2009/11/01 - 2009/11/01
364位(同エリア446件中)
ソフィさん
2009年11月01日(日)
東海北陸自動車道、福光インターを下り、南に進んで小矢部川の水源に向かい、まっすぐ進んで小さな峠を越えれば庄川の流域に入る。
目指す五箇山は、目の前にある。
五箇山と白川郷は、1995年日本で四番目にユネスコの文化世界遺産に登録されて、一層の注目を浴びることになった。
「世界遺産」とは、「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」(1972年ユネスコ総会で採択、1975年発効)に基づき登録された、遺跡、景観そして自然など、人類が共有すべき「目立った普遍的価値」を持つ、不動産を指す。
1960年代アスワン・ハイ・ダムにおける、遺跡の水没救済キャンペーンが出発点だった。
第一回登録は1978年、イエローストーン(アメリカ)、ガラパゴス(エクアドル)など12件(自然遺産4件、文化遺産8件)である。
日本は先進国で一番遅れて、1992年に批准。
文化遺産の登録は、法隆寺(1993年)、姫路城(1993年)が最初で、京都(1994年)が次ぎ、そして四番目の文化遺産として白川郷・五箇山の合掌造り集落(1995年)と、合掌造りの登録順番は非常に早かった。
その頃「ユネスコ世界遺産」に対する世間の評価が判っておらず、アレヨアレヨの登録だったらしい。
五箇山集落の出発は、倶利伽羅の合戦(1183年)と伝えられる。
合戦に敗れた平家の落人たちがやって来て、この地に住み着いた。
私の祖先は倶利伽羅の合戦で源氏方であったから、ここの住人とはかつて敵・味方であり、ともに戦いが転機となり、隣り合って農民暮らしに転じたことになる。
そのように考えてここに住む人たちを眺めると、仲間意識が芽生えて妙に懐かしい。
案内をして下さった人は、村に住んでおられる方らしい。
案内の内容はわれわれの知りたいことを明快に説明するだけでなく、土地や歴史に対する愛情や誇りが感じられ、すがすがしい気持ちになる。
観光客の扱いもうまくシステム化が進んでいるらしく、説明、記念写真、現地案内と流れが良くて無駄がない。
これまでの私は、「日本の観光従事者は客の気持ちを掴めていない」と、不満を持っていたが、そろそろ見方を変えなければならないようだ。
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五箇山のガイドさん
どこかで会ったことのあるような
親しみを感じる -
五箇山をめぐる山々
昔この地に流された流刑人たちは
この山を毎日眺めながら
故郷を思ったのだろう -
大きな屋根を村中で吹き替えている
壮大な写真のコピー -
世界遺産の石碑
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五箇山の説明を聞く
旅行仲間たち -
日本の典型的風景を思わせる
五箇山の景色 -
五箇山の合掌式建物
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どこか懐かしい
五箇山の田舎風景 -
ゆっくりスケッチしたい
五箇山の寸景 -
五箇山に咲く
野菊 -
五箇山の典型的風景
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五箇山は藩から頼まれ
流刑者を養う産業に生きていた
力が入るガイドさんの説明 -
木々に囲まれた
合掌造り -
アジサイが
乾燥花で残っている -
野趣に満ちた
とある
民宿の入口 -
合掌式建築の
典型的な一表情
五箇山 -
この合掌式建築は
どっしりと構えて見える -
合掌式には
ススキがよく似合う -
五箇山の
とある庭先の表情 -
思わず買って齧りたくなる
五箇山かぶら -
いろいろな
緑が美しい
五箇山寸景 -
秋の陽に照らされた
五箇山寸景 -
茅葺屋根を背景にした
緑の鮮やかさに
思わずパチリ -
茅葺屋根に映る
紅葉 -
合掌式が並んだ
村の道 -
五箇山寸景
-
五箇山の
表情 -
井戸には
かなりの水圧がかかっている -
山里の
秋の彩り -
とある軒先の
不思議な表情
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