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南仏プロヴァンスと英コッツウォルズをめぐる14日間の旅(11)   5月17日(日)<br /><br /><br />パンに、カフェオレ──欧州の朝食は、いたってシンプルだ。日本のように、食卓<br />にバラエティをもとめない。<br /><br />ホテルでは、これに生ハムやチーズ、ヨーグルトのように火を通していないメニュ<br />ー(コールド・ミール)を加えて提供する。これが、いわゆるコンチネンタル・ブ<br />レックファースト。ここホリデイ・インも、ロンドンのメルボーンハウスもこのス<br />タイルだった。<br /><br />これでは寂しいので、フランスの小・中学生は学校にお菓子を持っていくことが認<br />められている。午前中に、それを食べるための長めの休み時間もある。そして、昼<br />──。南仏では、大人も子どもも自宅に帰って、たっぷり2時間かけて食事をする。<br />クルマで通っているケースが多いので、親たちが順に近所の子どもをまとめてピッ<br />クアップしてくるのだという。<br /><br />さて、コールド・ミールでもいっこうに構わないのだが、外気温10℃以下の朝、<br />レストランのエアコンはなぜ “冷房” に設定されているのだろう。<br /><br />南仏のTERの車内はひとまず置くとして、この時期(5月中旬)、最高気温15℃程<br />度の英国でもバス、地下鉄、レストラン、カフェ、ミュージアム・・・人が集まる<br />ところは、どこも冷房が効いている。欧州の方がたの大半は、ひどい暑がりなのだ<br />ろうか。街なかでは毛皮のコートを着た人の脇を、Tシャツ1枚の人が行き過ぎると<br />いうような光景をしばしば目にした。<br /><br />街なかといえば、07年の暮れに旅したオランダで喫煙マナーの悪さを指摘したこ<br />とがある。それは直近に出かけたパリや、ほとんどタバコを吸う人を見かけないヴ<br />ィクトリアなどと比べれば、ということだった。というより、欧米はどこもきちん<br />としているものだと思っていた。<br /><br />違った・・・。<br /><br />南仏でもロンドンでもコッツウォルズでも、歩きタバコは平然と行われ、吸い殻は<br />ポイ捨て。新宿のほうが、はるかにましだ。なまじ灰皿のあるところで吸っていた<br />りすると、見知らぬ人からねだられる。日本なら340円のジタンがこちらでは5.5<br />ユーロ(約740円)もするのだ──が、旅先だからか、なかなか断りにくい(汗)。<br /><br />ちなみに、コンチネンタル・ブレックファーストに火を通したソーセージやハム、<br />ベーコン、スクランブルエッグなど温かいメニュー(ホット・ミール)が加わると、<br />アメリカン・ブレックファーストとなる。温野菜やフレンチフライなど、サイド・<br />ディッシュがつくことが多い。太る、わけだ(笑)。<br /><br />いま思えば、ビュッフェ・スタイルで和洋中とそろっていたヴェネツィアのホテル<br />の朝食は驚異的だった。しかし、もっと驚かされたのは、コリアンの団体客がダン<br />ボールでその場に持ち込んでいたカップラーメンだ。そう、「辛」。全員がドリン<br />クバーでお湯をそそいで、3分?待って食べていた。おいおい。<br /><br />写真は、リュベロンの農家レストランで供されたヤギのチーズ。

欧州の朝食をめぐる2、3の事柄。

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2009/05/07 - 2009/05/20

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四月の旅人

四月の旅人さん

南仏プロヴァンスと英コッツウォルズをめぐる14日間の旅(11)   5月17日(日)


パンに、カフェオレ──欧州の朝食は、いたってシンプルだ。日本のように、食卓
にバラエティをもとめない。

ホテルでは、これに生ハムやチーズ、ヨーグルトのように火を通していないメニュ
ー(コールド・ミール)を加えて提供する。これが、いわゆるコンチネンタル・ブ
レックファースト。ここホリデイ・インも、ロンドンのメルボーンハウスもこのス
タイルだった。

これでは寂しいので、フランスの小・中学生は学校にお菓子を持っていくことが認
められている。午前中に、それを食べるための長めの休み時間もある。そして、昼
──。南仏では、大人も子どもも自宅に帰って、たっぷり2時間かけて食事をする。
クルマで通っているケースが多いので、親たちが順に近所の子どもをまとめてピッ
クアップしてくるのだという。

さて、コールド・ミールでもいっこうに構わないのだが、外気温10℃以下の朝、
レストランのエアコンはなぜ “冷房” に設定されているのだろう。

南仏のTERの車内はひとまず置くとして、この時期(5月中旬)、最高気温15℃程
度の英国でもバス、地下鉄、レストラン、カフェ、ミュージアム・・・人が集まる
ところは、どこも冷房が効いている。欧州の方がたの大半は、ひどい暑がりなのだ
ろうか。街なかでは毛皮のコートを着た人の脇を、Tシャツ1枚の人が行き過ぎると
いうような光景をしばしば目にした。

街なかといえば、07年の暮れに旅したオランダで喫煙マナーの悪さを指摘したこ
とがある。それは直近に出かけたパリや、ほとんどタバコを吸う人を見かけないヴ
ィクトリアなどと比べれば、ということだった。というより、欧米はどこもきちん
としているものだと思っていた。

違った・・・。

南仏でもロンドンでもコッツウォルズでも、歩きタバコは平然と行われ、吸い殻は
ポイ捨て。新宿のほうが、はるかにましだ。なまじ灰皿のあるところで吸っていた
りすると、見知らぬ人からねだられる。日本なら340円のジタンがこちらでは5.5
ユーロ(約740円)もするのだ──が、旅先だからか、なかなか断りにくい(汗)。

ちなみに、コンチネンタル・ブレックファーストに火を通したソーセージやハム、
ベーコン、スクランブルエッグなど温かいメニュー(ホット・ミール)が加わると、
アメリカン・ブレックファーストとなる。温野菜やフレンチフライなど、サイド・
ディッシュがつくことが多い。太る、わけだ(笑)。

いま思えば、ビュッフェ・スタイルで和洋中とそろっていたヴェネツィアのホテル
の朝食は驚異的だった。しかし、もっと驚かされたのは、コリアンの団体客がダン
ボールでその場に持ち込んでいたカップラーメンだ。そう、「辛」。全員がドリン
クバーでお湯をそそいで、3分?待って食べていた。おいおい。

写真は、リュベロンの農家レストランで供されたヤギのチーズ。

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  • 往路のJALで最初に出てきた機内食。

    往路のJALで最初に出てきた機内食。

  • ロンドン メルボーンハウスのコンチネンタル・ブレックファースト。

    ロンドン メルボーンハウスのコンチネンタル・ブレックファースト。

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