2008/12/21 - 2008/12/21
10位(同エリア76件中)
ショコラさん
船はいくつかの小さな港に短い寄港をしながら北上を続けています。正午に寄港するオーレスンでは3時間の停泊予定。
オーレスン停泊中は、自分たちで町の散策をするつもりでいましたが、沿岸急行船のターミナルから町までどのくらい離れているのかが今イチわからず、もしバスに乗るなどして往復に時間がかかって出航時間に間に合わなかったら困ると思い、結局、市内観光のエクスカーションも追加で申し込みました(これなら置いてきぼりの心配はない)。
実際は、ターミナルと町は徒歩10分程度の距離で、エクスカーションも徒歩だった……(^^;) そんなに近いとわかっていたら、自分たちで散策したんだけど。まぁ、ガイドのおじさんがおもしろい人だったし、いろいろ説明も聞けたからいいか。
《旅程》
□12/19 フランクフルト ~(オスロ経由)~ ベルゲン 〔ベルゲン泊〕
□12/20 ベルゲン散策 ~(夜)沿岸急行船に乗船 ~(22:30)ベルゲン出航 ~〔船中泊〕
■12/21 ~オーレスン(市内観光のエクスカーション)~〔船中泊〕
□12/22 ~ トロンハイム(市内観光のエクスカーション)~〔船中泊〕
□12/23 ~ ボードー(市内散策)~〔船中泊〕
□12/24 ~ トロムソ(市内散策) 〔船中泊(トロムソ停泊)〕
□12/25 トロムソにて犬ぞりのエクスカーション ~〔船中泊〕
□12/26 ~ ホニングスヴォーグ(ノールカップ観光のエクスカーション)~〔船中泊〕
□12/27 ~(10:00)ヒルケネス到着 〔ヒルケネス泊〕
□12/28 ヒルケネス ~(オスロ経由)~ フランクフルト
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 船
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パノラマ・ラウンジでしばらくのんびり。
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ラウンジ最前列の席は空いていなかったので、少し後ろの席に座りました。さすがに日の出は遅く、午前10時くらいになってようやく外が明るくなってきました。
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船の両側には山並みが連なり、小さな島影もぽつりぽつり見えます。
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ラウンジの外の階段ホールからの眺め。
手摺りは子どもの遊び道具になってます(笑) -
船内にあるスクリーン画面に現在地が表示されています。
間もなくトルヴィーク(Torvik)に到着のようです。 -
キャビンにもどり、ちょっと寒いけれどバルコニーからしばし外を眺めました。雪をかぶった山々が綺麗。
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航跡を描きながら船は進んでいきます。
昨夜は海が荒れていましたが、今はとても穏やか。 -
向こうに見えるあの橋の下をくぐってきました。
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山の上はまっ白〜。
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トルヴィークに到着しました。とても小さな村のようです。ここからだと家々がマッチ箱のように見えてかわいいな。
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トルヴィークには30分弱停泊し、再び出航です。
元々、沿岸急行船はノルウェー沿岸の町へ生活物資を運搬する目的で造られたものなので、クルーズ船となった現在も乗客がほとんど乗り降りしない小さな町にも寄港して、物資の積み込みや積み下ろしをしていきます。その分クルーズに時間がかかりますが、寄港する町々の風景が垣間見られるので、なかなか楽しいです。 -
船内のレストランでは、ランチは通常は12時からでしたが、この日は12時にオーレスンに到着後、12時45分から市内観光のエクスカーションがあるため、レストランは11時半から開いていました。
それで11時半にレストランへ。食事をしている間にオーレスンに着きました。
寄港地で下船・乗船するときは、船の出入り口でカード・キーを読み取り機に通します。これで乗客の乗り降りを管理しているみたいです。
出入り口には出航時間が大きく表示されています。 -
エクスカーション参加者は船を下りたここで待ち合わせ。
英語チーム(左手)とドイツ語チーム(右手)のふた手に分かれて観光するとのこと。思った通り、ドイツ人の比率高し。さすが旅行好きドイツ人。 -
ここでちょっと問題発生。英語のガイドは来ているのに(右から2番目の案内表示を手にした男性)、ドイツ語ガイドが来ていないらしい。全員一緒に出発するとのことで、みんなでガイド待ち。。。
