2009夏旅⑤ ～天下の秘境　宇津江四十八滝～

2009/08/16 - 2009/08/20

夏旅３日目の午後は，高山市国府町にある「宇津江四十八滝」に行きました。

約１㎞，時間にして約１時間のハイキングコースの中に自然がつくり出す１３の滝を見ることができます。
苔の緑が鮮やかな大樹や岩の間をぬって，水煙を上げて落下する滝群はまさに秘境そのもの。
木漏れ日の中，神秘な自然の造形美をじっくりと楽しむことができました。

ガイドブックを見て，「ちょっと寄ってみようか？」という奥さんの提案に感謝♪　マイナスイオンが充満している空間に癒されて，ますます滝が好きになったのでした＠＾－＾＠

エリア 飛騨高山・古川(岐阜)

一帯は，自然公園としての整備も進んでおり，キャンプ場，林間広場や山野草花園などが完備されています。

清掃協力金として大人２００円。

さっそく涼しげな渓流が出迎えてくれました。
水音が心地よいです。

標高６８４〜９００メートルの全長１?にも満たない急峻な渓谷と四季折々に表情を変える自然のコントラストが美しい。（ガイドブックより）

昭和１１年に岐阜県天然記念物に指定されたのをはじめ，昭和５８年には全国自然１００選，昭和６１年には岐阜県名水５０選地に選ばれるなど，人々の憩いの場として親しまれています。（ガイドブックより）

