2009/06/27 - 2009/06/29
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korotamaさん
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今回の旅行では、本当は出羽三山巡りをする予定でした。
が、いろいろ調べていくと、場所的にも時間的にもちょっと厳しい?
ということで、直前になって蔵王行きに予定変更。
蔵王は、子どもの頃、そして、若かりし頃にスキーを楽しんだ場所でもあり、今回訪れるのはとても久しぶり。
お釜はもちろんのこと、時期的に高山植物にも期待が膨らみます。
約10kmを5時間半かけて歩きました。
まずはトレッキングコースをたどる写真を。
そして、別立てで高山植物をまとめます。
- 交通手段
- レンタカー JALグループ
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-
トレッキングコース、いっぱいあるのですねー。
夏の蔵王と言えば「お釜」ですから、これは外せない、と、
蔵王ロープウェイ山麓線、山頂線と乗り継ぎ、
地蔵山 → 熊野岳 → 馬の背 → 刈田岳 と歩いて高山植物と「お釜」を堪能し、
下山は、
祓川コースを下り、
いろは沼 → 観松平 を歩いて湿原の花や変わった形の松を見、
最後は蔵王ロープウェイ山麓線に乗ってゴールとしました。
トレッキングコース
http://maps.google.co.jp/maps/ms?hl=ja&ie=UTF8&msa=0&msid=113923146550411158103.00046db7c95a0b7a1bc29&ll=38.141492,140.429024&spn=0.037533,0.077162&t=p&z=14 -
まずは蔵王ロープウェイ山麓線「べにばな」号に乗り込みます。
山頂線と合わせて1,400円。
往復とも乗るのであれば、ETCカード提示で割引がききましたが、下山は歩きにしたかったので片道切符のみの購入。
って、ががーん。
今改めて調べたら、他にHP特別割引券というのもあった!
片道でも1,260円になるとのこと。
出発前には気がつかなかったなぁ・・・(ToT)/~~~ -
山麓線は15分間隔で運行していました。
下山にかかる時間をロープウェイのスタッフさんに尋ねたら、3〜4時間はかかるとのこと。
この時すでに10時を回っていたので、うーん、ちょっと時間的に厳しいかなぁぁぁぁ。 -
蔵王温泉の町、そして、標高1,362m の瀧山(りゅうざん)が見えます。
茶色の山肌が印象的です。 -
出発して約7分後、標高1,331mの樹氷高原駅に到着です。
気温は約21度。
山麓線を降り、引き続き山頂線に乗ります。
ゴンドラの駅みたい。 -
駅の雰囲気から行って、4〜6人乗りくらいかな〜、と思っていたら、いやはや大きい。
18人乗りでした! -
2本のロープにぶら下がる、珍しいゴンドラです。
複式単線自動循環式ゴンドラ(通称「フニテル」)というそうで、山岳地の厳しい自然環境に対応しているのだとか。 -
10:36、標高1,661mの地蔵山頂駅に到着です。
気温は約20度。想像していたよりも高いです。
トイレに行こうと駅舎地下に下りる途中、「複式単線自動循環式普通索道 折り返し滑車」なるものを見ることができました。
ぐるぐるぐるぐる回っています。
サンフランシスコの Cable Car Museum みたいだね!
http://4travel.jp/traveler/korotama/pict/13629349/ -
駅舎の屋上には展望台も設けられていて、360度見渡すことができ、ついついシャッターを押す手が止まらなくなります。
が、こういうところでモタモタしていては、予定の工程を歩き終えることはできません!
お抱えカメラマンに尻をたたかれトレッキングのスタートです。
全行程 約10kmのコースです。
まずは、お楽しみ第1弾の「熊野岳・お釜エリア」を歩きます。
地蔵山 → 熊野岳 → 馬の背 → 刈田岳 -
地蔵山頂駅前広場の蔵王地蔵尊、そして、これから登る 標高1,736mの地蔵山。
この大きなお地蔵さんは1775年に男子の長命を祈願して建てられたとか。
また、このお地蔵さんが祀られてからは山の事故も減り、災難除け地蔵尊、諸願成就の地蔵尊とも呼ばれたそうです。
10:50、トレッキングスタート。 -
標高差75mの登山です。
が、山頂まで一直線なので日頃運動不足のkorotamaにはきつかった(^_^;)
登山道脇には、早々にハクサンチドリやイワカガミ、マイヅルソウ、ツマトリソウなどの愛らしい高山植物が咲いていて、korotamaたちの足を引き止めます。
ちなみに、地蔵山山頂へは登らずに先へ進めるトレイルも整備されています。
高いところが好きなkorotamaは山頂を目指しました。 -
11:00、地蔵山山頂到着です。
標高1,736m。
石がごろごろした山頂です。 -
次なる目的地、標高1,841mの熊野岳(くまのだけ)を眺めます。
熊野岳までは1.6km。
トレイルは整備されています。
でも、ごろごろ石が使われたトレイルのため、気をつけないと足首を捻挫しそうです。
ハイカットのシューズにすれば良かったなぁ。 -
熊野岳までのびるトレイル
-
経由地 ワサ小屋跡です。
ワサビ小屋じゃなくてワサ小屋?
