1983/07/05 - 1983/07/09
364位(同エリア993件中)
キートンさん
もう25年以上昔のこと。
大学3回生だった私は、大学の連れと2人で当時の国鉄の北海道ワイド周遊券で17日間の旅行をしました。
その第2章は道東編です。
その後、世界自然遺産に指定された知床半島、北海道を代表する湖摩周湖など、北海道旅行のハイライトともいえるエリアを訪れます。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
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-
7月5日朝に網走に到着し、天都山にやって来ました。
-
天都山の展望台からの眺め。
左は網走湖。 -
天都山からの道。
とにかくこの旅ではよく歩いたなぁ。 -
網走から斜里経由で知床半島に向かいます。
斜里あたりの風景だと思います。 -
向こうに見えるのは斜里岳でしょう。
-
斜里からウトロにバスで移動する途中に、オシンコシンの滝があります。
-
オシンコシンの滝を上から見ます。
確かここからウトロまで林道のような道や畑の中を歩いて行った記憶があります。
「とらべるまんの北海道」に紹介されていたコースと記憶してますが、最近通行した形跡があまりなくて途中の小さな橋が落ちていたりしてかなり苦労しました。 -
ウトロの街。
正面の小さいエアーズロックみたいなのはオロンコ岩。
あそこに上ってみました。 -
オロンコ岩から見るウトロの街。
左下の方に「ゴジラ岩」が見えます。
本日は、ウトロYHに宿泊する予定でしたが、YH改装中かなにかでYHの料金で国民宿舎に泊まる事になりました。 -
7月6日、午前中は観光船で海から知床半島を眺めます。
地図ではフレベの滝とありますが、私たちは「乙女の涙」と呼んでいた滝。
悲しい伝説があったはずなのですが、乙女がなぜ涙を流しているのかは忘れました。 -
こちらは「男の涙」と呼んでいた小さな滝が右側に見えます。
正式な名称は? -
この観光船で、2人で旅行している若いOLと知り合いになりました。国民宿舎でも見かけていた2人は、大阪の○○○○銀行船場支店に勤めているということで、意気投合。
旅行後もコンパをしたり、学祭に来てもらったり、私たちが就職してからもしばらく会う機会があったりととても健全なグループ交際が続いたりしました。
私なんか○○○○銀行船場支店に口座作ったくらいですから・・・ -
観光船の遊覧を終えて、次に向かったのはカムイワッカ湯の滝露天風呂。
知床大橋からちょっと寄り道して滝の見える場所へ。
残念ながら写真に写っている滝の名前はわかりません。 -
カムイワッカの川を上って行くと、またまた2人の女子大生と一人旅のお姉さんに出会う。
今日はなんと言うラッキーデイなんでしょう。
2人組は確か名古屋で一人旅の人は岩手からだったと記憶してます。 -
出会えただけでもラッキーといえるのに、向かってる先が湯の滝露天風呂とくれば・・・
相当浮かれております。
すでに湯煙上がってるし・・・ -
一番上の滝壺に到着。
浮かれ具合は、もはやピークに達しております。
結局、一緒に湯の滝につかるわけにはいかなかったので、私たち男どもが一番上の滝壺に、ひとつ下の湯だまりに女性2人組が入浴することに。
一人旅のお姉さんがちょっとかわいそうだけど見張り役。当然のことながら女性に上の滝壺を勧めて、私たちが下で入ると言ったのですが、女性陣に強行に押し切られたのでした。(なに言い訳してるんだ?)
