思い出の　カナダ１９７４年（１／４）　バンクーバー編

1974/08/04 - 1974/08/05

１９７４年に、夏休みに１週間休暇をつけて１６日間のカナダの旅を挙行した。ふと見た新聞の、「カナダ１６日間民宿の旅」に目を引かれ、散々迷ったが思い切って決行した。カナダという国の自然の素晴らしさ、カナダ人の暖かさに触れる貴重な旅と成った。
始めは旧いアルバムからスキャナで入力したが、さすがに３５年経っているので褪色している。そこで、ネガフィルムを探し、カメラのキタムラでＣＤに落としてもらった。
ただし、記念写真風が多くて公開するのには苦労した。
本編は、１〜２日目のバンクーバー編です。
続編をお楽しみに。

【日程】
１日目（８／４）　　羽田→カナダ・バンクーバー　　　　　　　　　　バンクーバー泊
２日目（８／５）　　バンクーバー市内見学、　　　　　　　　　　　　バンクーバー泊
３日目（８／６）　　バンクーバー　→　ケロウナ　　　　　　　　　　　　ケロウナ泊
４日目（８／７）　　Okanagan Regatta始まる　　　　　　　　　　　　　　ケロウナ泊
５日目（８／８）　　ドライブ、ショッピング（Jennens夫妻と）　　　　　ケロウナ泊
６日目（８／９）　　レンタカーでRegatta見学、新聞社インタビュー　　　ケロウナ泊
７日目（８／１０）　アメリカ国境ドライブ（クラマー氏）　　　　　　　　ケロウナ泊
８日目（８／１１）　カナディアン・ロッキーへ出発　ケロウナ→バンフ　　　バンフ泊
９日目（８／１２）　バンフ、LAKE　LOＵISE、市内見学　　　　　　　　　バンフ泊
10日目（８／１３）　カナディアン・ロッキー、Columbia氷河、ジャスパー　バンフ泊
11日目（８／１４）　バンフ　→　ケロウナ　　　　　　　　　　　　　　　ケロウナ泊
12日目（８／１５）　ケロウナ、近くの森を　　　　　　　　　　　　　　　ケロウナ泊　
13日目（８／１６）　ケロウナ　→　バンクーバー（スーザンと）　　　バンクーバー泊
14日目（８／１７）　バンクーバー市内、パレード　　　　　　　　　　バンクーバー泊
15,6日目（８／１８，９）　バンクーバー　→　日本

エリア バンクーバー(カナダ)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 高速・路線バス レンタカー
• 航空会社: エアカナダ

旅行１日目　８月４日（日）バンクーバーへ出発

１９７４年８月。羽田発１９：３０のフライト。まだ成田空港は出来ていなくて、国際便も羽田発だった。当時の国際便は見送る人が多かった。今回のカナダの旅は、民宿と言う珍しい旅行で、カナダ人の家に短期間だがホームステイをする。

機内で

私にとっては、飛行機での海外旅行は初めてであり、英語にも全く自信が無いので心細かったが、妻の英会話力を期待して何とか成るだろうとの思いだった。隣の少年は１人旅で驚かされた。機内ではあまり良く眠れず。

民宿ツアーは4名で

１６日間の行程は以下の地図。地図の左下がバンクーバー。右上がロッキー山脈。真中が、民宿したケロウナで有る。
バンクーバーには現地時間１６：００に着き、眠い中すぐに市内観光に出た。この時は、我々のツアー以外に「カナダ列車の旅」のツアーと一緒で１０数人のメンバーで、若い女性の先生が多かった。我々の民宿ツアーは、我々夫婦以外は２人の独身男性ＯさんとＩさんだけだった。

先ずはクイーン・エリザベス公園

市内観光は、観光バスで先ずはクイーン・エリザベス公園を訪れた。バンクーバー半島の高台に位置する美しい公園で、カナダで最初にオープンした公営の植物園。美しく咲いた花が心を和ませてくれた。高台に有るので眺めも良く、市内やカスケード連山も見える。バンクーバーはひんやりと北海道みたいな気候だった。

新婚さんの車がジャラジャラと

この車は、新婚さんの車で、飾りを付けて、缶がジャラジャラさせて走っていた。
その他、スタンレイ公園、チャイナタウン、高級住宅街など見学するが、少々バテ気味だった。住宅は、１階が半地下に成っている家が多く驚かされた。
市内のレンブラント・ホテルに泊まる。

旅行２日目　８月５日（月）バンクーバー市内見学

ホテルから見たバンクーバー市内(合成）

民宿ツアーの４人組で、ホテルの前のレンタカー屋でレンタカーを借りて、一日市内見学をすることにした。地図を片手に、バンクーバー市内を走り回った。
レンタカーは１５＄位だったが、帰ってレンタカーを戻しに行ったらお店は閉まっていた。次の日にはケロウナに移動なので、とりあえず店の前に車を戻しておいた。しかし、この後１１日後に再びバンクーバーに戻っても、この店は閉まったままだった！！　預託金はどうなるのとひともめして、代理店に立て替えてもらった。その後、どうなったか？

吊り橋は細くて怖い

ドライブは先ず、ノースバンクーバーのリンキャニオン（Lynn Canyon Park）に行く。ここには無料のつり橋があるので地元に人気の公園だ。早速、吊り橋を渡ってみたが、細くて揺れるので手すりから手を離せない。

Lynn Canyonの渓谷

橋を渡って綺麗な渓流に出る。気候も良く、空気も良く、水も良く、申し分なかった。

カピラノキャニオン（Capilano Canyon）

さらに、すぐ近くのカピラノキャニオン（Capilano Canyon）へ移動する。こちらは有料（１９７４年は無料？）で、やはり釣り橋が有名。橋の建設に携わったインディアンのテントで記念撮影。

お土産

ここでも、お土産屋で売っており、私もお土産にトーテムポールのミニュチュアを１つ購入した。

吊り橋（CAPILANO SUSPENSION BRIDGE）

カピラノキャニオンの吊り橋（CAPILANO SUSPENSION BRIDGE）は、この時は世界で一番長いと聞かされた。（長さ１４０メートル、高さ７０メートル）。写真の様に欄干は低く、ゆらゆら揺れて吊り橋を渡るのは怖いほどだった。（現在は欄干が高くなっている）。この吊り橋は、１１０年以上前に、スコットランド人の開拓者 ジョージ・グランド・マッケイが、地元ネイティブ民族とスギ材の厚い板と麻のロープで作ったもの。その後、１９０３年にワイヤー製に作り替え、１９１４年に鋼鉄ケーブルに作り替えられた。昔の吊り橋は怖かっただろう。リンキャニオンの吊り橋より、幅広くしっかりしているが。こちらは有料の観光客用かな。

公園では野球をやっていた

次にSpanish Banks Beachを訪れる。1792年にスペイン人探検家に発見されたことに敬意を表し、イギリスはこの岸をスパニッシュ・バンクスと名づけたという。コロンビア大学に近いビーチは広く、市民の憩いの場と成っている。Spanish Banks Beachの後、昨日に続いてクイーンエリザベス公園を訪れる。何度来ても良い公園だ。さらに、コロンビア大学にも訪れたが、大学の大きさには驚かされた。１８：３０までびっしり飛び回った。

バンクーバーに月

夜の、バンクーバーは月が出ていた。分かるかな？

明日からは、いよいよケロウナ。楽しみだ。