2009/12/23 - 2010/01/02
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ヌールッディーンさん
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年末年始に11日間(実質9日間)の日程で台湾へ。
台湾旅行というと3泊4日くらいのパックツアーで行かれる方が多いと思いますが、「定番スポット以外の場所」を中心に紹介していきます。
まずは国立台湾大学から。
【今回の旅程】
12月23日 移動日(台北へ)
12月24日 国立台湾大学、中正紀念堂
12月25日 総統府、228和平公園(228紀念館)、国立台湾博物館、台湾故事館
12月26日 龍山寺、中山堂、西門町、北門、大稲テイ(迪化街)、寧夏夜市
12月27日 淡水一日ツアー(老街、偕医館、淡水礼拝堂、清末期淡水関税務司官邸(小白宮)、淡江中学(淡水中学校八角塔、淡水女学校)、真理大学、紅毛城、旧英国領事館)。夜は台北市内に戻り西門町の「オタクビル」萬年百貨。
12月28日 台南へ。天壇、赤楼、孔子廟、城隍廟、大東門
12月29日 安平古堡、徳記洋行、東興洋行、(運河博物館)、安平カキ灰窯文化館、林黙娘公園、億載金城、神農街
12月30日 延平郡王祠、国立台湾文学館、国立成功大学。台北へ戻る。
12月31日 立法院、監察院、台北探索館、国父紀念館、誠品書店信義店、台北101の花火
1月1日 順益台湾原住民博物館、新北投(北投温泉博物館、地熱谷)、台北当代芸術館
1月2日 帰国
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- エバー航空
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-
キャンパスの地図。
台湾大学で見逃せないスポットはメインストリートである「椰林大道ROYAL PALM BLVD.」とその突き当たりにある「新図書館」、メインストリート沿いにある「傳鐘」と日本時代の建物である旧図書館を利用した「校史館」、少し外れにある中国風の庭園「酔月湖」といったところでしょうか。
他にも小福、小小福という大学生協のような売店では大学農場で作られたパンなどが売られていたり、新図書館の左側に学生食堂があり、学生たちの活気が感じられます。
また、日本統治時代に建てられた古い建物が散在しており、亜熱帯の椰子の木と古いレンガ造りの建築がかもし出す独特の雰囲気が魅力です。 -
キャンパスセキュリティ(駐衛警察隊)の交番みたいなものらしい。
結構古い建物で日本風な感じ。台湾大学は1928年創立の台北高校と台北帝国大学が前身なので、日本統治時代の建物が随所に残っています。これもその一つかも。 -
記憶が少しあいまいになっていますが、ここは確か「小小福」という小さな売店があった建物だったような気がします。
日よけのための大きく張り出した屋根、屋根が4方に分かれていることなどは東南アジアに広く分布する植民地建築の様式を彷彿させるものがあります。 -
小小福や小福という売店で売られている台湾大学で作られたパン。
これらの他にもCoCo壱番屋やコンビニ、ファーストフード店などがあり、日本の大学の学内と比べると、かなり商業化されているような印象でした。 -
行政大楼の正面。
行政大楼というのは、大学の事務所が置かれているビルのことですが、コリント式の柱がある権威を感じさせる堂々たる建物で、私的には結構お気に入りです。
写真は逆行が強すぎてイマイチですが…。 -
大学の精神的象徴「傳鐘」
傳斯年という第4代学長が大学の基礎を創ったことを記念して創られた鐘。
「一天只有二十一小時、剰下三小時是用来沉思的(一日にあるのは21時間だけであり、残った3時間は思索にふけることに使うものである)」という傳斯年の言葉に基づき、毎時21回鳴らされるんだったかな。
この辺は現地の友達に中国語で説明してもらったので、理解するのがちょっと大変で、忘れてしまいましたorz。後日、聞きなおして書き直したいです。 -
大学の建物内に潜入!?
日本時代の建物は当時の公共建築でよく用いられた「日」の字型のプランになっていました。(ちなみに、この形は日本に限ったものではありません。)これはその中庭部分の景色です。 -
校史館(旧図書館)の正面入口。
この部分は1930年に建てられた部分です。その後、5回にわたる拡張工事が行われて現在に至っています。
キャンパスには他にもいくつかの博物館がありますが、いずれも専門的な研究の成果などの展示のようなので今回は見てきませんでした。時間もなかったので。
ここでは大学の沿革や建学の精神など、一般的な事柄が紹介されているので、台湾大学を見学する際には必見のスポットだと思います。
ちなみに、校訓は傳斯年学長が1949年の訓示で語ったという「敦品励学愛国愛人(篤実で、学に励み、国を愛し、人を愛す)」で、建学の精神は「この大学を宇宙に捧げる」だそうです。これは「宇宙の精神」というスピノザの言葉を引用して、宇宙の一切の永久不変の真理を追究することを目的としているのだそうです。
建学の精神は、時局や世相が如何に変わろうとも不変の真理を求めることを説いているのですが、皮肉なことに台湾大学の歴史は必ずしもその理想を貫くことができなかったことが、この博物館の展示からもわかります。戒厳令が敷かれていた時代に、独裁政権であった国民党系の学者によって政治学系や哲学系が運営されるという事件があったからです。
しかし、そうした過去があるからこそ、この精神を説き続ける必要があるように思います。 -
椰林大道。台湾大学のメインストリートです。突き当たりに新図書館があります。
南国の雰囲気が漂っていて、良い感じです。 -
新図書館。
結婚式の記念写真の撮影が行われていました。
レンガ造りの伝統的な建物に見えますが、結構新しいようです。 -
新図書館。堂々たる正面。
私が見た限りでの台湾大学の建物の外見的な特徴は、ギザギザした表面のレンガでコーティングされていること、屋根が三角形の形状をしていること、ファサードの最上部にアーチ型の装飾が並んでいることも多いことなど。
図書館内部はパスポートがあれば(荷物をロッカーに預けて)入館できるようでした。中に入ってみると蔵書は中国語だけでなく、日本語や英語の本も中国語の本と同じ棚に沢山並べられていて興味深かったです。日本の文学では夏目漱石とかが結構多かったかも。 -
台湾大学で私が一番気に入っている景色がこれ。台北101が遠くに見えます。
どこかの学部の建物の奥に抜けたところから撮影。 -
台湾大学の正門。
意外と小さいという印象。ここから奥に入って、メインストリートが斜め右方向に走っています。
この近辺は大学周辺だけあって本屋さんや古本屋(二手書店)さんが多いエリア。台湾では日本と違い普通の本屋でも15%程度の割引は普通に行われているので、絶版になったような古い本を探すとき以外は、あまり古本屋は使わないとある台湾人の友人が言っていました。 -
キャンパスとは離れて、市街中心部にある台湾大学付属医院。
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