パリ・モロッコ・スペインそしてロンドン周遊の旅28　-改めてロンドンを散策

2008/10/10 - 2008/10/21

　エグゼクティブスイートルームを名乗るが全くゴージャスさにも欠け、スーペリアルーム同等の部屋に3.6万円も支払って泊まった我々。せめての救いは、朝食なしと聞いていたが、朝起きると扉の下の隙間から朝食券が放り込まれていたこと。物価が高いこの街では、一食浮くだけでも本当にありがたい。また空港の近くなのでチェックアウトギリギリの正午までゆっくりできたので、かなり助かった。

体調不良の妻をダブルベッドで寝かせ、私は頼みのしないのに用意されていたエクストラベッドで眠っていたおかげで彼女も幾分元気を取り戻した。一方の私は起床の時から何か足に痒さを感じながらも、ホテルの空調のせいで乾燥肌にでもなったのだろうと気に止めなかった。

ところが、だ。ヒースローに戻っても、痒みがいっこうに収まらない。ようやく異変に気づいたのは、私がトイレでズボンを下ろして自分の足からお尻にかけてよく見たとき。すると虫に刺されたような跡が何箇所もあるではないか！

ヤられた・・・、ダニだ。高額なホテル代金を払っておきながら、こんなお土産までもらってしまうとは、空港では後の祭りだ。まさかロンドンのそれなりのホテルでダニ被害を受けるとは予期せぬ出来事だ。因みにダニの刺跡は五ヶ月経った今でも残っている。結局最終地ロンドンでは最後の最後まで良いことがなかった。


　この日のフライトは前日の満席と打って変わり空席が目立つ。おかげで我々の持つ予約の出来ないチケットでもすんなりとチェックインができた上、座席も広くとることができ、日本への復路のフライトは快適なものだった。とはいえ、その代償はかなり高くついた。

　こうして一日遅れで日本に帰国し何変わらぬ生活に戻っていったが、一つ嬉しい知らせもあった。順調に行けば我々はもう一人の家族を迎えることがわかった。旅の後半セウタからロンドンまでは今回の旅中で最もハードな局面、妻は食あたりもあったが、悪阻もまた重なり、ダブルパンチを喰らっていたのかもしれない。そんな状況の中、道中遅れをとらずよくついて来た事に感心し、へたらなかったその根性に私も頭が上がらない。

それにしても、この子も妻のお腹の中にいながら四か国と一地域を旅したのだから、たいしたものだ。きっと我々に似て旅好きになるかもしれない。将来が楽しみである。ただ一点、今回のようにモロッコやパリといったビギナーズ旅をするならいいが、私が若いころ行ったようにハードボイルドな旅をするのだけはやめてほしい。親として心配になるので・・・。今になってほんの少し親心がわかってきた私である。

エリア ロンドン(イギリス)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船 タクシー
• 航空会社: JAL

世界遺産のロンドン塔

きれいなデコ

ロンドン塔

結局入館せず外から眺めただけになってしまった。

あの松ぼっくりは？？？

一昔前はロンドンバスは車掌が乗車していて、車掌から切符を買って乗っていたのに、今では停留所自動券売機で購入して乗車できる。ロンドンバスは一日券の利用が断然お得

ロンドンの繁華街、ピカデリーサーカス周辺

ブリュッセルの町並みに良く似てる

伝統的なシアター

ロンドンタクシーも進化した。一見色使いや、フォルムはあまり変わってないが、真新しい感がある。

ヒースローへ直通電車が走るパティントン駅

直通列車のきれいな車内

ヒースロー空港に到着

何じゃこの色使いは！ここ、ヒースロー空港のバージン・アトランティック航空のチェックイン・カウンター付近。度派手なオーナーのカラーがそのまま演出されているところは流石！

ヒースローの免税店付近で突然始まったコンサート。出発を待つ乗客たちを和ませて私も思わず聞き入ってしまった。

搭乗待合室で待つ日本人。皆新聞を読んで待っているこの光景は日本線ならでは。ほかの路線で新聞をこんな大勢の人が見ている姿を見たことない。日本人は真面目だなー。ほかの外国人は異様に思うのかな？？

Japan Airlines
LHT−KIX　JL422
London to Kansai
20 Oct 2008
☆☆☆☆
洋食はパスタとサーモンのマリネ、そして茶そば。味付けはおいしい。炭水化物系を食べると時差ぼけがしにくくなるということを聞いたことがあるが、パスタが出たのは、それを配慮！？