2010/03/06 - 2010/03/12
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amefuriさん
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ドイツ、スイス、フランスを巡る7日間。
2日目はハイデルベルクとローテンブルク観光ですが、長くなったのでその1はハイデルベルクのみのハイライトとなっています。
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- 大韓航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
2日目朝。掛け布団1枚しかなく、それも超薄くて話にならないので夜中に寒過ぎて何度も目が覚めました…。
そして6時に鳴るはずのモーニングコールが何故か5時40分に鳴り、迷惑千万。ギリギリまで寝かせろよ!
ブツブツ言いながら着替え、6時半から朝食。
添乗員さんが昨日のバスの中で、「コンチネンタルというのは冷たい食事という意味ですので、朝食はパンとコーヒーだけというのが多いです。おかずがあればラッキーという感じ」とアナウンスしており、全員質素なの覚悟で臨んだ朝食だったのですが、温かいスクランブルエッグやソーセージもあり、豪華でした。
私はてっきりウィーンのユースで食べたような、本当にパンと紅茶だけという食卓を想像していたので、ちゃんとしてるじゃんと肩の力が抜けました。
前にドイツで食べたように、並べてあるハムやチーズを挟んで食べると本当においしい。
やっぱりパン自体がおいしいのかな。どっしりとして拳の1.5倍ほどもある大きいサイズが特徴のドイツパン。私は好きです。
ソーセージや小さなハンバーグもおいしい。さすがドイツ。
パンの種類も4〜5種類あり、温かいおかずの他に、フルーツやヨーグルトも充実していて大満足。
ユースとはわけが違うな〜と改めて思いました。 -
以前同じ会社のツアーでスペイン旅行に参加したのですが、その時ついてくる食事のすべてがまずく、パンと水だけで生き延びたんですよね。
なので、今回も昼食と夕食はないものだと考え、朝食は詰め込むだけ詰め込んでおきました。(飢餓防止)
朝食後は出発の時間までホテルの外に出て、写真撮影。
フランケンタールという街も小さな街なのですが、ホテルの周りは本当に何もありません。
食べ物屋一軒見当たりません。まさに住宅街ど真ん中。
外は今日も冷えてます。良い天気ですが、風があるからかな。 -
7時40分出発。
出発前、同じように写真撮影をするツアーメンバーがたくさんいましたが、中でも日本人団体ツアーには必ず1組はいるようなおばさんグループが私に写真撮影を頼んできました。
女4人組のグループなのですが、この方々はこれから先この旅行記に何度も登場すると思いますので(笑)簡単に紹介しておきます。
彼女たちはツアー会社の旅行説明会で出会ったという、自称『4人姉妹』。
わかりやすく、年の順に姉妹設定でいきたいと思います。
長女:75歳。ツアーの中でも最年長。おっとり、ボーっとしていて一番にスられそう。
大量に現金を持ってきており、おみやげを見たら即座に買いたがる。
次女:4人の中の良心的存在。(笑)普通のおばあちゃん。長女の手をいつも引いてあげている。
三女:4人グループの代表として申し込んでいる。海外旅行によく行っているチャキチャキしたおばあちゃん。おしゃべり大好き。詮索好き。
四女:60歳。一番ちゃっかりしている。豪快。三女に引けをとらないくらいおしゃべり。
こんな顔ぶれ。とにかく4人揃うとうるさい。(笑)
たった一度、旅行説明会で出会っただけでよく一緒に旅行する気になるなぁ…と思いますが、おばさんたちには往々にして人と打ち解ける力があるんでしょうかねえ。
この時は三女から声をかけられ、写真を撮ってあげました。
「こんなおばさんたちから目つけられてごめんねぇ〜〜!」とゲラゲラ笑いながら頼まれました。(笑)
これからも面白くなりそうです。笑
(上)フランケンタールの街を出て、ハイデルベルクに向かう途中の車窓。
夜、同じところを通った時はビルや街の光がきれいでしたが、日のある時に見ると工場地帯のようですね。
(下)地面にはまだまだ雪が残っています。日が当たっても全然解ける気配がありません。 -
約50分で、ドイツ最古の大学がある街として有名なハイデルベルクに到着。
まずは山の上にあるハイデルベルク城から観光です。
(上)小高い山の上なので、ハイデルベルクの街並みが一望できます。
(下)バスを停めた小さな広場。雪がすごい。激寒い!!!
