2008/09/13 - 2008/09/21
286位(同エリア348件中)
アルデバランさん
- アルデバランさんTOP
- 旅行記551冊
- クチコミ8件
- Q&A回答7件
- 921,923アクセス
- フォロワー67人
<古竹村にある深遠楼、でかい!>
高頭地区の土楼をあらかた見終わった。
次に少し離れているが古竹地区にも行って見る事に…
ここには深遠楼と言う大きな客家円楼がある。
リーさんは「よし来た!」と少々傾きかけた日に向かって
舗装された真っ直ぐな広い山道をびゅんびゅん飛ばす。
ただし、追い越すのは家路を急ぐ牛だけ…
途中、古竹鎮の商店街で急にバイクを留めて、一軒の雑貨屋に。
リーさんのバイクに最初乗るときに、「竹網のヘルメットを
買いたいが…」と伝えてあったのを覚えていたようだ。
雑貨屋で「お前が買うとボラレルから、俺が買うから」と
ヘルメットを手に取り「10元でいいよね!」と
勝手に自分で値段を決める。
先制攻撃に呆気にとられる店のおばさんは頷くしかない。
す、凄い買い方だ!感動して思わず2個買う!
西安以来欲しかった竹製のヘルメットを遂にゲット!
嬉しさのあまりバイクの後部座席で早速被る。
古竹鎮の後、永定三叉路の民俗文化村近辺で参観できなかった、
数軒の土楼を最後に見て、福裕楼に戻ってきた時は
既に7時で暗くなっていた。
福裕楼でリーさんと夕食をともにして本日の反省会。
リーさんが帰った後も、福裕楼の大門で写真集とかを見ていると
お茶に誘われたり、今日は9月14日で中秋節だと言う事で
大はしゃぎ。そして福裕楼の林建文君と話したりして、
結局寝たのは11時過ぎになってしまった。
永〜い一日だった…
PR
-
古竹鎮に向かう途中でも、街道から土楼が見えるとその都度
「あそこ!あそこ!」とリーさんに寄り道指示…
あれ、この土楼は楼額が算盤の玉の様になって洒落ているが名前がわからない…
しかも、珍しいことに4階の外壁部分にベランダをグルッと施している。
うーん…、窓の部分を大きく開口して出入り口にしているようだ。
楼名を聞いてみると「祖徳楼」と言うことで、44戸200人が住んでいるという事だった。
中庭には木造でなくモルタルで小屋が作られている。 -
こちらは寛成楼とあるが、堂々とした大門と楼額だけどその横にやっぱりモルタルで増築部分が…
-
こちらは継承楼。門の前に池を配置する例がたまに有るがその例だ。
半円形の池を規則正しく配置する場合が多いがここは、偶々前が池、と言う感じ。
しかも、この楼は窓が極端に少ない。 -
春睴楼。
小さな方楼だが門額のデザイン、シンメトリのファサード。
洒落ているが、堂々と電気のメーターが!
この神経がいいよねー!
東電の検針員は楽だし…
しかも、どでかい字で四字標語が2つも!
なんて書いて有るか聞くの忘れ、残念至極… -
おー!田んぼの向うにも土楼が見える!
我輩「リーさん行って!、行って!」
リーさん「えー!また行くのー?何時になったら古竹に着くのやら…」 -
この土楼は名前の表示も無い、普通の土楼だ。
でも、名も無き土楼ということでも無いだろう。
外に燃し木が立掛けてある…
煮炊きに使うのかなー?
今年、同様に大量の燃し木を作ろうとして断念。
放置したクヌギの枝の山を思い出してしまった… -
こちらは随分ちっちゃな円楼だ。
栄興楼か。 -
こちらは大門の形が変わっている。
折角、朱っぽく塗っているのに、張り紙は止めなされ。
台無しでっせ…
でも、やはり楼名がわからない…
おっ!こんなところに書いてある。
なになに「文明楼か。なかなか洒落た楼名じゃん」
ところが、コレが大間違い…
このプレートは後で色んな土楼で見かけました。
永定県から何かの指定を受けた印なのか…
あな、はずかし… -
で、中に入ってみるとここもモルタルで倉庫のような
小屋を作っている。 -
おっ!この土楼は面白い…
南側に面して開かれている。
「リーさん行ってみよー」と言うが
「あれは土楼ではない」とリーさんは取り合わない。 -
時間も大分押してきたようだ。
寄り道ばかりで古竹にちっとも近づかない。
山道にさしかかった。
まだ、大分有るようで、道が空いているのを良いことに飛ばす!飛ばす! -
古竹の商店街を抜けて、右にわき道に入ると
深遠楼はすぐにありました。
住宅地の中に有るので遠くからの遠望はきかず、
路地を曲がると突然現れた、と言う感じ…
しかも、見上げるようなでかさだ。 -
早速中に入ってみる。
「夕方だけど、お邪魔します…」
二重円楼になっているが、でかいだけあってその中の中庭でも広い。 -
「おまいさん、どこから来なすった?」
暇そうな老人に声をかけられた。
「日本からだ」と言うと、やはり「おー、良く来たな」と言う感じで色々説明しだした。
蘇承遠スーチューイン爺さん。 -
口頭での説明の他、マニュアルの資料まで持っている。
何々?チョット見せて…
フムフム…
と言ってさり気なくデジカメで撮ってしまう… -
そろそろ夕方で、働きに出ている旦那らが帰ってくるので晩飯のしたくか…
内円部が炊事場になっているようだ。
そこ、ここの水場で女性がいろいろ準備していた。
承啓楼同様に電磁調理器で煮炊きの準備をしている人も居た。
爺さんの話では81戸500人が住んでいるという事だが… -
夕方で忙しそうに働いてる人を尻目に四階まで上がってみた。
今日一日で何回階段を上り下りしたのだろう…
土楼の内側をぐるっと回る走馬廊に立つと、どの土楼も少し臭う。
小便の匂いだ…
廊下に小便用に甕とかバケツが置いてあるからだ。
躓かない様に気をつけなくっちゃ。 -
おお!このオジサンは土楼の壁の厚さを身振りで
自慢している。「こんなに厚いんやでー!」
そりゃそうでっしゃろ、1.5から2m近くありますな。 -
そして、「この字もとりなはれ」と
中門の三つの文字を指差して自慢。
この漢字が上手く書いてあるのか、はたまた書いてある意味がありがたいのか良くわかんないけど、
「うむうむ」とありがたがって、デジカメで連写する… -
「古竹の深遠楼も見たし、さーて帰るベーか」と言うことで帰路に…
でも、まだありました途中に!
