![「いつの日かフランスに行く事が出来たのなら、是非ともパリのルーブル美術館を訪れたい」 これが私の夢でした。<br />パリ1日目にツアーで巡ったルーブル美術館ですが、まだまだ見たい作品がたくさんあります。<br /><br />終日自由行動の今日は金曜日。<br />ルーブルは21時45分まで開館していますので、再び訪れて、限られた時間ではありますが逢いたかった作品、心ときめく作品をたくさん見つけたいです。<br /><br />「モナ・リザ」を含む絵画4点と「ミロのヴィーナス」を含む彫刻5点は旅行記のパリ1日目に掲載しています。<br /><br /><br />夕食後は本日最後の観光スポット「凱旋門」の屋上展望台に上ってきました。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/34/70/650x_10347016.jpg?updated_at=1246374122)
2009/03/14 - 2009/03/22
6094位(同エリア16423件中)
ニッキさん
「いつの日かフランスに行く事が出来たのなら、是非ともパリのルーブル美術館を訪れたい」 これが私の夢でした。
パリ1日目にツアーで巡ったルーブル美術館ですが、まだまだ見たい作品がたくさんあります。
終日自由行動の今日は金曜日。
ルーブルは21時45分まで開館していますので、再び訪れて、限られた時間ではありますが逢いたかった作品、心ときめく作品をたくさん見つけたいです。
「モナ・リザ」を含む絵画4点と「ミロのヴィーナス」を含む彫刻5点は旅行記のパリ1日目に掲載しています。
夕食後は本日最後の観光スポット「凱旋門」の屋上展望台に上ってきました。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
PR
-
昨日「モナ・リザ」を見ているので、今日は北方ルネサンス絵画から攻めようとリシュリュー翼へ。
地下のナポレオンホールでコートをクロークに預けて、エスカレーターを上がって3階に向かいます。
もちろん「ミュージアムパス」で並ぶ事もなくすんなり入場しました。
へぇー、3階から見るガラスのピラミッドってすごく綺麗ですね。
今、ルーブルにいるんだぁー。実感しちゃう。 -
「宰相二コラ・ロランの聖母」 ヤン・ファン・エイク作
「神の手をもつ画家」と評された、北方ルネサンスの代表的な画家です。
この絵は40種類の油を駆使したともいわれて、緻密な描写にぐいぐい引き込まれてしまいます。
兄のフーベルトも画家で、兄弟の合作であるゲントの祭壇画「神秘の仔羊」も有名です。
(ベルギー・ゲントの聖バーフ大聖堂で観て来ましたよ) -
「ガブリエル・デストレとその妹」 フォンテーヌブロー派
向かって右がアンリ4世の寵愛を受けたガブリエル・デストレで、左がその妹のヴェラール公爵夫人。
乳首の先端をつまむ行為は、ガブリエルの懐妊を暗示させ、左手に持つ指輪は愛の証といわれています。 -
ルーベンス作
3階にある一部屋は「ギャラリー・メディシス」と呼ばれ、一室すべてがルーベンスの描いた24枚の作品に充てられています。
アントワープのノートルダム大聖堂でルーベンス作「キリストの降架」をこの目で見て以来、その迫力に心奪われ、とても気になる画家の一人になりました。
(彼の絵が見たいと言ったネロの気持ち、良ーく分かるよ) -
「1600年11月3日、マリー・ド・メディシスのマルセイユ上陸」 ルーベンス作
マリーの生涯を描いた21点の歴史画と、本人、父母の3点の肖像画からなる「マリー・メディシスの生涯」の中の1点。
大型カンヴァスに描かれた躍動感溢れる絵画。
その迫力に圧倒されます。 -
フッと外に目をやると、中庭には幾つか彫刻が展示されていました。
-
イチオシ
「ジプシー女」 フランス・ハルス作