船のスタッフ(右端の女性)が問い合わせの電話をかけましたが、10分くらいたってもドイツ語ガイドは現われません。
お金を払って参加しているのに、これで観光時間が短縮されちゃったら頭にくるよな〜と思っていたら、(写真の背中を向けている)男性が?もう待てん!?というような感じで、ひとりでスタスタ町へ向かって歩き出しました。それを見て、慌てて奥さんが追いかけ、男性を連れ戻しました。そのやり取りがおかしくてわたしがクスッと笑うと、奥さんと目が合ってふたりで大笑い。
このご夫婦は息子さんと娘さんと家族4人でベルゲンから乗船しているスウェーデン人でした。彼らとはその後ヒルケネスで下船するまで毎日言葉をかわすようになり、すっかり仲良しに。 -
さて、問題のドイツ語ガイドですが、結局、15分ほど遅れてやってきました。悪びれたふうもないことにちょっと唖然。やむを得ぬ理由があったにしても、日本人だったら平謝りするだろうけどねぇ。文化の違いを感じてしまいました。
←英語のガイドのおじさん。
説明をしながら両腕を大きく上げ下げするので、なんだか指揮をしているように見えて、話しを聞くよりおじさんを見ているほうが実はおもしろかった……(^^;) -
←ターミナルから町の西側を見たところ。
そういえば、丘の上のあの大きな建物については説明はなかったような……。なんだったんだろう? ガイドのおじさんに聞けばよかった。
さっきから細かい雨が降っていたのだけれど、だんだん雨粒が大きくなってきました。でも傘をさそうにも風が強くて無理。早く屋根のあるところに行きたいよ〜。 -
一緒に出発した英語チームとドイツ語チームでしたが、5分もしないうちに別行動になりました。これだったら、英語チームはドイツ語のガイドさんを待つ必要はなかったのでは??
町の中に入ってきました。でも日曜日なのでお店はどこも開いておらず、人っ子ひとりいない〜。 -
オーレスンは1904年に大火災に見舞われ、700〜800軒もの家が失われてしまったそうですが、その後の復興でアールヌーヴォー様式の建物が建てられていき、町は生まれ変わったとのこと。
←アールヌーヴォー様式で建てられた優美な建物。 -
町にはこのようなアールヌーヴォー様式の建物が建ち並んでいます。
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1階のアーチの上と、最上階の窓の上の装飾はレース模様のようで凝っています。
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←この町で一番間口の狭い家。
児童書のお店のようでした。
雨がかなり降ってきました。フードをかぶってはいるけれど、けっこう辛くなってきました。でもガイドのおじさんは雨などいっこうに気にならないようで、熱心に説明を続けています(寒いよぉ、早く終わってくれぇぇ)。 -
風雨に耐えかねたのか、英語チームから数人脱落者がでて船にもどってしまいました。ガイドのおじさんは構わずに残った人たちだけを連れて案内を続けます。
←新聞売りの少年の像。
ガイドのおじさんさんが説明してくれていましたが、わたしは建物の軒先に避難していたのでよく聞こえなかった……。 -
オーレスン港を臨む橋からの眺め。
左手のアールヌーボー様式の建物群はホテルや集合住宅のようです。美しい街並みだなぁ。 -
建物は海ぎりぎりに建っています。
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雨は小降りになったけれど、風が冷たくて寒いよぉ……。どっか屋根のあるところへ行きたいよーと思ったら、
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この建物の中を見学するとのこと。あー、助かった〜。
このアールヌーヴォー様式の建物は「アールヌーヴォー・センター(Jugendstil Senteret)」という所で、かつては薬局だったのだそう。
建物内部には装飾の見事なアールヌーヴォー様式の家具や陶磁器などが展示されています。また建物の一角には1904年の大火災の様子を音と映像で再現するコーナーがあり、なかなか興味深かったです。
★アールヌーヴォーセンター URL:
http://www.jugendstilsenteret.no/ -
建物1階では20世紀前半の薬局の店内風景を見ることができます。
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見学を終えて外に出ると、雨はあがっていました。
港のそばのプロムナードを歩いて船へもどります。
←オーレスン港の西側の建物群。デザインがなかなか凝っていて、ひとつとして同じものがありません。 -
向こうに沿岸急行船が見えます〜。
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ターミナルの近くの駐車スペースに描かれていたもの。ウサギかな? これはいったい何のマーク?
