2008/11/21 - 2008/11/28
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tre_pontiさん
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5日目は、カッパドキアをぐるぐると見て回ります。
そこかしこでバスを降りて、何かと楽しい一日でした。
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
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朝食前にホテルの近所を一人で散歩し、少し高台に上ると辺りを一望できるスポットが。手前は学校のグラウンド。奥には台形の岩山。
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出発とほぼ同時に小雨が降り出して嫌な予感。
バスは私が泊まっていた市街のホテルから、洞窟ホテルへと向かいます。
洞窟ホテルがあるのは、鳩の谷と呼ばれる場所。
ビザンツ時代には、鳩の糞を肥料にしたんだとか。
まだ薄暗いものの、岩肌に開いた穴と、崖沿いに立ち並ぶ家々が、不思議な光景です。
奥には小さいけれど熱気球。 -
尖塔のおかげでこういう場所でもモスクの位置は一目瞭然。よくこんなところにこれだけ家を建てたもんです。
なんでも、紀元前18〜12世紀、ヒッタイトが住んでいた頃にも、彼らは優れた建築技術を有していたにも関わらず、それらの痕跡は残っていないんだとか。岩をくり抜けば、十分住居として使えたってことらしいです。 -
続いては、ヒッタイトの作った洞窟を利用し、5世紀ごろにキリスト教徒たちがアラビア人の侵略から隠れるために住んでいた、カイマクル地下都市へ。
地下8Fもある洞窟で、大人は腰を低くしてかがまないと通れない通路(しかも坂道)がめぐらされた、かなりアトラクション性の高い場所です。 -
これは、地上へと続く縦穴の通気口。
こういった通気口などのおかげで、空気循環は問題ないんだそう。
逆にランプを使うと、その煙が外に出て、居場所がばれてしまうので、普段は一箇所にとどまらず、暗闇の中で生活していたんだとか。
うーん、厳しい。。 -
これは、洞窟の通路をふさぐための扉。
くぼみは、何かの物入れに使っていたのではないかということでした。
ガイドさんが、目玉焼き用フライパンと冗談で言ったら、84歳のおばあさんに、「私もそうだと思ったのよ!」と本気で言われて、ウソと言い出しづらくなって困ったんだとか。 -
洞窟を抜けると、これまた抜けるような青空。
天気運に最高に恵まれて、この日はポカポカ陽気に。
実は3日後ぐらいに、カッパドキアでは初雪になったんだそう。
実に運が良かったです。 -
洞窟と駐車場の間にはお土産屋さんストリートが。
ここの店先には、青い目玉のナザール・ボンジュがたくさん。
カイマクルだけに、お土産を買いまくる、なんて言うと顰蹙を買いまくること請け合いです。 -
こちらはニットやレースを取り扱う店で、ついでに猫も並べてます。
店の人も、この状況を黙認。
おおらかだ。 -
洞窟の次は、格安ツアーの定番、じゅうたん工場へ強制連行されます。
きれいな建物に、スーパー流暢な日本語を話すおじさん、社会科見学気分で、じゅうたんの製造現場の説明を受けます。 -
ウールのじゅうたんと、絹のじゅうたんがあり、絹はこうやって繭から紡ぎます。
もったいないことだが、どうしても捨ててしまう部分が出てしまう、と、だんだん商売がかった方向に説明は進みます。 -
大きな部屋へ通され、飲み物をごちそうになります。
そして、現物を見せながら説明が始まります。
ちょっと日本の部屋には合わないものが多い。。
最初は、2、3人がじゅうたんを広げる係として、部屋の隅の方でスタンバイして、日本語流暢おじさんの説明に合わせてどんどん床にじゅうたんを敷いていきます。 -
床が見えなくなるぐらい、どんどん重ねていきます。
紹介する商品も、抜群に高いものや、割と安めのもの、デザインもモノトーンのものなど、選択肢が増えていきます。
そして、最初は2、3人だったまわりの人が、8人ぐらいに増員されて、商談タイムが始まります。
買う気を見せないと、向こうから勝手に提示額を下げてくれるので、最初の値段はあくまでご参考だということが良くわかります。 -
ここまでは、ちょっと悪い風に聞こえるかもしれませんが、商品は素晴らしいものも多く、このじゅうたんは絹で非常に細かい模様が織り込まれていて、もはや芸術品です。(もちろん値段も)
大物を買うと、日本まで無料で送ってくれるなど、アフターサポートも含めてビジネスモデルはしっかりしてました。
ここは買わなくても行くだけで面白いです。 -
次はウチュヒサールへ。
この光景。スタジオジブリの世界かと思うほど。
岩に開いた穴がすごいことになってます。 -
このあたりはどうかわかりませんが、辺りには、今もこういう岩の家で生活している(と言っている)人がいました。夏場は、ペンションなんかも営業しているそう。
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まるで地面から生えてきたような形の岩肌。
良く見ると、地層が分かれているらしく、横方向に線が浮き出ています。 -
再びちょっと移動してギュレメの谷へ。
キノコ岩っぽいのが手前に見えて、奥には三色ぐらいに色が分かれた地層の見える岩。
崖の上から見えるこの光景。絶景です。 -
ここでは、ひとしきり写真を撮っても、けっこう休憩時間は余裕があり、ドンドルマ(トルコ風アイス)を食べました。
このアイス屋のお兄ちゃん、誰が教え込んだのか、日本のお笑いに非常に精通しており、
グゥ〜!(エドはるみ)、そんなの関係ねぇ!(小島よしお)、ウィッシュ!(DAIGO)とか、他にもネタを連発する陽気なナイスガイでした。
ドンドルマ自体もおいしいので、寒くなければお薦め。 -
途中、洞窟レストランで昼食を食べ、再び短距離の移動で、パシャバーという場所に。
ここはキノコ岩だらけ。別名、妖精の煙突とも呼ばれるらしいけど、一見すると、何じゃこりゃ!?というリアクションが出てきてしまう奇岩地帯です。 -
こういうお菓子、ありますよね?
-
この岩なんて、乗せた?盛った?
そんなツッコミが出るほど不自然。 -
キノコ岩の密集地帯には、こんな居住地跡があります。
ここは教会の入り口。
イスラム絵画にならって、本人の顔は自粛。 -
教会内部です。
こういう場所に、誰でも勝手に入れてしまうところがすごい。保存という意味ではずさんでも、観光する側としてはうれしい部分もあり、複雑です。 -
またまた、少し移動して、ゼルヴェの谷へ。
不思議な岩の地形に、やはり人が住んでいた形跡が。
岩山の中腹に、削られたらしき回廊のようなくぼみがあります。 -
ゼルヴェ野外博物館、という看板。
野外の博物館というより、野外が博物館。そんなニュアンス。
この後少しして日が暮れ始め、バスから眺める景色は、岩山に夕日が映って非常にきれいでした。
カッパドキアを満喫して疲れたので、眠りこけて気づいたらアンカラへ到着。
アンカラは観光なしの経由地なので、味気ないビジネスホテルがこの日の宿です。
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