2009/11/01 - 2009/11/01
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ソフィさん
2009年11月01日(日)
金沢グランドホテルを定刻前に出発したバスは、好奇心に満ちた元フランス政府招待留学生たちを乗せて金沢東インターより北陸自動車道に入り、小矢部・砺波ジャンクションから福光インターに向かう。
この辺りは、私の父祖の地なのだ。
そもそも先祖がこの地に定着したきっかけは、倶利伽羅の合戦(1183年)で傷を負ったことと考えられるから、800年を超える縁である。
金沢から県境を越えて富山に至る北陸自動車道のルートは、明治の中ごろ私の祖父片瀬茂三郎が北陸本線を誘致すべく、自らの手と足で測量・設計し、国に提案したルートである。
小矢部東インターを出たところにある下中の祭礼を飾る大幟は、父茂久の中学生時代の筆とされていた。
父は1908年創設された富山県立砺波中学校第一期生として15歳という高齢で入学し、体力と知力で傑出し、トップで卒業したようだ。
生前彼は口癖のように「トップにはなるな」を繰り返していたが、彼が歩んだ人生のほろ苦さを感じさせる言葉だった。
小矢部市を「メルヘンの町」へとクリエートした松本正雄元市長は、父の中学校の後輩であり、私の高等学校(旧制第四高等学校)の先輩である。
私も市長だった松本市長に請われ、本籍地の菩提寺、本叡寺境内に、市長自らの碑文になる「八講田(はっこうでん)由来碑」を建立した。
村の文化を末永く引き継ぎ、より進んだ次への歩みを刻むためである。
やがてバスは南砺市に入り、福光インターを下りれば、目指す五箇山は近い。
福光インターは小矢部川の流域だが、小さな尾根を一つ越えれば、五箇山のある庄川流域に達する。
富山県には日本アルプスに発し、日本海まで流れ込む川の豊かさが目立つ。
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