ワサって何かな? と調べてみたら、「ひもを結んで輪にしたもの。また、それで動物を捕らえるようにしたもの。わな。」と出ていましたが、これのことなのでしょうか。
その昔、猟師の小屋がった、ということなのかな?
ワサ小屋跡から熊野岳までは800m。 -
この登山道脇ではイワカガミの群生がとても目を引きました。特に、往路よりも復路の方が心奪われました。
他に、アオノツガザクラ、ミネズオウなど初めて見る高山植物が咲いていました。 -
11:42、熊野岳十字路到着です。
熊野岳山頂(熊野神社(蔵王山神社))、北蔵王縦走路、ワサ小屋跡、刈田岳への道が交差しています。
そしてここは宮城県のようです。 -
熊野岳十字路から 標高1,758mの刈田岳(かっただけ)を眺めます。
左手下にはお釜がありますが、この位置からは見えません。 -
熊野岳はガレ場です。
コマクサが群生しています(^・^) -
コマクサを愛でながら、熊野岳を下り刈田岳方面へ向かうと、「お釜」が眺望できました!
-
美しい眺めです。
「五色沼」とも言われ、エメラルドグリーンの色彩が変わるのだとか。
何十万年も前に五色岳の噴火でできたカルデラ湖で、直径約330m、水深約30m、外周約1,080m。 -
標高1,670mの五色岳(ごしきだけ)
大雨でも降ったら崩れ落ちそうです。 -
お釜がよく見える杭に止まってさえずる、こちらはビンズイさんですね!
きれいにさえずった後に、ズィズィズィズィズィって〆ていました。
熊野岳山頂でも見かけました。
ん?
ズィズィズィズィズィって〆るから、ビン「ズイ」? -
馬の背から刈田岳を眺めます。
何かと引っかかるものが多く、時間がおしています。
途中、お昼ご飯を食べ、さて、先へ進もうか否か悩みましたが、せっかくここまで来たのだから、と、少々急ぎ足で刈田岳を目指すことにしました。
刈田岳山頂近くには蔵王エコーラインから通じるレストハウス、大駐車場もあるので、突然観光地にやってきた雰囲気でした。
馬の背からの道に咲いていた花はイワカガミくらいだったかなー。
レストハウスそばの人通りの多い道脇にはコマクサが咲いていて、びっくり。 -
12:52、標高1,758m 刈田岳(かっただけ)山頂到着です。
気温は23度。
風もなく、快適です。 -
お釜、そして熊野岳が見渡せます。
-
刈田岳山頂にはケルンが点在
山頂付近には、ハクサンチドリやマイヅルソウ、コケモモが愛らしい花を咲かせていました。 -
山頂に建つ 刈田嶺神社奥ノ宮
-
刈田嶺神社脇の 道祖神?
-
荒涼とした五色岳
-
人を寄せ付けないように見えるのですが、登山道があるようですね。
ズルズル滑り落ちそうです。 -
14:25、ワサ小屋跡まで戻り、いろは沼を目指して祓川(はらいがわ)コースを下ります。
いろは沼の先、観松平(かんしょうだいら)までは2.3km。 -
残雪に、崩れ落ちそうなトレイル〜。
でも、このようなのは出だしだけでした。
しばらくすると歩きやすい道になります -
祓川コースでは今までとは違った眺望が楽しめます。
この谷間は蔵王沢でしょうか。
高山植物もてんこ盛り(^。^)
ハクサンチドリ、ミヤマヤナギ、イソツツジ、イワカガミ、ミネズオウ、アカモノ、ナナカマド、ガクウラジロヨウラク、ツマトリソウ、ミヤマニガイチゴ、オオカメノキ、、、
もう大変です(・o・)
花はまだだったけれど、アザミもありました。 -
突如現れた石祠、御田之神。
この先、分岐になっており、祓川コースは右に、いろは沼へは左へ行きます。
korotamaは左。 -
で、その分岐点で ホーホケキョ、とさえずっていらっしゃいました(^・^)
ここからの道沿いには、
ズダヤクシュ、ムラサキヤシオ、オオカメノキ、フキ、コバイケイソウ(蕾)、ゴゼンタチバナ、マイヅルソウ、タニウツギ、、、
と、やはり高山植物てんこ盛り(^。^) -
一瞬、林道に出ます。
馬の背、刈田岳を一望。 -
15:17、本日のお楽しみ第2弾、「いろは沼・観松平エリア」です。
-
標高1,400mに位置する「いろは沼」。
大小数十の沼(地塘)が点在する湿地です。
1500〜2000年ほどかかって、現在の景観が形づくられました。 -
いろは沼でのお目当てがこちら、ワタスゲです。
-
歩き始めの地蔵岳からいたるところで咲いていたハクサンチドリ。
すっかりお馴染みとなりました、 -
松の実を好物とする ホシガラス(スズメ目カラス科)。
いろは沼を取り囲む松林の上を飛んでいました。 -
トキソウ(朱鷺草/ラン科トキソウ属)
撮りにくい場所で咲いていたので、花の様子が今一つわかりません(/_;) -
高山の岩場や道沿いの日当たりのいい場所に生育するというアカモノが咲いていました。
この湿原も徐々に乾燥化が始まっている、ということなのでしょうか。 -
ガクウラジロヨウラクの蜜を吸う蜂
-
ん?
