2009/02/06 - 2009/02/06
1573位(同エリア1725件中)
早島 潮さん
平成21年2月6日(金)
白川と五箇山の合掌集落見学ツアーの集合地である新宿駅には6時20分頃ついた。旅中間の橋田さんは既にきていた。
受け付けが終わって歩いていたら腕時計が落ちて硝子が一緒に飛んだ。時計の金属製バンドの留め金が外れたようだ。時計は動いているものの硝子がないので使用に耐えそうにない。幸い万歩計と携帯電話に時計がついているので旅に支障はないものの左手首に時計がないとなんとなく落ち着かない。習慣とは恐ろしいもので今回の旅では時刻を確かめようと時計のついていない左手首を何回みたことであろうか。
随分参加者が多いのも驚きだが、皆さん長靴を履いたり防寒衣で重装備であるのも何時もの旅行とは雰囲気が違う。聞けば86人の参加でバス2台になるという。八王子からも乗ってくる客があるようだ。定刻の7時にスーパーあずさ号は新宿駅を出発した。
八王子駅から同行者が乗り込んできて空席は全て埋まった。車窓の右手には秩父山地の山々が山頂に雪を被って快晴のもとに美しく連なっていた。甲府に近づくと今度は車窓の左手に南アルプスの山々が姿を現す。中央線から遠望できる雪山の景色は何れも美しい。
松本駅9時39分着。出迎えの千曲交通のバスに乗り野麦街道を一路飛騨高山を目指して疾駆する。野麦峠もバスだと一気に通り抜けてしまうが自動車道路が開通するまでは越すに難儀な峠であった。野麦峠は標高1672mで飛騨と信州の国境にある峠で映画や小説の舞台となり女工哀史の峠として知られるようになった。
岐阜県立自然公園野麦峠のサイトには以下のように説明されている。
http://www.takanekankou.or.jp/nomugi/touge/index.html
引用開始
野麦峠は標高1672m。
飛騨と信州の国境にある峠で、この峠を通る街道は鎌倉街道、江戸街道と呼ばれるように飛騨と信州、江戸を結ぶ古くからの重要な路線でした。また、富山県で水揚げされた鰤(ぶり)を信州へ運んだ街道でもあったことから、別名「鰤街道」とも呼ばれました。明治・大正時代に多くの飛騨の若い女性がこの峠を越えて長野県の製糸工場へ糸引きの出稼ぎに向かいました。野麦峠は「女工哀史の峠」として小説や映画の舞台となり、全国的に知られるようになりました。
明治・大正時代大勢の飛騨の若い女性が「糸引き稼ぎ」に野麦峠を 越えて長野県の製糸工場へ向かいました。当時は現金収入も少なく 家族の食べ物も十分でない時代彼女達の持ち帰るお金で年越しが 出来るくらいでした。そんな工女達の一人、岐阜県吉城郡河合村角川で生まれ育ち14歳頃から毎年製糸工場へ出稼ぎに行った「政井みね」という当時模範工女 「百円工女」といわれた女性がいました。彼女達の労働条件は大変厳しかったということです。そんな中、政井みねさんも20歳の時、信州・岡谷の工場で病気になり兄がつれて帰る途中、野麦峠に辿り着いた時、「ああ飛騨が見える、飛騨が見える」とうれしそうに言って息を引き取ったそうです。
明治42年11月20日のことです。 引用終り。
野麦峠を通過すると安房トンネルが控えている。このトンネルが平成9年に開通したことにより飛騨高山や飛騨古川、飛騨白川等の秘境へも一般観光客が車で手軽に訪問できるようになった。陸の孤島であったが故に進歩から取り残された。停滞したが故に古い文化が保存され今脚光を浴びているのである。安房トンネルは安房峠道路の中の湯ICと平湯ICの間にあり、長野県松本市と岐阜県高山市を結ぶ全長4370mの自動車専用道路内トンネルであるが、工事は火山性ガス爆発の恐怖と闘いながらの難工事であった。
平成9年には道路関係で頭にアの付く大土木工事が三個完成している。
東京湾アクアライン=http://www.pref.chiba.lg.jp/syozoku/i_douro/aqua/aqua-gaiyo-j.html
明石海峡大橋=http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%8E%E7%9F%B3%E6%B5%B7%E5%B3%A1%E5%A4%A7%E6%A9%8B
安房トンネル=http://www.chubu-geo.org/about/project/abou_01.html
である。
安房トンネルを通り抜けると右手前方には白馬ハイランドスノーパーク
http://www.hakuba-highland.net/index.htmlのゲレンデが見えた。
雪景色を眺めながら走行するうちに飛騨高山の入り口赤かぶの里に到着しここで小休止した。
http://www.akakabu.com/cgi-bin/akakabu/sitemaker.cgi?mode=page&page=page2&category=0
- 同行者
- その他
- 交通手段
- 観光バス JR特急
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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