スナップ写真のように瞬間に見せる表情を描く事を得意とした画家。
何時、何処でこの絵に出会ったのか全く覚えていないけど(たぶん遠い昔に見た画集でしょう)私の記憶の隅にしっかりと留まっていました。
この絵を見つけた時「本物の君に出会えたね。すごく嬉しいよ。」って心から思いました。
本当に地味な作品ですが、彼女の何とも言えない笑顔が好きなのです。
私は「またね。また会おうね。」って絵の中の彼女に手を振って別れました。 -
「天文学者」 フェルメール作
モデルはフェルメールの親友で顕微鏡の製作で名高いレーウェンフック氏とされています。
星座が正確の描かれた天球儀は、画家の科学機器への関心が伺えます。
女性を描く事が多かったフェルメールの作品では貴重な一枚です。
「レースを編む女」は上野の西洋美術館で開催されていた「ルーブル美術館展」に展示されていました。
日本の美術館では写真が撮れないので(西洋美術館常設展は除く)その点何とも残念です。 -
「ヴィルヌーヴ・レ・ザヴィニヨンのピエタ」 アンゲラン・カルトン作
1455年頃の作品。
キリストの硬直した遺体が悲しみを一層深くしています。 -
「悔悛するマグダラのマリア」 ラ・トゥール作
ろうそくの光に照らし出される効果を活かした独自の宗教画から「光と影の画家」と称されてます。
「大工聖ヨゼフ」は上野の西洋美術館で開催されていた「ルーブル美術館展」に出品されていました。
本当は「いかさま師」が見たくて見たくて、すごく楽しみにしていたのですが、展示されていませんでした。
世界ツアー中なんでしょうね。あぁ〜残念! -
「ピエロ」 ヴァトー作
ルーブル美術館に収蔵された18世紀の傑作の1点といわれています。
背景にイタリア喜劇の人物が描かれています。 -
「赤エイ」 シャルダン作
アカデミーに入会した時に出品した1枚。
優れた色彩と構成で描かれてます。 -
「ディアナの水浴」 ブーシェ作
ロココ美術の代表ブーシェは、当時絶大な力をもっていたポンパドゥール夫人のお気に入り画家でした。
額に三日月を飾る狩りの女神ディアナとその友人が、狩りを終えた後水浴をする場面を描きました。
自然のなかに裸婦を描くことは、ロココ絵画で好まれた構成でした。 -
「ポンパドゥール夫人」 モーリス・カンタン・ド・ラ・トゥール作
ほぼ等身大のパステル画です。
夫人の周囲には地球儀や書物、楽器や楽譜も描かれて、その豊かで教養溢れる夫人を讃えています。
大きい肖像画の為、どうしても部屋の照明が写りこんでしまいます。
実際に見るととても綺麗で柔らかな絵です。 -
「岩窟の聖母」 ダ・ヴィンチ作
母の胎内を暗示している洞窟。
三角構図、明暗表現、微妙で柔らかなぼかしの輪郭はダ・ヴィンチならではの作品です。 -
「聖アンナと聖母子」 ダ・ヴィンチ作
この作品もダ・ヴィンチらしい三角構図とスフマート法と遠近法で描かれています。
死の日まで傍らにあった未完成の作品といわれています。 -
「閂」 フラゴナール作
左手に女性を抱き、右手でドアのかんぬきをかけようとしている男。
ベッド横に置かれたリンゴは原罪を意味し、男女が禁断の愛に溺れている事を暗示しています。
明暗を重視した表現法は、ヨーロッパ旅行中に鑑賞し、感銘したレンブラントの影響とも言われています。 -
コロー作
コローの代表作「真珠の女」「青い服の婦人」「モルトフォンテーヌの想い出」はいずれも展示されていませんでした。
きっと世界ツアー中なんでしょうね。
昨年、上野の西洋美術館で開催された「コロー展」を見ておいたので、残念ではありますが、がっかり度は低かったです。 -
連作四季「春」 アルチンボルト作
春に芽吹く花を始めとする植物から構成されている作品です。
連作四季は4つ存在し、最古はウィーン美術史美術館が所蔵しています。
