です。
あのホテルは日本人旅行客の団体しかほとんど泊まっていないようでしたので、日本人慣れしてらっしゃるのかな。
(上)一番最初に停まったホーエンシュバンガウ城。
黄色い外壁なのでライトアップされていても明るい黄色に浮かび上がっていました。
左側の建物の上で少し白くなっている部分があると思いますが、白鳥の像が置いてあります。
その像の左には旗がたっていて、それは今日ロイヤルファミリーがお城に滞在されているということ意味しています。
(下)2番目に、何もない山道の間で停まったと思ったらそこからノイシュバンシュタイン城のライトアップが見えました。
寒かったけれどどうしてもブレていない姿が撮りたくて、すねの半分まで雪に埋もれながら三脚で撮影したのがこの写真です。
ズームで撮ったのでイマイチ山のうえにある感じが伝わりづらいのですが…。。。
お城の夜景も本当に美しく、暗闇の中に浮かび上がるお城に目を奪われたのですが、それより何より星がすごかった!!!!
ホーエンの方は街中が近く明るいので気づきませんでしたが、ノイシュバンの時に停まったところはノイシュバン以外ほとんど明かりがないので、真っ暗なんです。
今日は快晴で雲ひとつないし、星の観察には絶好の夜だったのでしょう。
ふと上を見上げると、チカチカと輝く巨大な星々が黒い空を埋め尽くすように広がっていて、信じられない光景でした。
星ってこんなに大きかったっけ??!と思う程どれも大きく、星座もくっきり。
首が痛くなるのも構わず、全員で空を仰ぎ、しばし宇宙に放り出されたような感覚を味わいました。
4人姉妹は、違うバンで来ていた日本人の女の子たちが「めちゃきれ〜!」と連呼していたのを真似て、「めちゃきれー!」「めちゃすごい!」と大声で叫んでゲラゲラ笑っていました。(笑)
でもそんなふうにはしゃいでしまう程、思わず大声を出したくなるほど本当に美しく、感動する景色でした。 -
2箇所で終わりかと思いきや、市街の修道院のライトアップにも停まりました。
景色を撮り終えた後はテッドさんとも写真撮影して、10時にホテルへ到着。
わずか45分のバスツアーでしたが結構長く感じられましたし、星空が素晴らしすぎて、バンに乗っている間は4人姉妹と一緒に大興奮。
ライトアップの他に満天の星というオマケまでついて、5ユーロという値段でこれだけのものが見られるなんて最高!と大満足で戻ってきました。
四女が夕食時にビールを飲みまくって賑やかになっていたので、行きはどんな珍道中になることかと思いましたが(笑)、すっごく楽しかったです。
ゲラゲラ笑い、泣きそうなくらい星に感動し、思い出に残る夜になりました。
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