2008/10/10 - 2008/10/21
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worldspanさん
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パリから一路モロッコを目指すが、我々の旅のゲートウェイとなる町はマラケシュ、モロッコの一大観光地である。我々の利用するロイヤルエアモロッコはパリ・オルリー空港からの出発。パリ市内からはCDG同様に空港と市内はバスで結ばれているので、市内からのアクセスは便利だ。我々はパリ市内をブラリとした後、バスでオルリーへと向かった。オルリー空港は国内線やアフリカ方面への路線が多いといわれている。ちょうど同じくらいの時間帯にロイヤルエアモロッコはオルリーからカサブランカ、アガディール、マラケシュへとフライトがあり、22時50分の出発にもかかわらず多くの乗客たちが空港にいた。
夜遅いオルリー空港で出発を待っていると、私の携帯に一通のメールが届いた。それは私の先輩であり、旅の上では私の弟子からの英文のメールだった。
「一緒にフェズかアルヘシラス、ジブラルタル、若しくはセウタで逢おう。君の予定に合わせるからヤフーメールに連絡が欲しい。私はこれから君に逢うためにチュニスからマドリッドへと飛ぶ。」
彼は日本を旅立ち一年と少し世界中を巡っていた。そんな彼に我々がモロッコに行くことを伝えたのは二ヶ月前の八月、彼はイスラエルからエジプトに入り、カイロで沈没していた。大体の日程と旅程を伝え、お互いのスケジュールを調整をしていたが、彼は放浪者、我々のようなスピーディーな旅に上手く合流できるのか当初かなり心配していた。
九月に入りその心配が現実のものとなり、彼のモロッコへむけたスケジュールが徐々に遅れ始めた。そして更に不運が重なる。彼は九月にリビアを経てチュニジア入りしたが、チュニジアとモロッコとの間に位置するアルジェリアのビザ取得に苦戦を強いられていたのだ。陸路や海路の移動が基本の彼はモロッコへの移動に迷っていたのだ。空路での移動は基本的に値段が高い。私もそんな無理強いはできないので、結局「安いチケットが見つかったら逢おう」、といことになり、何か動きあれば携帯メールに欲しいと出発前に期待なくメールを入れていたのだ。
予想外のメールに私は驚き、そして嬉しさも込み上げてきた。しかし現在パリは後二時間も経たぬうちに10月12日になろうとしている。彼は13日にチュニスからマドリッドに飛び、モロッコに陸路・海路を経て向かうので、フェズで逢うのであれば、彼に急いで来てもらっても15日しか無理だろう。セウタ、アルヘシラスはスペインなので彼にとっても時間に余裕が出来るのがセウタとアルヘシラス、または英国領ジブラルタル・・・、いずれにせよ私は彼の行きやすい場所で逢う準備をすることを伝え、改めて我々の各スポットでの到着する日にちと凡その到着時間を彼に伝えた。
お互い旅の出発地点が異なりながら途中の町で合流を試みたのは過去二回、14年前にロシアのウラジオストクと12年前にハンガリーのブダペスト。いずれも成功している。インターネットが普及していない時代なので、出発前に手紙や電話でミーティングスポットを決め、時間調整をしながら、スポットに向かったので、現在のように通信手段が便利な時代でなくとも何とか逢うことが出来た。しかし今回お互いに旅は進行していながらもスポットや日時さえも決まっていないので前例とは状況が異なる。しかしながら連絡をとる術は当時とは比較にならないくらい進化した。二人ともそれなりに旅を経験しているので、時間に余裕さえあれば逢うことが出来るだろう。時間さえあれば・・・。
彼がせっかく私の為に旅を急がせたのだから、何が何でも成功させなければならない。今までの経験を信じて彼へメールを送信した。進行形の中で場所と時間を設定しなければならない。全く・・・、今回の旅は初っ端からチケットが取れない危機に瀕したり、逢えるか逢えぬかわからぬ約束をしたりと、どうも気が休まらぬ旅である。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船 タクシー
- 航空会社
- JAL
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ロイヤルエアーモロッコの機内。
機内は座席の三分の二が埋まっている状態、乗客の大半がフランスからの観光客、中には2歳くらいの小さな子供をつれてもマラケシュに向かったフランス人の夫婦もいる。それだけモロッコへの旅行というものがフランス人にとっては馴染みある観光地のひとつなのかもしれない。 -
Royal Air Maroc
ORY-RAK AT741
Paris ( Orly) to Marrakech
11 OCT. 2008
☆☆☆☆
モロッコ料理タジンのようなメインディッシュ。これがまためちゃウマ!きっと日本人にも合います。ご飯はパサパサなのでご飯だけで食べると日本人の口には合いませんが、タジンとは見事にフィット!サラダもぼちぼち美味しい。チョコレートムースも好きな人にはたまらんみたいです。チョコが苦手な私でも確かに食べれました。 -
マラケシュ空港。地方の空港にしては綺麗。ターミナルに入るとすぐそこにイミグレーションが設けられており、コントローラーは既にスタンバイ済み、入国審査はすぐにはじまり、淡々とすすみ、あっという間にパスポートコントロールも終えてしまう。
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日本円もモロッコ・ディルハムに両替でき、こんな夜中でも両替所がオープンしているのがうれしい。
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マラケシュ駅から300メートルの場所にあるホテルアグダル
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一室50ドル強で朝食付き。部屋はまずまず。ただ冷蔵庫はつけておいてほしい。
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風呂場もバスタブがあって綺麗。
ビデが付いているので、足を洗った後にお湯を張ったお風呂に浸かることができるので、私にとっては嬉しい。
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