下の湯だまりまではかなり距離があったとはいえ、水着ではなくて、ほんとに入浴してるのがわかるのでこちらは落ち着かない状態。
おまけにこの2人組は、林道に出てから車をヒッチハイクして、私たちもその車に便乗させていただいたので、バス代浮くし、さまさまでした。(完全に定員オーバーでしたが)
写真送るからと、住所を聞いたことは言うまでもありません。
旅行後、名古屋の女子大生から届いた手紙には、カムイワッカで撮った写真がうまく撮れていなかったので、替わりに同じ大学に在籍しているからと「あみん」の2人の生写真を送ってきてくれました。
昭和の名曲「待つわ」がヒットしたのは前年くらいでした。 -
知床五湖です。
-
写真があるので行ったことは間違いないのですが、知床五湖のことは印象がうすいです。
決して知床五湖がたいしたことなかったわけではありません。
カムイワッカが強烈過ぎたからでしょう。 -
岩尾別ユースホステルのホステラーたち。
学生旅行の宿といえばユースホステル。特に北海道を旅していると、同じ人に何度も出会うことがありました。
「青葉城恋歌」で有名?な、さとう宗之作詞作曲の「岩尾別旅情」という曲は、本人がここに泊まったときに作ったとか。ゆえに岩尾別YHの歌ともいえます。
YHでよく歌われる「旅の終わり」とともに、しみじみとした名曲です。↓↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=Ws5N_3stUMk
写真右端の青いリュックを背負っている人は確かカナダの田舎から来た人ですが、数日前に東京に初めて来て、新宿あたりであまりの人の多さに感動?して、1日中人を見ていたそうです。 -
7月7日、天候が良ければ羅臼岳の登山を予定していましたが、いまひとつなので周辺を観光することにしました。
昨日海から見た「乙女の涙」ことフレベの滝に、陸地から大接近します。 -
付近は断崖絶壁です。
滝壺には容易には下りれません。 -
なぜかカラスの攻撃にあう。それにもめげず・・・
-
次は「男の涙」
こちらも断崖絶壁なのですが・・・ -
こちらは下に下りることができるのです。
苔だらけです。 -
岩の上にだって寝転べる。
ただ、この時期でもじっとしていると少々寒い。
この後、ウトロに出てユーカラ民芸店で木彫りを楽しみました。
旅行中そんなすごし方をしたのは私にとっては異例中の異例なのですが・・・ -
7月8日、知床半島をあとにして網走へ。
網走駅前にてLサイン。
なんで「L」なのかな?
ラッキーの「L」?
何がラッキー?
もう若いもんがすることはわからん!
まあ、若いっていいもんだということで、おおめに見てやるか・・・ -
網走でレンタカーを借りてサロマ湖へドライブ。
私はまだ免許持ってなかったのでドライバーではなかったんですけどね。
まるで自分の車にしたような態度ですな。 -
レンタカーは連れが運転していたのですが、15kmオーバーくらいで捕まりました。
都会の人間が北海道に来るとついつい飛ばしてしまうのです。 -
屈斜路湖を見渡せる美幌峠に来ました。
雄大な風景です。
クッシーの姿は見えず。 -
硫黄山。
残念ながらあまり記憶に残ってません。
この日は、摩周湖YHに宿泊。
摩周湖YHのミーティングでは、何かのゲームをやって、負けた人5人くらいで罰ゲームの「クワガタさんガシガシ」を踊らされるはめに・・・
でも5人くらいの中で踊りの評価が一番高くて、何か賞品をもらった記憶があるのですが、賞品が何だったかは記憶にありません。
後に社会人となった私が、社内旅行などで「新入社員なんか芸せー」と言われたときに、芸のない私の奥の手がこのクワガタ踊りでした。
その後、何年経っても何かといえば「クワガタ!」のコールが起こるのは、大変困りものでした。後輩はデュエットで歌ってるのに、なんで私はクワガタやねん!みたいな・・・ -
摩周湖YHの朝は早いのです。摩周湖日の出ツアーがあるから。
当時摩周湖周辺は自然保護のため宿泊施設等の建設の規制がかなり厳しく、摩周湖YHが摩周湖から最も近い宿泊施設だったそうな。それでも第一展望台までは数kmはあります。
まだ暗い真夜中に起床して、懐中電灯を持って出発。
摩周湖YHに偶然泊まっていた同じ大学の学生と一緒に第一展望台を目指します。