昨年、ウィーン美術史美術館を訪れた時、ちょうど「アルチンボルト展」が開催されていました。
企画展だった為、写真撮影は出来ませんでしたが、今まで知らなかった作品もたくさん観る事が出来ました。
ルーブル美術館も連作を所蔵していますが、今回は「春」と「冬」の2点が展示されていました。
私は小学生の頃、画集で「夏」を見て衝撃を受けました。 -
「アンジェリカを救うルッジェーロ」 アングル作
イタリア滞在中に描いた作品で、同じ主題、構図で数点の作品があります。
アンジェリカの喉が膨らんで描かれているため「3つ目の乳房のようだ」と冷笑されました。 -
「民衆を導く自由の女神」 ドラクロワ作
題材は1830年 パリ七月革命。
自由・平等・博愛を表す三色旗を掲げるポーズは自由への解放の象徴。
革命に参加しなかったドラクロワは、祖国の為に戦わなかった自分を銃を構える男の姿に託したと言われています。 -
「カナの婚宴」 ヴェロネーゼ作
ルーブル美術館最大の絵画です。
主賓席にはキリストが座っていて、キリストが水をぶどう酒に変えた奇跡の物語を描いています。
この大作のポイントは作者本人を含めてヴェネツィア派の画家達が楽士に扮して描かれている事です。
あまりにも大きい絵なので、ぐるぐる巻きにして大木を運ぶようにして、ヴェネツィアからパリへ運ばれたんですって。 -
「ナポレオンの戴冠」 ダヴィッド作
1804年12月2日 パリのノートルダム大聖堂で行なわれた戴冠式を描いた大作です。
ローマ教皇をも従えて、皇帝ナポレオンが妻ジョセフィーヌに戴冠する前代未聞の演出は、教皇庁の対するナポレオンの優位性を表す演出でした。
実際には出席していない架空の出席者も描かれていました。
同じ絵(2作目)がヴェルサイユ宮殿の祭典の間に展示されています。 -
「鏡の前の女」 ティツィアーノ作
16世紀「デッサンのフェレンツェ」に対して「色彩のヴェネツィア」と言われ、ティツィアーノは色彩の魔術師と呼ばれていました。
虚栄を表す鏡、はだけた白いブラウスなどをモチーフに、女性を官能的に描いています。 -
イチオシ
「蚤をとる少年」 ムリーリョ作
庶民の子供の姿を写実的に表現したムリーリョの代表作です。
小学生の頃、画集でみて衝撃を受けた作品です。
実際にこの目でみてホント感銘を受けました。
ムリーリョの描いた優しく甘美な宗教画も大好き
です。 -
「キリスト磔刑」 エル・グレコ作
スペインでいち早く美術史に名を残したエル・グレコは、生涯に何度もキリスト磔刑図を描きました。 -
年間800万人が訪れる世界屈指の大美術館「ルーブル」。
3万5000点を越える作品が展示されていますが、
限られた時間の中でほんのさわりの絵画だけを早足で巡りました。
いつの日かもう一度パリを訪れ、今度は余裕を持って作品を鑑賞したいですね。
そろそろ夕食の時間になりました。
初めて訪れた街でウロウロするのも嫌なので、あらかじめ行くお店を調べておきました。
メトロ1号線に乗ってシャンゼリゼ大通りに出ましょうか。 -
ジョルジュ・サンク駅を降りると、シャンゼリゼ大通り沿いに青色のひさしが目に入ります。
ムール貝で有名なシ・レオンのシャンゼリゼ店です。
他の方の旅行記には「安くて美味しい」とか「へたなお店に入るよりレオンはおススメ」とか、なかなか評判がよろしいようです。
実は一昨年ベルギーに行った時、ブリュッセルの本店で一度食べているのですが、確かにメニューは写真が掲載されていて分かりやすいし、安くて美味しかったし、満足しましたね。
東京でバケツ一杯のムール貝を食べる機会もないでしょうから、再び食す事にしました。
ガーリック味のムール貝を頼んだのですが、運ばれてきたとたん写真を撮るのもすっかり忘れてパクパク。
あぁ〜、腹っぺらしは何とも情けない。 -
イチオシ
お店を出ると凱旋門はすぐそこです。
横断歩道の真ん中で夜の凱旋門をパチリ!
