04八面山金色温泉こがね山荘を探検する～前篇～（プチ大分の旅その４）

2009/09/19 - 2009/09/20

シルバーウィーク、中盤に高知か宮崎あたりに行こうかと旦那が言いだし、ネットで宿探しを始めたときには、あらかた予約でうまっていて断念。
混むのも嫌いだから旅行はやめておこうと言いながら、連休2日前から、ふと「連休初日だったら空いてるかも？」と再び探してみます。
やっぱり、あるのは民宿とかビジネスホテルのセミダブルプラン（大抵シングルの2人利用）ばかりです。
四国、九州に地域を拡大して行ったら、大分県で「金色温泉こがね山荘」を発見。
写真だと良さげだし、耶馬渓近くならそんなに山口県から遠くないし、値段（2食付き15000円）は連休にしてはそれなりに手ごろ価格だし、なにより日帰り温泉施設併設で露天風呂がたくさんあります。
ということで、前日の早朝予約して、いくことになりました。
後に分かったことには、直前にキャンセルが出たのでネットで売り出したところを見つけたようでした。

旅行記一つで済むかな？なかなか面白いところでした。
※やっぱり終わらなかったので、勢いの風呂撮影は後篇で。

エリア 耶馬溪・中津・玖珠(大分)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円

深耶馬渓から来た道を引き返し、青の洞門近くで、お宿の看板発見。
さらに中津方面に戻って10数キロ程度。
ところが、カーナビは残り7，8キロと表示？
この違いはいつものとにかく最短距離ルート？
しばらく走ってトンネルを出た直後のわき道を示します。
なんか普通の道のようだったので、カーナビに従ってみます。

が、

あっというまにこの状態。
対向車来たらどうしましょ。

まったく対向車なしで到着できたものの、宿の直前までこの状態でヒヤヒヤしながら走ります。

宿で手に入れたこのあたり一帯の地図。
通ってきた道は近道として「少し道が狭い」・・・「かなり狭い」だと思うんだけど・・・

でも、耶馬渓からの近道として、たまに電話で問い合わせがあったら宿の人もこのルートを教えるんだとか。
帰りに通った正規ルートは一部を除いて対向車線あり。
遠くてもこっちの方が安全だなあ。

あの山からの道を通って、なんとか到着。
道の横に大きな駐車場があるけど、宿のすぐ手前にも駐車場があります。

翌朝の散歩で撮った、金色温泉（かないろおんせん）の見取り図。
温泉郷って言う訳ではなく、金色温泉のお宿はこのこがね山荘だけのようです。
お宿で聞いた話では、まず温泉掘って日帰り温泉施設を造り、そのあと、レストランや離れ、今回泊った本館棟とどんどん建て増していったそうです。
前の写真の駐車場は現在位置の右側、実際停めたのは左側。
レストランの横にも食事だけの利用者用とおぼしき駐車場がありました。

表示に従い、てくてくとこがね山荘のフロントへ。

フロントで手続きして、お部屋にご案内。
お部屋は全部2階です。

といっても、階段上がって一番近いところだからすぐ到着。
葉月のお部屋。
本館は一部を除いて月の名でした。

なにか行動するたびに外に出るので、草履にはずいぶんお世話になりました。
玄関のあがり段、踏みたがえて翌日大コケしてしまいました。
旦那も躓いたようで、電気消すとかなり危険です。

泊る前日に空いてたとは思えないほどいい感じのお部屋です。
案内していただいたフロントのお兄さんの話では、直前キャンセルであいたようでした。

宿のサイトの写真からすると、８畳広縁付きの部屋のようです。
お庭付きになると思いませんでした。
本館は４タイプ８部屋だそうで、他に洋室の部屋もあるようでした。

小上がりのところからは、洗面スペースと

トイレが一緒に。
個人的には分けてある方が好きなんだけど。
本館の部屋にはお風呂は付いていません。
日帰り温泉施設を利用することになります。
離れの方は内湯付きみたいです。

お部屋の冷蔵庫チェック。
ビールとジュースが入ってたけど有料です。ちょっと割高。
日帰り温泉施設や駐車場に定価の自動販売機があるから、そっちで買って入れてました。

押入れで浴衣発見。
他にも入ってます。

山の中だから虫対策もしっかりと。

しかし、水とりゾウさんが入ってるのは初めて見ました。

浴衣とタオルとアメニティ。
アメニティは男女別になってます。

御茶菓子のヨモギまんじゅうは翌日のおやつ。
お茶を飲んで一休みしてからお風呂に行くのが正しい温泉の入り方と昔テレビで見たことあるけど、なかなかそうはできない悲しいサガ。

