2009/05/07 - 2009/05/20
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南仏プロヴァンスと英コッツウォルズをめぐる14日間の旅(12) 5月18日(月)
ホリデイ・インのすぐそばにある「Enterprise」というショップでクルマを借りた。
旅の最終日、四半世紀ぶりに海外を走る。
予定では昨日と今日の2日間、レンタルするつもりだった。土曜日、グロスターか
らの帰途にインフォメーションで訊ねると、チェルトナム(6店)とグロスター(3
店)にあるレンタカーショップの連絡先を渡される。9店のうちこの日営業してい
るのは3店舗のみ、すでに営業時間は終わっていた。日曜は全店が定休日。
週末は、バスの運行本数も少ないので注意。
車種はヴォクスホールのコルサ(日本名オペル・ヴィータ)、料金は1日35.39ポン
ド(約5600円)。2階建てバスの2階最前列に座って、シミュレーションは済んで
いる(汗)。信号のない交差点──ラウンドアバウトでは、右側からの車両が優先。
ひとつだけ問題があった。AT車がない。こちらも四半世紀ぶり、マニュアル車を
運転することになった。だ、だいじょうぶ、だろうか・・・笑。
ショップの前のスウィンドン・ロードを東へ、まずは“コッツウォルズのヴェネツ
ィア”と称されるボートン・オン・ザ・ウォーターをめざす。シェイクスピアの生
家のあるストラトフォード・アポン・エイヴォンにも行きたい。いざ、蜂蜜色の丘
を越えて・・・と、いきなりエンスト(汗)。身体がかつての記憶をとり戻すまで、
少しばかり時間がかかりそうだ。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー
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Bourton-on-the-Water
チェルトナムから慣れない道(A40 − A429)とマニュアル車でも
(汗)40分ほど、ボートン・オン・ザ・ウォーターにたどり着く。200
台以上収容できる駐車場は街の入口、ガスステーションとCVS風の
ショップ、トイレが併設されている。
走り出してすぐにガソリンメーターがEを指していることに気づく。
日本では考えられないが・・・仕方なく、途中で給油。セルフスタ
ンドに少しばかり緊張しつつ、20ℓで約3350円。まぁ、勉強には
なるなぁ。
街の中心をウインドラッシュ川のせせらぎが流れるボートン・オン
・ザ・ウォーターは、しばしば “コッツウォルズのヴェネツィア”
などと称される。しかし、眼前に広がる街並みは、そんなフレーズ
からイメージされるものとは全く違う。水辺にライムストーンの瀟
洒な建物が連なるさまは、どこか記憶の奥に残る原風景さえ呼び覚
ます。
兎追いしかの山
小鮒釣りしかの川・・・かな。
その楚々とした美しさは、わが幼少期を過ごした北多摩郡狛江町=
当時=などとは比ぶべくもないのだが。
街を9分の1のスケールで再現したモデル・ヴィレッジや500種以上
の野鳥とふれ合えるバードランドなど見どころも少なくないが、た
だ街を散策するだけでも十分に楽しめる。「おとうさん、そろそろ
行くわよ」・・・! 日本のおばさま方の行動範囲は、想像をはる
かに超える(笑)。 -
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Picturesque Gallery @ Bourton-on-the-Water
英コッツウォルズで最も可憐な街のひとつ──ボートン・オン・ザ
・ウォーターにある、小さくてチャーミングなアートショップ。な
ぜかチャップリンの看板が店先に立っている(笑)。
店内には、コッツウォルズの四季やライムストーンの家並みを描い
た大小さまざまなサイズの水彩画を中心に、木彫りのアクセサリー
やシンプルなデザインのポッタリー、ポストカードなどがところ狭
しと並ぶ。地元アーティストのオリジナル作品のみを扱っている。
ボートン・オン・ザ・ウォーターを訪れたら、どうしても何か記念
に買って帰りたくなる。
というわけで、春夏秋冬の風景が描かれた13㎝ × 13㎝というミニ
サイズのものを1枚ずつ購入して、壁にかけてみた。ユーズドフレ
ームのたたずまいも悪くない。リビングの一角から、蜂蜜色の静か
な街並みとウインドラッシュ川のせせらぎの音がよみがえる、かも
しれない。 -
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Stratford-upon-Avon
ウィリアム・シェイクスピアは1564年、コッツウォルズ北端に位
置するストラトフォード・アポン・エイヴォン(※リンク先は音が
出ます)で生まれた。当時のたたずまいを今もとどめる街にはゆか
りのスポットが数多く残り、ファン必見の地となっている。
街の中心ヘンリー・ストリートに生家=写真=、洗礼を受け埋葬さ
れたホーリー・トリニティ教会、長女スザンナの夫ジョン・ホール
の家ホールズ・クロフト。シェイクスピアが晩年を過ごしたニュー
・プレイスは、このふたりの娘──彼にとっては孫娘となるエリザ
ベスの夫、トーマス・ナッシュの家の敷地内にあった。
郊外には、妻アン・ハサウェイが結婚まで住んでいた家や、母メア
リー・アーデンが父ジョンと結婚するまで住んでいた家が残ってい
る。とくに、アンのコテージと周囲の庭園の美しさは名高く、古き
佳きイングランドを彷彿とさせるものとして多くの芸術家たちに愛
されてきた。
さらに、シェイクスピアの生涯と作品を “体験” できるシェイクス
ペリエンスというアミューズメント施設もある。そして、ここは
1870年創立のロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)の
本拠地だ。エイヴォン河畔には3つの劇場が並び建つ。
現在、晩年のロマンス劇「冬物語」の公演中。主人公のシチリア王
リオンディーズの妻の名はハーマイオニ・・・そう、エマ・ワトソ
ン演じる、ハリーの同級生と同じ名だ。「秘密の部屋」で彼女が石
になるのは、この戯曲に因んでいる。 -
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