外は濃霧で、懐中電灯の光は数メートルしか届かず、あたかもスターウォーズのライトセーバーのよう。ライトセーバーで格闘しながら歩いていくうちに徐々に明るくなり始め、霧も薄くなってきました。 -
摩周湖第一展望台に到着すると、日の出間近で、湖面に薄っすらと霧がかかっていてとてもいい雰囲気です。
逆方向を振り返ると、これまたすごいことに。
見渡す限りの雲海が広がり、たくさんの山々の頂の部分だけが雲の上に出ていて、まるで瀬戸内海のような状態。その雲海がほとんど波打つことなく、雲がこんなに真っ平らになるものなのかと思うほど・・・
その様子を写真に収めたものの、現像してみて驚くほどのっぺりとしていて臨場感がなくて、がっかりしたことを覚えています。 -
いよいよ日の出。
-
とりあえず記念撮影。
逆光で顔が真っ黒ですが。 -
日が昇っていくのを連続写真で撮ったりしている。
しかもそれをつなげたりして。
7月上旬に第一展望台から見る日の出は、カムイヌプリの斜面に沿って上っていくという、なんともよくできた演出なのです。 -
7月9日は摩周湖から層雲峡に移動する日ですが、途中で北海道三大秘湖のひとつオンネトーを訪れました。
うわさ通り、素晴らしい色合いをしています。
この日は層雲峡YHに宿泊。
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この旅行記へのコメント (5)
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- 豚のしっぽさん 2011/01/15 11:54:20
- カムイワッカ☆
- キートンさん!
またまた、一言お邪魔します!
書かずに素通りできません^^;
カムイワッカ女子大生と出会えてよかったですね!
と言う、私も女子大生でしたよ〜♪
当時一人旅だった私は、YHで知り合った友とカムイワッカの滝上りました〜もちろん滝つぼ温泉?入りましたよ〜
交代に入りました!(当然 水着なんて着用してませぇ〜ん)
見張りしながらね^^!
で、満喫して帰ろうとした時 上ってきたばかりの、男性(学生)2人の方とご挨拶☆
ごゆっくり、どうぞ〜^^♪ってね!
私たちが滝を降り始めてすぐに霧が急に発生して、、、
少し不安になり。。。(前にも後ろにも当然人がいなくて)
でも先ほど出会った方が、確実に上にいるわけで。。。
なので、その場で待機して先ほどの男性2人組みの方が降りて来るのを待ってました。
霧がどんどん濃くなって待ってる間も不安でしたが、、、、
その二人組みの方が降りてこられ再会したときは感激しました!
合流してすぐに、霧は徐々になくなったのですがね
でも、いい出会いが出来霧に感謝!でした^^*
でぇーーーーー
ヒッチ(私たちが)したのも一緒です♪
男性人は隠れていて、私たちがヒッチしました!
で、無事4人とも乗車させてもらいYHの前まで届けていただきました!
あの時代、北海道でヒッチするの何のためらいもなく出来てました!
いい時代?だったのか?
それとも土地柄が良かったのか?
みんな親切でしたね〜
男の涙 乙女の涙 どちらも制覇しましたよ〜
柵は乗り越えてはいけないのですが・・・
冬の男の涙は、凍った滝を滑り台のようにして下まで降りたました。
凍っているけど・・・足場は完全に海の上!
若さゆえ、めちぁくちゃな行動ですよねぇ〜
今から思えば・・・
シッポ☆
- キートンさん からの返信 2011/01/15 16:38:38
- RE: カムイワッカ☆
- 再びこんにちは、豚のシッポさん。
カムイワッカ湯の滝露天風呂のワイルドさは過去の旅行の中でも筆頭格の体験でしたね。
絶好のシチュエーションにも恵まれて・・・
当時は知る人ぞ知る隠れた秘境って感じだったので、このころに行っててホントに良かったところですね。
あんな秘境で霧が出て見通しがきかなくなると確かに不安になるでしょうね。
男の涙に下りて行った時は、7月だというのに結構寒かった印象があります。
あんなところに冬に行ったとは驚きです。
若いといろいろと無茶はしましたよね・・・
キートン
-
- takemoさん 2010/05/22 01:35:57
- 懐かしい・・
- キートンさん、こんばんは。
懐かしい・・・と言っても行ったことがあるのではなく、昭和の雰囲気が懐かしいのです。
カムイワッカ湯の滝の一件、分かります!分かりますよ〜!!