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ターミナルに戻ってきました。
←沿岸急行船「ミッドナットソール号」の船首部分。 -
近すぎて船全体が写真に入らず……。
エクスカーションは2時間ほどで終了。
町の東側にあるアクスラ山の展望台から見る街並みが綺麗なようなので行ってみたかったけれど、エクスカーションにはそこは含まれていませんでした。まぁ、雨模様だったから、行っても展望は望めなかっただろうけど。 -
船は定刻の15:00にオーレスンを出航。すでに外は暗くなってきています。
遠ざかっていくオーレスンの町。さようなら〜。 -
夕方、モルデ(Molde)に寄港。ここでもまだ雪はありません。
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←この日の夕食の1皿目(前菜)。なんのサラダだったっけ?
船内のレストランでの食事は朝食はおいしかったけれど、昼食はそれほどでもなく、夕食は前菜とデザートがまあまあといったところでした。
ちなみに、夕食時でもドレスコードはありません。 -
夕食を終えてキャビンにもどったら、ターンダウン・サービスがされていてびっくり。
(注)すみません、ヘラジカのぬいぐるみはサービスじゃありません。わたしが置きました〜。ベルゲンで買ったこのぬいぐるみがすっかり気に入ったもので……。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- jiuさん 2009/01/31 00:45:48
- ますます惹かれていく沿岸急行船の旅
- また、遊びに来ました。
高緯度にもかかわらず、さすがノルウェーというか、真冬なのに「雨」なんですね。雨に濡れたオーレスンの建物が美しく、とても魅力的です。ベルゲンとは違った風情があっていい感じです。トルヴィークの町も可愛らしいし。
(1)で紹介されていた日本の代理店のHPをふと見てみたら、冬のディスカウントクルーズがずいぶんお値打ちになっていました。残念ながら今冬はもう海外は無理なので、指をくわえて眺めているのみですが、、、。
jiu
- ショコラさん からの返信 2009/01/31 07:52:13
- RE: ますます惹かれていく沿岸急行船の旅
- jiuさん、こんにちは。
旅行記を見にきてくださってありがとうございます〜。
ほんと、ノルウェー沿岸って高緯度でもけっこう気温が高いんですね。山は雪をかぶっていましたが、町はかなり高緯度まで行かないと雪がありませんでした。これにはびっくりでした。わたしたちが行ったときは異常気象でとくに気温が高かったということもありますが。
オーレスンはアールヌーボー様式の建物が建ち並ぶ美しい町でした。洗練された雰囲気で、しっとりと落ち着いた港町という感じがしました。
日本の代理店のHP、わたしも今見てきました。すごい、半額近くになっていますね。ホテルみたいに日にちがせまってくるとこんなこともあるんですね。スケジュールが合えばこれはとてもお得。次の冬にはjiuさんもぜひ〜。
ショコラ
-
- ippuniさん 2009/01/28 21:11:24
- 寒そう〜
- ショコラさん
こんにちは!
(時差がないって素晴らしいですね^^)
オーレスンまで完読しました!
それにしても寒そうですね〜。
気温が低くて、風が強くて、おまけに雨・・・。
なんだか分る気がします。
パリでもそんな日が年末に続いて
もうイヤ〜って叫びたくなる思いでした。
あんなに大きな船でも揺れるんですか?
私の旦那は揺れに弱いので船旅は無理そうです^^;
でも地図を見ながら徐々に北上していく感じが
なんだかかっこいいですね♪
何世紀も前の冒険物語を読んでいる感じです。
続きが楽しみです!
ippuni
- ショコラさん からの返信 2009/01/28 22:46:19
- RE: 寒そう〜
- ippuniさん、こんにちは!
(時差なしであいさつできるのはいいですね〜)
ここまで読んでくださってありがとうございます〜。
オーレスンでは気温は零度くらいだったと思うのですが、なにせ風が強くて傘がさせず、雨で顔やズボンが濡れちゃって、体が冷え切ってしまいました。エクスカーションに申し込んでいなかったら、船から下りなかったと思います(^^;)。
そうそう、あんなに大きな船でも揺れるんですよ〜。クルーズ最終日の夜なんか、キャビンにあったライティングデスクの椅子が倒れちゃったほど(倒れた音でわたしは目を覚ましましたが、ダンナは爆睡してました)。ダンナとわたしは揺れに強いみたいで(今まで自分でも知らなかった)、わたしは酔うことより転覆のほうが気になってました(^^;)。
船旅も北極圏入りも初めての経験で、何もかもが物珍しくておもしろかったです。続きの旅行記もまた見てくださるとうれしいです♪
ショコラ
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