とにかく手がかじかんで、足も指の感覚がなく、1つの大きな塊のようになってます。 -
バスを停めた場所から城壁の門まで歩く間も、足元が氷と雪で滑りやすく、危ないです。
特に私みたいに上ばっかりに気を取られて写真を撮ってると、ずるっといきそうになります。
(上)手のひらを上に向けたような木の枝の上に雪がこんもりと乗っています。見慣れない風景ですね。
(下)ハイデルベルクの城壁。赤茶色のレンガ色です。 -
中に入るとお城の全体が見渡せます。
時計がついている一番目立つ建物は城門塔。
ドイツは多くの戦火に見舞われた国ですが、その中でも城門塔はハイデルベルク城の中で唯一助かった塔だそうです。
写真手前、今は雪で真っ白に覆われているのでわかりづらいですが、王がイギリスを懐かしむ妃のために作ってあげた英国風の庭があります。
春や夏には花でも咲くのでしょうか。そうなるときれいでしょうねえ…。 -
城壁のそばにはゲーテ記念碑があります。
ゲーテはハイデルベルクの街が好きだったそうで、生涯のうちに8度も訪れたそうです。
ゲーテは恋多き文豪としても知られていますが、この街でも恋人がいたそうで、当時66才のゲーテに対し16才の踊り子が恋人だったんだとか…。すご。 -
お城をぐるっと囲む城壁の上から見るハイデルベルクの街なみは本当に美しいです。
雪がかぶっているので白と赤茶ですっごくきれい。ニュルンベルクを思い出します。
写真の半分より少し上のところに川が流れていますが、ネッカー川といいます。ライン川の支流。 -
(上)お城の入り口から見える位置にある、エリザベスの門。
お妃の名前がエリザベスなのですが、フリードリッヒ5世が彼女を喜ばせるために一夜で作らせたという門です。
(下)上の写真は門の裏側で、この写真が表側。
一夜で作ったものなのでそこまで手のこんだものは作れなかったようですが、獅子の彫刻などが施されています。 -
外の説明が長くなりましたが、お城の中心部へ移動。
(上)城門塔の前に立っています。石橋の上ですが、昔は木の跳ね橋だったそうです。
(下)雪で真っ白ですが、いわゆるお堀です。ほんとに寒くて凍りそう。 -
城門塔。2人の巨人と、真ん中に獅子がいますが、獅子が持っていたとされる盾はフランス軍に持ち去られてしまったそうです。
確かに盾がはまっていたような跡は残っていますね。 -
(上)城門塔の中に入り、上を見上げるとトゲトゲが天井から突き出していました。
門を閉める時にくぐりそこなったら串刺しになりそう。。。
(下)扉についている鉄の輪。左側にひびが入っているのが見えると思います。
これは「魔女の噛み跡」と言われているひびで、王が「この鉄の輪を噛み切った者に城を与えよう」と言ったので次々にいろんな人が挑戦し、魔女と呼ばれていた人物がこれだけ噛んだ時についたと言われています。
ここまでひびを入れられる歯ってどんな頑丈な歯だ!!! -
城門塔を抜けると、広々とした場所に出ました。
(上)一番正面にものすごく豪華な建物が。フリードリッヒ館です。
代々の選帝侯の居住地で、壁には歴代の選帝侯の彫刻が並べられています。
フリードリッヒ館の右、少し背の低い細長い建物には日時計がついています。
(下)フリードリッヒ館を正面に見て、右にあるオットー・ハインリッヒ館。
少し見えづらくて申し訳ないですが、3段ある階の全部に彫刻が置かれていて、壮観。
オットー・ハインリッヒ館の地下は現在博物館になっています。 -
フリードリッヒ館の裏側に回ると、テラスからまたも美しいハイデルベルクの街が見えました。
(上)だんだん日が昇ってきて、街の家の壁が照らされ、オレンジに見えますね。うーん、絶景。
ネッカー川と、そこにかかるカール・テオドール橋がよく見えます。
(下)一番目立っている建物は聖霊教会。街の中心部に建っています。
82mの塔を持つので大きく感じられるんですね。 -
(上)フリードリッヒ館の裏側はこんな感じ。
表のように人物の彫刻はないけれど、獅子の頭の彫刻が何体も並べられています。
(下)これは足跡。ある日王様が狩りに出ている間に、王妃が若い愛人とイチャイチャしていたら、獲物が見つからなかった王が早く帰ってきたそうで、慌てて愛人が窓から飛び降りた時に出来た足跡だそうです。
この足跡にぴったりあてはまる足の人は浮気者なんだとか…笑。
どちらかというと女性サイズの小柄な足跡だったので、おばちゃんたちの中で「ちょうどいいわ!」と言っている方が何人もいらっしゃいました。(笑) -
外はあらかた見て回ったので、最後にフリードリッヒ館の中を見学しました。
カール・テオドールが作ったワインの大樽が見どころ。
暗いので、別の大樽の写真を載せていますが、これよりもっと大きな樽が置かれています。
樽の横には左右階段がついていて、樽の上にある踊り場に上がることも出来ました。 -
大樽の前の壁にはこんなものが。
左はカール・テオドールなどに仕えた道化師ペルケオの像。
右の四角い箱は、いたずら好きのペルケオが仕掛けたものだそうで、下に出ている棒を引っ張ると中からもふもふのキツネのしっぽが飛び出てくるという仕組み。
