パリ・モロッコ・スペインそしてロンドン周遊の旅　2　パリへの到着

2008/10/10 - 2008/10/20

成田からパリまでの飛行時間は凡そ12時間、日本時間の10時に成田空港を出発し、パリに１５時頃に到着するのが本来の予定。しかしながらCAの出発前のアナウンスでは、向かい風が強いために到着が遅れるとのことだった。パリにはシャルル・ド・ゴール空港に到着後、マラケシュに向かうフライトがオルリー空港から22時40分までの滞在、移動時間や入国・出国時間を削っても5時間ほど観光時間がある。とはいえ要所しか回れぬ時間なので、飛行機の遅れを心配していたが、40 分程度の遅れで済んだので、パリの街の散策にはほとんど影響することはなかった。

　シャルル・ド・ゴールに降り立つのは実に9年ぶりのこと。中欧・東欧漬けの当時の私はフランスなどに見向きも興味も魅力すら感じていなかったので、乗り継ぎ時間が10時間以上あったにもかかわらず、空港から一歩も出ることがなかった。そして時が経ち、フランスとイタリアのバイヤーを担当することになった私は少しだけフランスに興味を持つことになり、今回のフライトの乗り継ぎ時間を利用して、初めてパリの街に繰り出すことにした。

　シャルル・ド・ゴール空港から市内に向かうバスの車窓は、フランスでは平凡な町並みなのかもしれないが、私には明らかに華やかなに感じ、私が愛するブダペストにはない明るさとセンスの良さに、フランスはやはり違うな、改めて思った。センスが良いというのはこういうことを言うのだろうか。ファッション関係のバイヤーのデザイナーたちは、この町いれば感性が先鋭化され、日本にいたのでは到底思いもよらぬ垢抜けたものを作ることができるのも、わかる気がした。それにしても物価が高い。中欧圏を舞台にした私にとってパリの品物や交通機関の高さに驚かされる。尤も中欧からしばらく離れているので、EU加盟後値段もつりあがっているのだろうが・・・。

　実は私、フランス、イタリアという国にとても否定的な偏見が以前にあり、ラテン系の国にはまったく足を遠ざけていた。行ったとしてもせいぜいルーマニアとモルドヴァ、自分の専門領域のラテン国家しか訪れたことがなかった。ハンガリーやクロアチアを専門に勉強していたので、イタリアやフランスの垢抜けた国を心の中で嫉妬していたのだ。そしてラテンの底抜けに明るい反面、ルーズな感じがどうも合わないと思っていたのだ。

　そんな私がフランスやイタリアに多少なりとも関心を抱くようになったのはイタリアとフランスのバイヤーを担当となってから。当初は彼らの大雑把さが嫌で嫌で仕方なかったが、でもその独特の明るさと細かなことを気にしない彼らに私もおおらかになり、色々勉強させてもらい、私はイタリアとフランスのバイヤーに育ててもらい、仕事がとても面白くなったのも彼らのおかげ。また同僚がフランスに住んでいたこともあったので、そのときのフランスの話を聞いているうちに、興味を持ち始め、目を背けていたこれらの国に、特にフランスには今回初めて街に繰り出すことにした。

自分の狭い領域を少しでも広げてくれ、わずか5時間のパリ滞在でありながらも楽しませてくれるきっかけを作ってくれた私の同僚、私の4社のバイヤーに感謝感謝である。

エリア パリ(フランス)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船 タクシー
• 航空会社: JAL

久々のシャルル・ド・ゴール空港に到着。大きな空港の割にはわかりやすく使い勝手の良い空港のひとつです。

CDGから市内へはこのエアフラバスが便利。一本で凱旋門までごあんな〜い

飛行機雲が珍しくバッテンを描いているのでパシャリ・・・

〜〜〜０００〜〜〜０００〜〜〜
後日Maiさんの下記のブログを見てびっくり仰天！
MaiさんはANAの機上からバッテン雲を撮影し、私はJALで到着後バスターミナルからこのバッテン雲を撮影！！

パリの青いキャンパスに飛行機が白いパステルで描いた綺麗な飛行機雲に惹かれて写真を写したこの偶然に、旅って良いなーって感じました。

http://4travel.jp/traveler/marimari/album/10283752/

オオオッ！はじめてみたコンコルド！パシャッって撮るとなんと見事に機体の先端部分に縦棒が！？！？

※このコンコルドもMaiさんとかぶってしまいました。Maiさんのほうがとても上手に写されていますが・・・（笑）。

バスは凱旋門へと向かう前に、コンコルドの横を通り過ぎ、第一ターミナルへを経由するのですが、その時偶然にもＡＮＡの７４７がタキシングウェイを走っているのを妻と一緒に偶然見かけ、「ANAやな〜〜」とたわいもない話をしていたのを思い出しました。Maiさんはこの機に搭乗されていた！？！？

パリの花屋さん、なんとセンスの良いディスプレイなんでしょう！お客も相手のことをイメージしながら自分で花束をアレンジしているのを見ると、すごいなーっておもいます。

以前は全く興味のキョの字もなかった凱旋門に初めて訪れたが、特に感激はないものの観光客の多さには驚くばかり。

ホホーッ！これがシャンゼリゼですか〜〜。確かにすごい通り。知ってるブランドショップがたくさん！これぞ「王道」ですね。

一応シャンゼリゼとわかる標識を撮っといて・・・。あ、これ私のメインの担当ブランドでした。。。

何の行進だかさっぱりわかりませんでしたが、とりあえずとっとこ

へ〜〜〜

これって退役軍人のパレードなんでしょうかね・・・

パリとくればオープンテラスのレストランやカフェですよね。アニメルパン三世でもおなじみでした。

ニナリッチってカジュアルなイメージしかなかったけぢ実は本場ではちゃうんかなー

エライ統一された花ばっか植えとるのぅ。なんかイソギンチャクみたい。

一度は見てみたかったエッフェル塔。今回はじめての観覧。

パリ市内を走る電車。乗った当初は１ユーロを越える運賃の高さに愕然としたが、ロンドンと比べるとその値段もまだ良心的。

満月が教会のすぐ後ろに。

パリの第二の空港オルリー空港。CDGと比べると比較的小さいが、アフリカ方面の国際線が多く就航しています。

オルリーで食べたフランスのお菓子、マカロン

二つで6.2ユーロってめちゃたか！

オルリーのトイレは扉がおしゃれ！

こいつらTシャツさらけ出し取るぞ！！

オルリーの免税店街。かなり充実しているが、21時を過ぎるころにはシャッター街に・・・