2009/05/02 - 2009/05/06
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kojikojiさん
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奈良の2日目は飛鳥のサイクリングと久米寺の二十五菩薩練供養と橿原神宮に行きました。二十五菩薩練供養は父の残した古い写真から、子供のころに連れてこられていたようです。その不思議な風景を大人になってみたいと思っていました。橿原神宮はやはり小学生のころに父と洞川から大峰山縦走した帰りに立ち寄った場所でした。そして長年見たいと思っていた益田岩船も来ることが出来ました。これは諸星大二郎という作家の「暗黒神話」という作品を読んでいて知ったのですが、こんな山中にあるとは知りませんでした。
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス ANAグループ JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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奈良駅を出て飛鳥駅の駅前で自転車を借りました。高松塚などへ急ぐ人たちとは別れて岡寺方面へ向かいます。5人の方に道を聞いてようやく「益田岩船」に辿り着けました。山をかなり登ると竹藪の中にありました。中学の頃に読んだ諸星大二郎の「暗黒神話」に出てくる所です。ここに来ただけでも今回の旅行は達成出来たようなものです。誰もいない静寂の中です。
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同じ道を飛鳥駅に戻ってからは通常のサイクリングコースを走ります。いろいろな地図が微妙に違っていて意外に迷います。高松塚でレプリカを見ても仕方ないので先を急ぎました。午後3時前に久米寺にいなければならないという縛りもあります。古代の石像好きにはたまらないポイントを選びました。最初は「鬼の雪隠おにのせっちん)」と「俎板」です。
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「亀石」はこんな住宅の間に?といったところに鎮座していました。思っていたより大きい印象でした。伝説によると奈良盆地一帯が湖であった頃、対岸の当麻の蛇と川原のナマズの争いで蛇が勝ち、水を吸い取られて干上がってしまい、湖のカメはみんな死んでしまいました。これを哀れに思った村人たちは「亀石」を造って供養をしたそうです。「亀石」は最初は北を向いていましたが、次に東を向いたといいます。そして現在は南西を向いていますが、当麻の方向の西に向いた時は奈良盆地は泥の海と化すと伝えられています。
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「橘寺」の全景です。何やら市川崑が監督した横溝正史のお庄屋屋敷みたいです。
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橘寺では田道間守(たじまもり)のお祭りがありました。お参りするとお下がりのオレンジをいただけました。冷やして食べたら美味しかったです。橘寺は日本のみかん発祥の地らしいです。田道間守は天皇の命により非時香菓(ときじくのかくのみ)と呼ばれる橘を求めに常世の国に派遣されます。常世国から帰ってくると天皇がすでに崩御したことを聞き、嘆き悲しんで天皇の陵で自殺したとされます。
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橘寺の「二面石」です。善面と悪面2つの顔をもつ石造物で、姿かたちから吉備姫王墓に置かれる猿石と同じ場所から掘り出されたと考えられています。
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ようやく「石舞台古墳」に到着です。ここまで来ると大体の距離感と必要な時間が分かりました。そしてあまりゆっくりは出来ないことも分かりました。
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観光の人がスッと引いたタイミングで写真が撮れました。
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この写真を両親に見せると、昔は草むらの中に打ち捨てられたように石が並んでいるだけだったのにと驚いていました。
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「酒船石」へは山の上側の道で行ってしまいました。自動車道路を自転車で押して登る羽目になりました。柿の木畑を過ぎると竹藪の中に「酒船石」はありました。手塚治虫の「三つ目が通る」でしか見たことのなかった場所にたどり着きました。
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「酒船石」の先に「亀形石造物」が見えました。柵があったり見えないようになっていると思ったら、ここだけは有料でした。下まで降りるのも億劫になり写真だけ撮りました。
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下り坂を疾走する妻です。登りの苦しそうな写真はお見せできません。実家の義父にも見せられないと思います。
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橿原神宮駅前で自転車を乗り捨てて久米寺へ向かいます。午後3時少し前だったので混んでいるかと思いきや地元の人がほとんどでした。最初は写真のようにみんな引いた所で眺めています。
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さあ始まりました。二十五菩薩練供養です。最初は檀家の総代のような方々の列が続きます。
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お坊さんが橋に並ぶと地元の人は足もとに集まります。何かと思っていると散華でした。妻は転びながらも美しいお寺の印が押された物をいただいてきました。自慢げに戻ってきた時、私の手にはすでに小さい散華が5枚ありました。写真を撮っていたら1人のお坊さんと目が合い、お坊さんは微かに頷かれたように見えました。そして投げられた散華は私の横のツツジの植え込みに落ちました。厚い物が1枚かと思いましたらズルッとずれて5枚に分かれました。合掌。
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いよいよ観世音菩薩を筆頭に二十五菩薩が練り歩かれます。ゆるりゆるりと進む上に橋の上を歩かれるので写真は非常に撮りやすいです。
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阿弥陀如来とともに来迎する二十五菩薩とは観世音、勢至、薬王、薬上、普賢、法自在王、獅子吼、陀羅尼、虚空蔵、徳蔵、宝蔵、金光蔵、金剛蔵、光明王、山海慧、華厳王、衆宝王、月光王、日照王、三昧王、定自在王、大自在王、白象王、大威徳王、無辺身の各菩薩を指します。
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衣装も古い物のようです。面からは表が見えないようで、必ず付き添いの方がいらっしゃいました。どうやらご夫婦のようです。顔が見えないので想像でしかありませんが、だいたい同じような年齢の男性に女性が付き添っているようでした。
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菩薩様によって持っている物は違います。
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稚児さんの行列もとても可愛らしかったです。機会がありましたらお勧めです。当麻寺の練り供養が有名らしいですが、観光客も少なく久米寺も良いと思います。
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こんな感じで練りますが、観世音菩薩が入堂しないと後ろは渋滞してしまいます。
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こちらも菩薩様です。全員が本堂に入られて練供養は終わりです。地元の人は三々五々に散会していきます。
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お寺の奥の踏切を渡ると橿原神宮の境内には近道です。洞川から大峰山から弥山を縦走した帰りに立ち寄った小学生の時以来35年ぶりにお参りです。
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初代天皇である神武天皇と皇后の媛蹈鞴五十鈴媛命を祀るため、神武天皇の宮(畝傍橿原宮)があったとされるこの地に、明治天皇により明治23年の1890年に官幣大社として創建されました。
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