大浴場に行くときは、フロントでいただいた「僕、暖まるけん！」プレートを持っていきます。
タオルは部屋から持ち込みです。

見取り図、手書きの方がなんかいい感じです。
さて、行きましょうか。

チェックインしてから後の動線は、もっぱら温泉やレストラン方向のあっちだから、フロントから一番近くの部屋だけど、音はあんまり感じません。

草履を履いて、てくてく敷地内を歩きます。
台風になったら大変だけど、今日はいいお天気です。
はやくも水音に混じって虫の声が聞こえてきます。

日帰り温泉棟に着いたら、草履を脱いで裸足スペース。
ちょうど靴置き場近くに自動販売機が結構あります。
温泉は夜の12時で終了だけど、これなら夜中でもジュース調達できそうです。
と思いましたら、朝散歩したら温泉棟の結構手前の方で閉鎖されてたもので、無理みたいでした。
まあ、先に買って冷蔵庫に入れておけば問題ないですけどね。

温泉施設によくある感じのお食事処です。
実は宿泊予約サイトで見た時は、朝食のみプランもあったのですが、ここの別棟のレストランが創作料理系ということで2食付きを選択。
21時までだったら、こちらで夕食の朝食付プランの方が安上がりだったかも。

これが中津唐揚げってのかな？
一応、今はこのあたりも中津市です。
耶馬渓での昼食がバイキングで唐揚げ取りましたが、割に味に特色はなかったんですよね。

でも、さすがに食事前に手は出せず。

でもって、食事後はとてもじゃないけど無理でした・・・

もちろん、温泉施設にありがちの無料休憩施設もあります。
これは閉館直前だから人がいませんけど、わりとくつろいでいる人がいました。

ここの特色の一つは、家族風呂が充実していることです。
でも、さすがに追加料金払ってまで写真を撮りに行く気はないので、フロントにお断りして写真だけ。

と思ってたんですけどね、このときは。

ドクターフィッシュもいました。
宿のサイトによると、夏休み限定のはずが人気があったので年末まで延長になったそうです。
くすぐったいようで、なかなか気持ちいいですよね、ドクターフィッシュ君たち。

一度ならず、水族館の水槽の中に手を突っ込んでいますから、有料のところでやる気はありません。
つい最近は、6月の越前松島水族館でした。
http://4travel.jp/traveler/yamakuni/album/10351437/

温泉施設の方はというと、今回失敗しました。
夕方でシルバーウィークだから激混みだろうと、最初から写真はあきらめてたら、大きさの割に思いのほか人が少なめ。
ここのウリは、広い敷地にたくさんの露天風呂。
上の方の露天風呂には、人がほとんど来ません。
カメラ持ち込んでお断りしながら撮っていけば、全部撮れてたかも・・・

