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南仏プロヴァンスと英コッツウォルズをめぐる14日間の旅(13)   5月19日(火)<br /><br /><br />バスターミナルでロンドン・コーチステーションへ向かうバスを待っていると、ヒ<br />ースロー行きのバスがやって来た。往復割引を活用するため、チェルトナム−ロン<br />ドン−ヒースローと乗り継ぐ予定だった。2枚のバウチャーを提示して、乗れない<br />か交渉した。<br /><br />オーケーだという・・・嬉。このケース、日本ではどうだろう。<br /><br />海外を旅しているといつも実感するのは、日本と日本人のすばらしさだ。おそまつ<br />な行政が社会と風景を殺伐としたものにしつづけているとはいえ、日本人の多くが<br />今もたいせつにしている気配りのようなものが、モノやサービスの細部にいたるま<br />で、さらに人格そのものにも活きている気がする。<br /><br />あまりに早く空港に着いてしまったので、JALのカウンターでひとつ前の便に変更<br />してもらうことにする。海外での会話は妻の担当で、私はとても無口になる(笑)。<br />ここも彼女に任せてしまった。日本人スタッフなのに・・・爆。<br /><br />行く先々で土産物をゲットしつづける妻とは異なり、いつも帰りの空港頼み(汗)の<br />私には、ヒースローのショップはちょっと残念な状態だった。ハロッズ ファンな<br />らば少しは救われるかもしれないが・・・過去最悪だろうか。マルセイユ・プロヴ<br />ァンス空港の片隅にあった小さなショップのほうが、ずっとチャーミングな品ぞろ<br />えだった。<br /><br />翌20日午後0時20分、成田着。スーツケースは、アメックスの「手荷物無料宅配サ<br />ービス」に。プラチナカードなら1人2つまで、翌日には届く。手軽になったものだ。<br />さて、次はどこへ行こう──。(この項おわり)

旅先で、日本を思う。

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2009/05/07 - 2009/05/20

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四月の旅人

四月の旅人さん

南仏プロヴァンスと英コッツウォルズをめぐる14日間の旅(13)   5月19日(火)


バスターミナルでロンドン・コーチステーションへ向かうバスを待っていると、ヒ
ースロー行きのバスがやって来た。往復割引を活用するため、チェルトナム−ロン
ドン−ヒースローと乗り継ぐ予定だった。2枚のバウチャーを提示して、乗れない
か交渉した。

オーケーだという・・・嬉。このケース、日本ではどうだろう。

海外を旅しているといつも実感するのは、日本と日本人のすばらしさだ。おそまつ
な行政が社会と風景を殺伐としたものにしつづけているとはいえ、日本人の多くが
今もたいせつにしている気配りのようなものが、モノやサービスの細部にいたるま
で、さらに人格そのものにも活きている気がする。

あまりに早く空港に着いてしまったので、JALのカウンターでひとつ前の便に変更
してもらうことにする。海外での会話は妻の担当で、私はとても無口になる(笑)。
ここも彼女に任せてしまった。日本人スタッフなのに・・・爆。

行く先々で土産物をゲットしつづける妻とは異なり、いつも帰りの空港頼み(汗)の
私には、ヒースローのショップはちょっと残念な状態だった。ハロッズ ファンな
らば少しは救われるかもしれないが・・・過去最悪だろうか。マルセイユ・プロヴ
ァンス空港の片隅にあった小さなショップのほうが、ずっとチャーミングな品ぞろ
えだった。

翌20日午後0時20分、成田着。スーツケースは、アメックスの「手荷物無料宅配サ
ービス」に。プラチナカードなら1人2つまで、翌日には届く。手軽になったものだ。
さて、次はどこへ行こう──。(この項おわり)

同行者
カップル・夫婦
交通手段
高速・路線バス
航空会社
JAL

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  • Cheltenham<br /><br /><br />グロスターの鉄道駅でSLの撮影を終え(「Steam Locomotive を<br />待ちながら。」)チェルトナムへ戻るバスを待っていると、雨は激<br />しさを増していく。同じ列に並んでいた地元の老婦人が、妻の鮮や<br />かな色合いの傘をほめてくれた。そして、晴れたかと思うといきな<br />り降り出す雨について、こう教えられた。<br /><br />「エイプリル・シャワーっていうのよ」<br /><br />“筋金入りの晴れ男” である。だから、旅に傘は不要だ。降られた記<br />憶も、ほとんどない。しかし、今回の旅では・・・ロンドンまでは<br />何とかしのいだが、ここコッツウォルズに到着してからはどうしよ<br />うもない。最終日のドライヴは豪雨のため、途中でひき返した。<br /><br />老婦人の思わせぶりな語り口から、何か特別な含意がありそうな気<br />がした。が、どうやら文字通り「4月に降るにわか雨」くらいの意<br />味らしい。コッツウォルズでは、それが5月にも降る。そんな中、<br />英国人の大半は傘も持たずに歩いていく。<br /><br />ふと見ると、老婦人はちゃっかり妻の傘の下におさまっていた。<br /><br />フランク・ロイド・ライトは1926〜27年に「リバティ」誌の表紙<br />をまかされた際、そのデザインのひとつを「April Shower」(こちら<br />を参照)と名づけている。あまりに先鋭だったため、採用されなか<br />ったようだが。

    Cheltenham


    グロスターの鉄道駅でSLの撮影を終え(「Steam Locomotive を
    待ちながら。」)チェルトナムへ戻るバスを待っていると、雨は激
    しさを増していく。同じ列に並んでいた地元の老婦人が、妻の鮮や
    かな色合いの傘をほめてくれた。そして、晴れたかと思うといきな
    り降り出す雨について、こう教えられた。

    「エイプリル・シャワーっていうのよ」

    “筋金入りの晴れ男” である。だから、旅に傘は不要だ。降られた記
    憶も、ほとんどない。しかし、今回の旅では・・・ロンドンまでは
    何とかしのいだが、ここコッツウォルズに到着してからはどうしよ
    うもない。最終日のドライヴは豪雨のため、途中でひき返した。

    老婦人の思わせぶりな語り口から、何か特別な含意がありそうな気
    がした。が、どうやら文字通り「4月に降るにわか雨」くらいの意
    味らしい。コッツウォルズでは、それが5月にも降る。そんな中、
    英国人の大半は傘も持たずに歩いていく。

    ふと見ると、老婦人はちゃっかり妻の傘の下におさまっていた。

    フランク・ロイド・ライトは1926〜27年に「リバティ」誌の表紙
    をまかされた際、そのデザインのひとつを「April Shower」(こちら
    を参照)と名づけている。あまりに先鋭だったため、採用されなか
    ったようだが。

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