2009/12/23 - 2010/01/02
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ヌールッディーンさん
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台北という都市の歴史的展開の中では比較的早く発展した地域の一つである大稲埕は、台湾北部の茶や樟脳などを淡水河から輸出する際の集積地でした。
そのため茶行などの建てた洋館が立ち並ぶ町並みが形成されましたが、淡水河の水深が浅くなり、基隆港が整備されることなどによって交通の要衝としての意味を失っていったため、当時の町並みが比較的保存されることになったようです。
単に洋風建築だけでなく、閩南風の小さな家も混じっているとのことで、そうした点に台湾の多元的な社会のあり方が垣間見えるようにも思われます。
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ブロークンペディメントが特徴的なセブンイレブン。
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角の建物はぺディメントがなかなか立派な感じ。
一軒ずつの建物は幅が狭く、奥行きが深くなっているのは、明治時代頃までの日本の街と同じかもしれません。
中国では現在も商店の並び方はこれに近いことが多いようにも思えますが。 -
奥行き方向が比較的良く見える建物。
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台北探索館にて。
迪化街の茶行の家屋の仕組み。左側が道路に面したところであり、そこから3軒分の奥行きがあり、各棟の二階は倉庫であり、奥の棟は住居等として使用されている。 -
台北探索館にて。
迪化街の茶行の模型。 -
この竹の形には何か象徴的な意味があったはずですが、忘れました…。
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洋館に混じってたまに閩南風の小さな家も見かけます。
ここだけでなく他の地域でも廃屋になった閩南式の家があったことなどから考えると、この様式はもうあまり建てられておらず、失われる過程にあるのかもしれません。 -
茶行で財を成した李春生が建てた李春生紀念教会。
ファサードが顔になっています。 -
陳天来宅(錦記茶行)
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陳天来宅(錦記茶行)
確かこれは鼠が登ってこれないようにするための段差だったかな。 -
貝殻風の模様はスペインや地中海世界でしばしば見られるけれども、バロック的なデザインが入ってきたものか?
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柱の装飾がなかなかインパクトがある。
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怡和台商行
日本語読みの「IWATAI」という表記が残っています。
窓は縦開き。窓の前についている装飾的な金属部品は歴史主義建築の時代より後のものという感じ。アールヌーボーほど曲線的ではなく、また、あれほどの装飾性はないけれどもそれに通じるものを感じさせられます。 -
赤レンガと白の組み合わせは辰野式を思い起こさせる。
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歴史主義的なデザインとアールヌーボーの時期以降の鉄の利用が入り混じっている感じ?
ファサードが曲線的になっているところなどはバロック風か。 -
葉宅。
個人の邸宅とは思えない規模と豪華さに驚きます。 -
大稲埕台湾基督長老教会。
「台湾茶葉の父」と言われる李春生の寄付により1915年に創建された教会堂。内部は改修されています。また、奥に見える高いビルは新しい建物。 -
私立天主教静修女子中学校
1916年創立の名門中学らしい。
窓がゴシック様式風の尖塔アーチになっているのが特徴の一つ。
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