誰の足跡かなー。 -
-
タテヤマリンドウ(立山竜胆/リンドウ科リンドウ属)
青系の花は今日は初めて。 -
いろは沼を抜け、観松平を周遊します。
1箇所開けた場所に「ひょうたん沼」。
ここでもワタスゲがゆらゆらしていました。 -
「観松平」という名前のとおり、たくさんの松、しかも変わった形状の松が散策路沿いに点在しています。
それぞれに「腰掛の松」だとか「双龍の松」だとか、名前がついています。
こちらは観松平の代表格「天竜の松」。
樹高8m、幹周り2.5mのキタゴヨウマツ。 -
観松平も歩き終え、帰路につきます。
蔵王ロープウェイ山麓線駅の樹氷高原駅へは、ユートピア夏山リフトに乗って下ることもできますが、長い距離ではないので、ユートピアゲレンデを歩いて下ります。
傾斜の緩いコースなので歩いて降りるのもさほど苦ではありません。 -
16:15、樹氷高原駅に到着しました。
5時間25分、よく歩きました〜。
そして、たくさんの高山植物に出会えました〜(^o^)/
最後は山麓線で山を降ります。
1区間なので750円。
(HP特別割引券を持っていれば680円・・・) -
心地よい風に吹かれながら、窓からの風景を楽しみます。
遠くに蔵王中央ロープウェイが見えました。
蔵王中央ロープウェイに乗って行く蔵王中央高原も面白そうなエリアです。
また来る機会があれば、あちらかな。
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この旅行記へのコメント (3)
-
- 潮来メジロさん 2009/07/03 00:16:41
- 珍しいホシガラスに一票・・・。ヾ(^o^)
- korotamaさん、こんばんは!(^◇^)ノ
足跡から飛んできました。
訪問&投票ありがとうございました。
この鳥は、ホシガラスですね〜。羨ましい・・・。
私も立山で見ているのですが、写真は撮り損ねました。(T-T)
高山に行かないと見られない鳥なので、私のように足の悪いバーダーは大変なんです。
珍しいホシガラスに一票・・・。(^o^)/~~~
(潮来メジロ)
- korotamaさん からの返信 2009/07/03 10:26:48
- RE: 珍しいホシガラスに一票・・・。ヾ(^o^)
- 潮来メジロさん、こんにちは。korotamaです。
投票&メッセージ&ご教示、ありがとうございます。
ホシガラスというのですね。
写真を撮った時は何という名前かわからず、これから調べようとしていたところでした。ありがとうございます!
調べてみたら、ホシガラスは松の実が好物とのこと。
この写真を撮った「いろは沼」の周りはマツだらけ。
そばには「観松平」と名付けられた場所まであり、お目にかかれたこと、納得です!
> 珍しいホシガラスに一票・・・。(^o^)/~~~
↑
貴重なショットだったのですね。
出会った時にそのようなことを知らないと、ちょっと勿体ないですね・・・。
いろは沼や観松平はすぐ近くまでロープウェイとリフトを乗り継いでも行ける場所ですので、機会がありましたら是非どうぞ!(^^)!
- 潮来メジロさん からの返信 2009/07/03 13:50:25
- RE: RE: 珍しいホシガラスに一票・・・。ヾ(^o^)
- korotamaさん、こんにちは!ヾ(^o^)
> いろは沼や観松平はすぐ近くまでロープウェイとリフトを乗り継いでも
> 行ける場所ですので、機会がありましたら是非どうぞ!(^^)!
そうですか。あまり歩かないで済む場所でしたら、機会をみて訪れてみます。
情報ありがとうございました。よろしく〜・・・。(^o^)/~~~
(潮来メジロ)
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