カツラの大木です。
他の植物が寄生していることから「宿り木」と呼ばれているそうです。

大きな木が影をつくる何とも心地よい空間です。

森の中からはたくさんの鳥のさえずりが聞こえてきます。

森林浴をしてのんびり過ごしている人もたくさんいました。
癒しの空間であること間違いなし♪＾−＾

川の流れる音が静かな森の中に響いています。
見ているだけで涼しさが伝わってきます。

★①魚返滝（うおがえり）

これより上流に魚が上がれないほど険しいことでこの名が付けられました。

滝の周りには大木が息づいています。

★②朝霧滝（あさぎり）

朝，たちこめる霧が美しく流れるようにみえることから名付けられました。
別名：岩磨きの滝

癒しの空間で自然と笑顔に♪＠＾−＾＠

川の流れがとても滑らか♪

日差しが水面に当たって眩しく光っています。
水もとても冷たい！

石畳を歩いて一歩一歩確実に。。。

★③平滝（ひら）

地形的に平たく，滑らかに流れることから名付けられました。

★④函滝（はこ）

箱から取り出した剣が突き立っているように見えることから名付けられました。

剣が突き立っているように。。。見えるかな？

★⑤上段滝（じょうだん）

三つ見える滝の一番上にあることから名付けられました。
別名：夫婦滝

上段滝の左側には四十八滝不動明王が祀られています。

ところどころ強い日差しを感じながら，奥へと進みます。

★⑥梵音滝（きよのき）

お経を読むとき，キヨノ木をたたき拍子をとるが，その音がこの滝の音に似ていることから名付けられました。

滝の正面に立つと，水霧と冷風を直に受けて気持ちイイ〜♪
ずっとここに居たい。。。

四十八滝の奇岩「天狗岩」です。
梵音滝の上にあります。

たくさんの樹木が植生しています。
ごらんのとおりです。

ハイキングコースの中間地点くらいにやってきました。
ひと際大きな滝がお出迎え。

★⑦王滝（おう）

滝群の中でも特に優れて大きいことから名付けられました。
高さ１８.８メートル，幅７メートル。

四十八滝最大のマイナスイオン♪

髪がなびくほどの冷風が味わえます。

★⑧銚子口滝（ちょうしくち）

銚子に柄のついた器でお酒をつぐように見えることから名付けられました。

道の傾斜もだんだんとキツくなっていきます。

★⑨障泥滝（あおり）

乗馬のとき，馬の腹にあぶみで傷がつかないように巻く布をあおり（障泥）と呼びますが，この布のように幅広く見えることから名付けられました。

展望台に到着♪＾−＾

北アルプスのパナラマを眺めて一息ついて。。。

さらに上を目指して登りましょう！
ファイトぉ〜〜！！

★⑩盌水滝（わんすい）

盌の中で渦を巻いて流れるように見えることから名付けられました。

水がジェットコースターのように流れています。
この中を滑ったら面白そう♪＾−＾

★⑪瑠璃滝（るり）

滝壺が木洩れ日を受けて瑠璃色に輝くことから名付けられました。

このあたりは美しいブナの原生林を見ることができます。

★⑫布晒滝（ぬのさらし）

幅が広く，水面が白く泡立ち真白い布をさらしたように見えることから名付けられました。

冷たい水でクールダウンしましょう。

★⑬上平滝（かみひら）

地形的に平坦で上流部にあることから名付けられました。最後の滝です。

四十八滝の源のようにも感じます。
水流が心地よい音色を奏でます。

しばらく水とたわむれていました。
水泡の白と木々の緑，水音と木洩れ日。。。
至福の空間です。

大木の生命力も感じました。
樹齢何十年でしょうか。。。

この地には，親孝行の「よそ八」という若者と大蛇にまつわる伝説があり，諸国修行の途上立ち寄った弘法大師が，「よそ八（四十八）とは仏法四十八願を意味するもの」と言われて，以後この滝を四十八滝と呼ぶようになったそうです。

伝説に登場する大蛇が巻きついていたとされる栗の木の切り株。

その「ねじ栗」に抱きついてみました。
それにしても，樹齢１３００年以上って。。。想像がつきません。

汗をかいた体，乾いた喉ににラムネ♪
涼しげな風景です。

ふと立ち寄った「宇津江四十八滝」では，新鮮な空気と緑いっぱいの自然をたくさん味わえました。

大蛇住し　古き伝統つたえいて
　　滝のみとろの　深きしづもり

宇津江四十八滝，また会う日まで。。。

この旅行記へのコメント （2）

• JOECOOLさん 2009/09/06 01:46:38

  素晴らしい滝風景！

  kevizooさん、こんばんは！
  はじめまして、JOECOOLと申します。
  何度かご訪問いただいてありがとうございます♪
  
  旅行記一覧を拝見していると「宇津江四十八滝」を発見！
  この澄んだ水、わずか1ｋｍの間にこれだけの滝が点在...。
  素晴らしいところですね。
  前から行きたいところとしてチェックはしているのですが、
  なかなか機会が無く、まだ行けていません。
  kevizooさんの旅行記で一応満足...。
  でも自分が訪れる時には参考にさせていただきますね。
  素敵な風景をありがとうございました。
  
  余談ですが...
  「ますます滝が好きになっていく...」と本文にありましたが、
  それは「滝メグラー症候群」の初期症状ですよ、気をつけて下さい（笑）。
  そのうち、滝が主目的で旅行するようになり、さらに症状が進むと２週間ほど滝めぐりしていないと禁断症状が現れます。
  JOECOOLは末期症状なので、１週間で禁断症状になりますが...（爆）。
  
  これからもどうぞよろしくお願い致します。
  
  禁断症状が現れまくりのJOECOOLより

  kevizooさん からの返信 2009/09/06 12:53:30

  RE: 素晴らしい滝風景！

  JOECOOLさん，初めまして。kevizoo(けびぞー)と申します。
  先日は，ご訪問＆掲示板へのコメント誠にありがとうございました。
  
  「滝メグラー症候群」。。。気をつけます♪（笑）＾−＾
  今年の夏は涼しいところを求めて，主に地元で滝を探して何か所か行ったんですよ。
  自然の中でマイナスイオンを浴びながら，滝と一体化していく。。。
  まさに「滝メグラー症候群」ですね♪
  まぁ，それもまた良しとして，さらに滝を探していきたいです♪
  
  JOECOOLさんは末期症状なんですねぇ。。。
  これはこれで良いことではないでしょうか♪＠＾−＾＠
  そうそう，JOECOOLさんのプロフに貼られているあのスヌーピーの滝「弥勒の滝」は，何で見てもいいですねぇ♪
  あの滝を初めて見たのは，旅行雑誌に掲載されていた写真でした。
  「いつか行ってみたいなぁ。。。」と思っていたところ，
  JOECOOLさんの旅行ブログに出会った次第です。
  居住地から意外と近いと思うので，近いうちにいってみたいです。
  
  あ…分かった。。。JOECOOLさんの旅行ブログを見た瞬間から，
  「滝メグラー症候群」の症状があらわれたのかも知れない…＾−＾
  
  ではでは，今回はありがとうございました。
  またJOECOOLさんの旅行記を拝見させてください。
  
  滝メグラー症候群の禁断症状におびえる（笑）けびぞーでした。