2009/10/24 - 2009/11/12
5439位(同エリア6027件中)
阿部和璧さん
予定より公開が遅れてしまった後編ですが、続いていきます。
真剣に見出すと、体力的疲れが見えてくるこの辺り。足と頭に
来る疲れを個人的には美術疲れと呼んでいます。さあ気を取り
直して、次は東大寺関係の展示。
西新館南側の館内に3つに分けて展示されているのが東大寺関係
の展示。その最初となるのが「供養具と献物几・献物箱」。後半
の山場となるこの展示で、特に目を引くのは金銀花盤。花形をし
たこの銀盤の中央には想像上の動物・花鹿が描かれており、裏か
ら打ち出されたものとは思えない精巧さを持つ。サイズ61・5
センチという大きさは唐代銀器最大級。
他にも枯れたピンク色と金色が残った漆彩絵花形皿。優れた柄の
色彩とその先の獅子細工が見事な白銅柄香炉など優品が揃ってい
る。また東大寺の諸仏に様々な献物をする時、入れ物として使用
した箱も単なる箱とあなどれない。沈香木画箱は幾つもの貴重な
香木と金使い、見事な装飾施した箱。蓋の上に初期の山水図が描
かれた黒柿蘇芳染金銀山水絵箱は、東洋で発展したこの画題の資
料としても貴重な存在。
陳列数は決して多くないが、充実した内容を持った今年の正倉院
展。残す2つの区分は、貴重な紙を再利用したために残った諸国
の戸籍や税に関する「文書」。そして光明皇后と称徳天皇の発願
により写経された2つの経典を含む「聖語蔵の経巻」。これら全
ては宮内庁管轄でなければ国宝級の文化的、資料的価値を持つも
のだけに、じっくりと鑑賞したい。
明治期、皇室に献納されるまで正倉院の宝物を保管していた東大
寺。平重衡の兵火や千年以上という年月の間、宝物を守り続けて
これたのは、一重に聖武天皇が発願し、民衆の力を結集して作ら
れた国宝・東大寺盧舎那仏(大仏)に対する信仰お陰だろう。
奈良国立博物館第61回正倉院展 a href="http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2009toku/shosoin/shosoin_index.html
前編へhttp://4travel.jp/traveler/abekaheki/album/10392425/
文化ブログよりhttp://abekaheki.blog72.fc2.com/
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