そこで寄ってみると「なんだ!なんだ!」と人が集まってきてしまいました。
「べ、べつに怪しいモンではありません…
単にアチコチの土楼を参観してるだけです…」
「おー、そーか、そーか」と言うことで
遠新楼。100人ほどが居るそうで、みな林さんと言うらしい。 -
最後にもう一つ。
勝揚楼。
煤でうす汚れていました。
外壁にある白い掲示板は昔なんかの当番表に使用していたらしいが、その上に更に張り紙がぺたぺたと… -
最終日まで結局、何回も往復することになる、
ホン抗の永定土楼文化村と高頭地区との間の棚田。
日本の場合の稲は一斉に色着いて、ほぼ一斉に稲刈りをするが、
こちらはどうも違うようだ。
刈り終わったり、刈り頃の黄色くなった田もあれば、まだ青田もあったり。
時間差攻撃をしているようだ… -
洪抗の永定土楼文化村前の三叉路に戻ってきた。
三叉路のホテル街(4,5軒だけど)の前にデーンと構える「環興楼」。結構でかい。 -
中に入ってみるとコレが凄い。
何がって、鶏はいるは、犬はいるは、豚はいるは、人間もいるは、
ゴチャゴチャしており、しかも建物も中は少し傷んでいる。
門庁にはこの楼の説明書きが掲示してある。
なになに、ふむふむ -
この後、文化村に再度入って午前中見なかった2,3の土楼を最後に見学。その一番目がこの慶雲楼。
内部はかなり痛んでおり、小屋組みがむき出しの所とか走馬廊の床が抜けている所とかメンテナンスがなされていません。
しかし、造りはシッカリしてるし、部材は痛んでなさそうだからチャンと補修すれば立派になるのに、恐らくあまり人がいないのでそんな余裕が無いのだろう。
残念… -
そして、福裕楼の隣に有る
慶福楼と光裕楼。
大分暗くなってきたが、中に入って見ましょ -
こちらは慶福楼の祖堂の屋根を上から見下ろす。
祖堂の上の3階の建具が洒落ている。 -
こちらは光裕楼の内院の祖堂をやはり上から見下ろす。
おっ!コッチも正面3階が凝ってる。
演説でもするのかバルコニのようにしている。 -
慶福楼の走馬廊。
あのバケツがクセモノで、蹴躓かないように気をつけなくては。
材は多分杉だろう。
太い木材を使っており、施工もいいのか、造りは非常にシッカリしている。 -
あ〜あ、やっと福裕楼に帰って来た!
早速メシにする。
福裕楼の中庭は夕方は食堂に早代わり。
夕食兼明日の打ち合わせ兼リーさんの慰労。
しかし、リーさん飯、食べるの早過ぎでっせ。我輩が2杯食べる間に3杯も食べた…
我輩が色々見学している間はずっと休んでいたんで、
そんなに腹へってはいないでしょうが…
左から野菜湯、炒小白菜、白家鴨、土鶏炒香。
とゆーことで、明日の始業時間は7時とする。 -
飯も食べたし、リーさんは帰ったので門庁で写真を見ていると、
「お茶いかが〜」香港からだという10人連れのグループでもう3日も福裕楼にいるという。
そのうち外で花火をバカバカ上げだした。
見ると外にも机といすをだして食事を供給しているようだ。
耳をふさぎながらお客が食事をしていた。 -
そのうち外の机を一箇所に並べ、果物、月塀、落花生、色んな食べ物を広げ酒盛りが始まった…
それにお呼ばれ。
果物では桃と巨大なミカン(ザボン?)が特に旨かった…
聞くと今日は中秋の特別な日で中国では休日なのだそうだ。
そういえば、空を見上げると満月が!
左側のカップルはドイツ人で宿泊客ではなく、
たまたま、食事に来ただけだそうだが打ち解けている… -
酒盛りの後、さらに門庁でお茶談義
お茶っ葉に茎が付いており、それを手作業でむしって、茶葉だけにするようだ。茎は捨てるのかと思ったら枕の中に入れるそうだ。
売り物のお茶をガバガバ飲んでしまった…
すんません。酒は飲めないんで…
下はその作業を林建文君と一緒にしていた福裕楼のスタッフ。何故か彼女は林さんではなかった。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
アルデバランさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
33