帰宅後職場の人と情報交換した限り、人気集中は高速周辺の観光地で、インターチェンジから離れたところは意外と空いてることもあったようです。

夕食の時間もあるので、早目に部屋にもどります。
その前に立ち寄り。
宿泊者専用の八面の湯です。

覗いてみたら、利用者2人でちょうどあがって更衣室にいらしたので、お断りしてクマ撮影会。
洗い場は少ないけど、浴槽の広さはあります。

宿の過去のクチコミ情報をさがしたら、朝入れないという苦情があったけど（温泉施設は10時〜24時）、今は八面の湯が6時半から利用できるようになったようでした。

部屋で待ってたら、食事の準備ができたと連絡入ります。
食事は同じ敷地内のレストラン、「香露庵」です。

本日のお品書き。
秋らしいメニューが並びます。

旦那は生ビール。
私はいつものごとくお茶でいいや、と頼んだら、妙に変わったデザインのお湯のみでした。

ちなみに、翌朝のお茶もこのお湯のみ。

先附け。

本日のお造り。
たたきっぽいのはなんでしょう？
と聞いてみたら、カツオのたたきでした。
土佐で食べたのに比べて随分色が薄いような。

朴葉に包まれて、

ちょっと小ぶりな子持ち鮎の味噌焼き。
おいしいけど、川魚は食べにくい・・・

鱧と松茸の土瓶蒸し。
お出汁がおいしかったです。

地鶏の溶岩焼き。
大分は鳥料理多いですよね。
中津唐揚げとか鳥天とか。

個人的には豊後牛もいいですけどね。

八寸は秋の味覚。
2人分まとめて来ました。

取り分、まとめててんこ盛り。
やっぱり盛りつけのセンスって大事ですね・・・

クリとか海老とか食べるのに一苦労。

彩りきれいなかぶら蒸しの下は、

底にズワイガニがかくれんぼ。

料理の間があくと、すぐよそに目が行きます。
ほぼ真上の照明。

土瓶蒸しに続き、また鱧のせいろ蒸し。
鱧はこのあたりの名物らしいです。
防府市が天神鱧を売り出し中だけど、そういえば同じ瀬戸内海。
漁場も近いですものね。

ご飯ものは、松茸と鳥の炊き込みご飯か、おそば。
そば食べたいけどやっぱり松茸でしょう！

と思ったら、この日は都合により炊き込みから麦とろご飯に変更。
宿泊客が多かったからかな？
で、おそばにしたら天ぷらも付いてきました。

デザートは思いのほかシンプルなプリン。
でも、あっさり仕立てでおいしかったです。

満腹満腹。

さて、お部屋に戻りましょうか。

すぐ脱線。
ギャラリー喫茶が、連休中のみバーラウンジをやってるということで、行ってみます。

誰もいません。
どうやらまだオープン時間ではないようです。
旦那が気になってるようなので、この後温泉の写真撮りに行ってる間は、ここで時間つぶしてもらってもらいましょ。

と思ったけど、結局部屋をでるのが面倒になったとかで、行かずにのんびりしてたようです。

部屋に戻ってきたら、ちょうどフロントから人が消えました。
今のうちに撮っておきましょう。
フロントの上の絵は、八面山ですね。
何処の方向からみても、同じような形に見えるそうです。

予想どおり、お布団敷いてあります。
後は寝るだけ、の訳はありません。
この時点でまだ20時にもなってませんし、温泉閉館直前が勝負ですから。

この旅行記へのコメント （2）

• 犬のおまわりさんさん 2009/09/28 23:14:54

  な〜んかいい感じで、いいな〜いいな〜

  こんばんは！！
  
  私たちのツアー旅とは、大違いで、
  なんだか、いい感じで、羨ましい〜
  
  お料理も美味しそう（←食い気ばかりでいつもスミマセン）
  う〜〜ん、やっぱり、大型旅館は、ダメですかね。
  なんだか、お部屋の雰囲気も米屋のようで、
  いいじゃないですか〜いいな〜
  
  娘が、黒川温泉に行こうよ。いいお湯だよと・・・
  苗字が変わる前に、旅する約束をしました。
  母娘でね、そこはやっぱり・・・・
  
  お父さんはお留守番・・だってレディースプランだもん♪
  ってな、具合で・・・・まだ全然、検索していませんが・・・
  
  なんだか、旅行記に力が入りませんが、
  観光や日帰りは、良かったので、がんばって作成なきゃです。
  
  また、お邪魔させてくださいね。
  
  では〜では〜
  
  ｗａｎｗａｎ(^。^)y-.。o○
  
  

  くに・クマさん からの返信 2009/09/29 00:24:42

  RE: な〜んかいい感じで、いいな〜いいな〜

  こんばんは♪
  
  お宿、前日予約にしては、よかったですよ。
  部屋数少なめなのとお風呂がたくさんってのもありましたが、予約サイトのお宿の写真（玄関のみ）にピピっと来たのが決め手でした。
  今旅行記つくりながら思うに、現「水の音」のドーミーヴィラ箱根と昔の玄関の見た目がだぶってたなあ、と思います。
  
  でもって、点在する施設はきらの里っぽいですよね？
  いまだ行ってませんけれど^^;、予行演習になったかも。
  若干の問題点もなきにしもあらずだったけど（ドーミーのリゾート系と比較しちゃいけませんが）、コストパフォーマンスはよかったです。
  
  > お料理も美味しそう（←食い気ばかりでいつもスミマセン）
  おいしかったけど、創作料理らしいので、そうと見ると予想より普通だったかも。
  貧乏性なので、温泉館の定食でもよかったような気もします。
  写真見る限り、こちらもおいしそうだったんですよね。
  
  > 娘が、黒川温泉に行こうよ。いいお湯だよと・・・
  > 苗字が変わる前に、旅する約束をしました。
  > 母娘でね、そこはやっぱり・・・・
  
  いいですね、黒川温泉。
  あまりの人気ぶりに行ったことないんですよね。
  旦那は職場旅行で行ってるんですけれど。
  楽しんできてくださいね。
  （なんか黒川も計画があったみたいですが、湯布院ともども頓挫してるようですよ）
  
  > なんだか、旅行記に力が入りませんが、
  > 観光や日帰りは、良かったので、がんばって作成なきゃです。
  
  やっぱり泊るところは重要ですよね。
  でも、観光は旅行記見てると本当に楽しそうで、見てるこちらも楽しいです。
  続きを楽しみにしています。
  
  それでは(^^)/~~~