添乗員さんが茶目っ気たっぷりに引っ張るとぴょーんと目の前に飛び出てきて、当時の人もこんなふうにびっくりしたんだろうなぁという体験が出来ました。 -
お手洗いを済ませ、少し見て回るくらいの時間しか与えられなかったので、ゆっくりする間もなくバスへ。
名残惜しさを感じつつも途中で写真を撮りつつ、急いで戻りました。
(上)オットー・ハインリッヒ館。この写真の方が彫刻がそれぞれ並べられているのがわかりやすいですね。
(下)館の下に作られていた雪だるまを激写。ヨーロッパの雪は日本のものより水分が少なく、固まりにくいのによく作りましたねー。 -
バスで山を下り、今度はハイデルベルク旧市街を散策します。
最初に向かったのはカール・テオドール橋。上からもきれいに見えていましたね。
(上)7つの橋げたがあり、昔は木の橋だったのを石橋に作り替え、現在の姿になっています。
ハイデルベルクの街で最も古い橋です。
(下)橋の前の景色。聖霊教会の塔がぴょんと突き出ているのでわかりやすいです。 -
カール・テオドール橋の入り口にある門。
昔は夜、落とし格子の柵で防御施設として使われていたそうです。 -
(上)橋の上には橋の建設者、カール・テオドールの立派な彫刻が。
左の山の真ん中、通りの一本は哲学者の道と呼ばれており、ゲーテを含め多くの詩人や哲学者が物思いにふけりながら歩いたとされています。
(下)この位置から右を見るとハイデルベルク城が見えるのですが、逆光でよくわからなかったので載せてません。 -
これはサルの像。
変な顔で人々から笑われる像らしいですが、手に鏡を持っていますよね。
「自分の顔もよく見てみろ」という皮肉がこめられているそうです。(笑)
サルの顔の中には頭が入れられるようになっており、撮影スポットとして賑わっていました。 -
橋を離れ、マルクト広場へ。
聖霊教会はちょっと後回しにして、先に騎士の家「ツム・リッター」を外観だけ見学。
ルネッサンス様式で、様々な彫刻が施されている豪華な家。
荷を運んできた馬車がわざわざ荷を下ろさず済むよう、中まで馬車がそのまま入れるように、大きな入り口が作られているところからもその裕福さがわかります。
切り妻屋根の一番上にはゲオルグという騎士の胸像があるので、「騎士の家」と呼ばれているそうです。
現在はホテルやレストランとして使われているそうです。 -
騎士の家から右折し、ハイデルベルクの大通りを歩き、有名な大学前へ。
(上)旧校舎。現在は博物館として使われています。
ハイデルベルク大学は1368年創立で、1年目から500人以上の学生が集まったそうです。
(下)白い建物が今使われている校舎。
ハイデルベルク大学からは13人ものノーベル学者が輩出されているので、ドイツ最古の大学というだけで有名なわけではないんですね。
日本からも留学生が来ているそうです。 -
少し歩いて、旧校舎の裏の建物へ行きました。
これは学生牢。学生は当時治外法権が適用されていたので、悪いことをした学生は大学が取り締まっていました。
で、そんな学生が入れられたのがこの学生牢。当時のまま残っているそうです。
この学生牢に入ることは一種のステータスだったそうで、学生牢は「グランドホテル」、お手洗いなどは「玉座」と呼んでみんな入りたがったというお話。面白いですね。 -
大学生の生活に少し触れた後は再びマルクト広場へ。
(上)聖霊教会。カトリックの教会として作られたのですが、王が途中でプロテスタントに改宗したため、内陣をプロテスタント式に
変更したものの、後ほどまたカトリックに戻ったので少しだけカトリックに作り替えたという複雑な経緯を持つ教会です。
カトリック→プロテスタント→カトリックと作り替えられたので、両方の様式が混在して残っている特殊な教会なんだとか。
教会の下にはお店が軒を連ねており、教会の下にお店が隣接するのも珍しいんだそうです。
確かに他の教会ではあまり見かけませんね。
(下)マルクト広場の様子。名前の通り、日によってはマーケットがたち、野菜や果物などが買えます。
右の建物は市庁舎。バロック様式の建物だそうです。 -
この後メインの通りで、日曜は開いていないはずの免税店が偶然開いていたので、そこによって少し買い物をしました。
添乗員さんも結構時間を取って下さったので、細々したものをお土産で購入できて良かったです。
免税店に立ち寄った後はバスへ。
(上)ハイデルベルク城が下からきれいに見えています。
(下)ネッカー川に貨物船のような長〜い船がやってきたのでパシャリ。
ハイデルベルクの街は本当に美しく、雪のせいで極寒だったものの、そのおかげで更に美しく見えました。
ドイツには雪の降る季節にしか来たことがありませんが、街並みに雪が似合いますね。
添乗員さんがきちんと勉強して来られていたので説明もわかりやすかったし、建物についての知識も深まったし、ハイデルベルクは私の中で好印象の都市になりました。
午後はローテンブルク観光です。
2日目 その2へつづく
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