この位置じゃないと正面の写真は撮れないんですよね。 -
振り返ってシャンゼリゼ大通りをパチリ!
すぐ脇をバスが走ったりして・・「結構危なかったんだぞ!」ってあんちゃん。
シャッター切るのに夢中になって、周りが見えてませんでした。
良い子の皆さんは、車には十分気を付けてね。 -
1805年 オーストリア・ロシア連合軍との戦争で劇的な勝利を収めたナポレオンは、翌年戦勝を記念して「凱旋門」の建設を命じました。
しかし、工事はたびたび中断し、完成したのは着工から30年後。ナポレオンの死から15年の歳月が経ってました。
彼は、高さ50m 幅45mの壮大な門を見ることは出来ませんでした。 -
いよいよ凱旋門に上ります。
「えぇー! このらせん階段上るの? 聞いてないよー。」
ハーハー、フーフー、酔っ払いにはキツイ272段です。
ちなみにここも「ミュージアムパス」で入れます。 -
階段を上がりきり、展望台に出る前のホールではお土産品を売っています。
-
うわー!綺麗ですね。
凱旋門を中心に放射線にのびる12本の通りが一望出来ます。 -
夜のエッフェル塔のライトアップも素敵ですね。
時間ちょうどから5分間、ライトを点滅させた「シャンパンライト」は凄く綺麗でした。
(21時からのシャンパンライトを見ました♪) -
「追悼の炎」
第一次世界大戦中に命を落とした無名兵士のお墓です。
墓標には「祖国の為に死んだフランス人兵士ここに眠る」と書いてあります。
毎日18時30分に点火されます。 -
初めて訪れたパリ。
なんて素敵な街なんでしょう。
まだまだ行きたい所がたくさんありますが、次回のお楽しみにしましょう。
絶対! もう一度! パリに! 行くぞー!
東京のメトロに慣れているので、パリのメトロは超カンタンでしたよ。
結局10枚綴りのカルネでは足りずに1回券を数枚買い足しました。
歩いて、メトロに乗ってと、休んだ気がしないぐらい、文字通りの弾丸フリータイム。
ホテルに着いて足を見たら、爪があたって指に血がにじんでるし、親指の爪の中に血マメが出来てるし・・。さすがに疲れました。
7月1日現在、爪の血マメは消えてません。(泣)
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この旅行記へのコメント (2)
-
- ニッキーさん 2013/05/27 10:21:11
- パリを拝見しました
- ニッキさん、さっそくお邪魔しました。
私も今年の4月末にツアーで北フランスを旅行してパリへも行きました。
私はフランスは初めてです。
パリ、とっても良かったですよね。
さすが観光のパリ、花の都パリです。
ニッキさんご夫妻は美術好きでいらっしゃるようですね。
私たちは団体で行ったルーブルと、フリータイムに行ったオルセーしか見られませんでしたが、凱旋門にも上りました。
ムール貝は食べる時間がありませんでした。
フランスは田舎の景色も良くて、また行ってみたい国です。
今少しずつ旅行記を書いていますが、まだまだ時間がかかりそうです。
ニッキー
- ニッキさん からの返信 2013/05/30 22:19:43
- 絶対に行きたいと確信
- ニッキーさん こんばんは。
旅行記拝見しました。
前回フランスに行った時、モン・サン・ミッシェルは行かなかったので、今度こそ訪れたいと思っていました。
ただ、パリからバスで日帰りでいくのもねぇ・・・。
東京から名古屋城をみて帰ってくるようなもので、疲れるだけのような気がして・・。
だから私も北フランスコースを考えていたんですよ。
ルーアンもシャルトルもロワールも見たいので、理想のコースだと思ってます。
ニッキーさんの旅行記をみて「絶対に行く!」と心に決めました。
ついこの間、モネの「エトルタの断崖」を丸の内の三菱美術館で観て来ました。
エトルタに行くツアーも珍しいですよね。
実際に見られるなんて、うらやましい限りです。
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