2009夏旅⑥ ～合掌造りの里へ　白川郷夕涼みさんぽ～

2009/08/16 - 2009/08/20

夏旅３日目の夕方，念願の「白川郷合掌造り集落」に到着しました。
言わずと知れた日本を代表する世界文化遺産・白川郷。どこか懐かしい風景にほのぼのとした雰囲気を感じました。
小さい頃に行ったおばあちゃんの家の匂い。。。

夕飯までの時間を利用して，国指定重要文化財に指定されている「和田家」を見学。少しずつ陽が暮れる中，周辺の散歩も存分に楽しみました。

宿泊は「民宿一茶（いっちゃ）」さんへ。
合掌造りの宿に泊まることもこの旅の目的でした。

３日目：８／１８（火）
　１６：００頃　白川郷に到着　民宿一茶さんへ
　　　　　　　　和田家見学
　　　　　　　　入浴は白川郷の湯へ

エリア 白川郷(岐阜)

国重要文化財に指定されている「和田家」へ。
閉館時間まであとわずか。。。急ぎましょう。

築３００年の家屋で，江戸時代には名主や組頭の役職を務めていました。

囲炉裏ばたで記念撮影。
そう言えば，昔，ばあちゃん家に囲炉裏があったなぁ。

２階に上がってきました。
夕方になって窓から差し込む日差しも弱くなりました。

屋根裏にあたるスペースを「アマ」といいます。

農作業の道具や生活用具などが展示されています。
奥さんは何をさわっているのでしょうか？
大きな鍋かな？？

アマは養蚕の作業場や穀物を干す場所として使われていたようです。
実際に蚕を育てていました。

当時から使われている生活用品の数々。
今ではなかなか見なくなりましたね。

黒光りする屋根裏の艶は，何百年もの歳月と暮らしの重みを物語っています。
釘を使わずに縄や木製の楔（くさび）だけで組み立てているのがスゴイ！

窓越しに見る集落の風景。
まだまだ見たい所がたくさんあります。

階段の角度も急で降りるのにひと苦労…。

裸足で歩く床板は，涼しくもあり温かみもあります。

それぞれの部屋には独特の呼び名があるのですね。
この平面図は「おえ」にあります。

でい（客室）の縁側にきました。
夕涼みにもってこいの場所です♪＠＾−＾＠

庭を眺めて静かなひとときを満喫。。。
サ○エさん家の縁側をイメージ。
タマはいないかな？

こちらは，おくのでい（客室）の縁側。
池には鯉がいます。

黒く，そして太い立派な梁。
圧倒的です。

建物の造りは，豪快かつ繊細なイメージがします。

茅葺き屋根の厚さは想像以上です。
葺き替え作業の大変さも想像以上でしょうね。

和田家は，江戸時代には庄屋や番所役人を務めるとともに，塩硝の取引によって栄えました。

明治２１年，市町村制公布により白川村が誕生して，和田弥右衛門は初代村長に選ばれています。

合掌造りは雪で押しつぶされないような急傾斜になっていますが，この傾斜もまた想像以上。。。

陽が傾いて，段々と暗くなっていきます。
明日の天気も良いようですね。

ぶらり散歩を楽しみましょう。
防火・融雪用の水路が家の周りにめぐらされています。

懐かしさを感じる風景です。

稲の上に浮かぶ和田家。

手の上にも浮かべてみました♪＠＾−＾＠

神田家です。（見学できます）
江戸後期，石川県の宮大工が１０年の歳月をかけて建造したといわれています。

長家です。（見学できます）
白川郷の合掌造りの中でも最大級の５階建て。
代々，漢方医を務めていたことから，珍しい江戸時代の薬箱や薬用の秤も展示しているそうです。

さすが最大級！
ひと際存在感が大きい。

長瀬家の前の庭のお花♪
用水路には鯉などの魚がたくさん泳いでいました。

きちんと並んで建っています。
気をつけ〜，前ならえ！

この合掌造りも大きいですね。

「唐臼場」と書いてありますね。
米の精米所ですかね？

明善寺鐘楼門も茅葺き屋根です。
とことん茅葺き♪

マンホールのデザインにも目がいきます。

いくつかの家屋は民宿として活用されています。

「民宿一茶」さんです。
お世話になります。
築２００年の合掌造りの家屋です。

にこやかな笑顔が印象的なご主人と女将さんに迎えられました。

全４室の客室で，まさに民家って感じ♪
私たちの他に２組の家族が一緒に宿泊です。

シンプルな和室で，外には合掌造りの家屋が見えます。

食事は囲炉裏がある居間でいただきます。
やっぱり囲炉裏はいいですね。
雰囲気が温まります。

飛騨牛と旬の野菜に自家製味噌を添えて焼きます。
香ばしい匂いが食欲を誘う♪＠＾−＾＠

近くの山から採れる山菜や川魚，自家栽培の野菜もおいしい♪

お腹いっぱいいただきました。
温かい雰囲気にもお腹いっぱいです。

ちょっと夜散歩。
屋根裏の灯りが灯されています。

お風呂は割引券をいただいて「白川郷の湯」へ。
白川郷で唯一の温泉施設です。
肌がすべすべになるナトリウム塩化物鉱泉です。

一茶さんから徒歩１０分。
下駄の音をカランコロン響かせて夜の白川郷を歩く。。。これもいとおかし。

さらさらと流れる水の音に耳を傾けて就寝。
ゆったりと時が流れているような感覚です。

静かな夜はいいものです。。。

この旅行記へのコメント （2）

• shimahukurouさん 2009/09/10 23:03:29

  ご訪問ありがとうございました

  はじめまして。私も７月に白川郷に行ってきました！
  駆け足の旅行でゆっくりできず１時間ほどで帰ってしまいましたが…
  
  本当に懐かしい感じの、日本の良さが写真からもにじみ出ていますね
  屋根裏もこんなふうになってたんですね
  
  kevizooさんの旅行記を見て、また機会があればゆっくり泊まりがけで行きたくなりました
  

  kevizooさん からの返信 2009/09/12 20:59:34

  RE: ご訪問ありがとうございました

  shimahukurouさん，初めまして。kevizoo(けびぞー)と申します。
  ご訪問＆掲示板へのコメント誠にありがとうございました。
  
  白川郷の素晴らしさを共感していただいて嬉しい限りです。
  日本の故郷というような感覚でたくさん満喫できました。
  そこに居るだけでほのぼのできる空間っていいものですね。
  
  shimahukurouさんのお気に入りの中国にも，
  何か懐かしさを感じるところがたくさんあるようですね。
  日本とはまた違った癒しの空間が魅力なのでしょうか。
  
  ではでは。けびぞーでした。
  今後ともよろしくお願い致します。