ありますよね、そんな青春の一頁。
なんだか、笑ってしまいました。
83年と言えば、私は高校生(年がばれたー)でしたが、旅に出るようになっていました。
バイクでのツーリングでしたが、バイトで貯めたお金の半分近くを旅行に使っていたので、年齢には不釣合いにリッチな旅でした。(^^;)
有名な温泉旅館に泊まったりと、今より優雅だったかも・・・。
昔の写真はみんなこんな感じで色褪せていますが、当時見た空も木々も本当は今と同じ色なのですよね。
記憶も写真と一緒で色が褪せていくのが不思議です。
自分の話になってしまいましたが、キートンさんの旅行記、凄く懐かしかったです。
ありがとうございました。
では、また。
takemo
- キートンさん からの返信 2010/05/22 09:38:39
- RE: 懐かしい・・
- こんにちは、takemoさん。
こんなに昔の旅行記を見ていただいてありがとうございます。
takemoさん、実は私とそれほど年の差は空いてなかったのですね。
写真で拝見する感じではもっと若い方だと思ってました。
私は大学に入ってから旅行をし始めたのですが、この北海道旅行は学生時代の集大成ともいえる旅行でした。
知床、摩周湖、大雪山、礼文島は特に思いで深いです。
中でもワイルドさでは「カムイワッカ湯の滝」はNO.1でした。そんなところで女子大生と出会ったとなると・・・
どれくらい浮かれてしまったかはご想像におまかせします。
カムイワッカもそうですが、当時行くことができた所やハイキングコースが現在は規制されたり通行禁止になったりしているようで、あの時行っておいて良かったと思います。
takemoさんも旅行歴はかなり長いようなので、昔の旅行記も拝見できればなあと思います。
プリントしか残っていない写真をデジタルデータにするにはめんどくさいですけど・・・
では、またおじゃまさせていただきます。
キートン
- takemoさん からの返信 2010/05/22 20:33:32
- RE: RE: 懐かしい・・
- キートンさん、こんばんは。
お気に入りの承認、またお気に入りに登録頂き、ありがとうございます。
> takemoさん、実は私とそれほど年の差は空いてなかったのですね。
> 写真で拝見する感じではもっと若い方だと思ってました。
そ・・そうですか・・・最近、歳はとらなくなっていますので、まだ30歳前半です(^^;)
まあ、精神と知能年齢は間違いなく若いと思いますが・・(笑)
> 私は大学に入ってから旅行をし始めたのですが、この北海道旅行は学生時代の集大成ともいえる旅行でした。
> 知床、摩周湖、大雪山、礼文島は特に思いで深いです。
日本とは思えないほど広大なのでしょうね。
本当は早く行った方が良いのでしょうが、リタイヤ後の楽しみにとってあります。
「日本、再発見!」と決めてみたいと思っています。
> 中でもワイルドさでは「カムイワッカ湯の滝」はNO.1でした。そんなところで女子大生と出会ったとなると・・・
> どれくらい浮かれてしまったかはご想像におまかせします。
青春! 青春!!
なんて、こんな話しばかりしていると、キートンさんの掲示板が、ガード下の飲み屋さんみたいになってしまうので、この辺で。
> takemoさんも旅行歴はかなり長いようなので、昔の旅行記も拝見できればなあと思います。
> プリントしか残っていない写真をデジタルデータにするにはめんどくさいですけど・・・
大学在学中に沖縄、北海道以外日本全県を制覇しました。
ですが、自分史にまとめるのは、老後の楽しみかもしれません。(コメントが年寄りっぽい・・)
4トラベルさんにも頑張って、繁栄してもらわないと・・。
長文失礼しました。
これからもよろしくお願いします。
では、また。
takemo
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