2008/09/13 - 2008/09/21
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アルデバランさん
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岡田健太郎氏の「客家円楼」という魅力的な本に出会って、いつかは我輩も…と思っていたが、その機会は意外と早く訪れた。
予定していた韓国旅行が今年も車の調子が今ひとつで先延ばしすることに…
福建省の土楼群が世界遺産登録の申請中だと聞いたのでこれは早く行かねば!
早速調べてみると7月に世界遺産になったという情報もある…
これはすぐにでも行かねば…
ガイドブック「客家円楼」ならびに旅行人の海外現地情報版「客家円楼」そして皆さんの詳細なる旅行記を頼りに、
9月13日から21日までの8泊9日で遂に行ってしまいました。
実際に目の当たりにしてその迫力に圧倒され、
人々の生活に圧倒され、
お茶の美味さに圧倒され、
お茶の飲みすぎで腹はタポタポ…
<今回の旅行の目的>
1.土楼を百軒以上見てくる。
2.土楼に宿泊
3.お茶の産地にて我が家のお茶と美味さ対決
4.厦門コロンス島にて民家から流れるピアノを聴きながら散歩
5.現地にて土楼関連の書籍購入
<大まかな計画>
1日目 厦門にて情報収集、厦門大学見学
2日目 永定移動の後、洪坑・高北・高頭土楼群参観
3日目 南靖県客家土楼群(塔下・下坂・田螺・石橋・河坑)
4日目 初渓・南渓・岩太土楼群参観
5日目 平和県大渓移動、大渓土楼参観
6日目 広東省饒平県三饒移動
7日目 饒平県土楼参観
8日目 厦門帰還、厦門コロンス島観光
9日目 厦門観光、帰国
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 航空会社
- JAL
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-
厦門までの便は少々高いが、ANAにした。
コレだと昼着、昼発ちなので日程に余裕が出て、厦門の街を観光できる。
10時発と言うことは逆算すると相当早く家を出なければならないことが、後で判明して焦ったが、
早く着いてチェックインも並ばずに、しかも前の方の通路側の席が確保できた!
しかも、大きなザックの機内持ち込みも何も言われなかった。
しばらくして、チェックインカウンタを見ると、遥か彼方までの長蛇の列でとんでもない事になっている。
良かった、良かった… -
だがしかし、手荷物検査で引っかかった。
歯磨きチューブをわざわざ透明のビニル袋に入れて見せたら、
中身がいくら少なくても容器が150mlと書いてあり、NGだそうで諦めろと言う。
ふと見ると3m先にガムテープが置いてある…
妙案が!
はさみ貸してチョ。不要な部分カットして丈をつめるからと言ったら
「衛生上責任持てないから駄目だ」「そこを何とか…」といろいろ交渉して
しぶしぶOK貰った。 -
朝早かったし、のどの渇きを我慢していたので待ってました!
飲み物サービス。
お決まりのソフトドリンク全部注文。
しかもトマトジュースはパックの底の方だったので濃いこと濃いこと。
思わずお代りしてしまったら、ピーナツをもう一袋くれました。 -
おかげで機内食が配られた時は満腹状態だったけど、無理して詰め込む。
-
厦門空港は小さな空港で荷物も預けなかったし、入国審査でも並ばず、あっという間に入国できた。
二階の出発ロビーにある銀行で両替して、さあ市内に行こう!
建物を出るとタクシ乗り場は有るがバス乗り場が無い!
あれ、看板が…。それらしき火車駅行きのバスも走っている。
でも矢印が右と左に向いている。
右にも左にもそれらしきものは見えないが、
矢印の数の多い右の方にテクテク歩いてゆくとあった、あったバス停が。 -
バス停の路線看板は行き先と路線等が親切に表示されており、判りやすい。
裏にも表示が有る場合もあり注意しなければならないが… -
火車站行きのバスが来たので乗ると(3元)、金尚路という大きな通りを市内に向かって
ひたすら走る。
周りは椰子の並木でいかにも南国に来たと言う感じ。 -
高層ビルが目立つようになり渋滞も無く30分ほどで駅に着いた、と思ったらやり過ごした。
行き過ぎてしばらくするとUターンゾーンがあり
Uターンしてから駅の構内のバス停に。
この路は真ん中にフェンスがあり左折が出来ないようになっている。
おまけに高架の道路が覆いかぶさる。 -
駅前広場は雑踏が無いと思ったら皆、日陰にいた。
却って蒸し暑そうな感じだけれど。
今回は鉄道は利用しないが、
この後切符売り場の状況を確認。
列車の本数は少ないようで、長距離列車が
一日数本のようだった。 -
地図が無くては始まらないので、売店で市内地図と福建省の地図を買うが、福建省の地図は
壁に貼付用の厚い紙の大きな地図で値段も高かった。
電話カードも買って家に無事着いた旨の連絡するが「あっ、そう」の一言。 -
さすが南国。
蒸し暑さは半端ではない。とりあえず大きなザックを何とかせねば…
と言うことで宿を確保することに。
目指すは厦門国際青年旅舎
住所から推測すると思明南路なので厦門大学行きのバスで行けそうだ。
2元。空調が効いており涼しい。 -
その思明南路。古そうな狭い町並みを割りとスイスイとバスは走る。
車優先なのか、信号の数が日本より圧倒的に少なくあまり渋滞は無い。
思明路という名前はいつから有るのだろう。
明が滅びてもなお、清の支配を良しとせず明の復興を願った、一大拠点としての厦門らしい名前だ。 -
あれれ、注意して見ていたが終点の厦門大学に着いてしまった。
バス停で1つか2つなので歩いて戻ることに。 -
厦門大学のすぐそばに有る南普陀寺らしき入口。
観光名所らしく大勢の人がいた。
あらら、こちらは出口? -
厦門国際青年旅舎は思明路から少し入ったところに有ると言うことだったが、
なかなか判らず、人に聞いてやっとたどり着いた。 -
厦門国際青年旅舎のロビー前。
時間が時間だけに閑散としておりただひたすら蒸し暑い。
4人部屋が確保できた。
60元也。デポジットとしてさらに100元預ける。 -
その4人部屋。
寝るだけなので良しとしよう。
二段ベットの下は先客がいるようだ。
やむなく上に荷物をおいて出かけることに。
部屋にロッカーも有るけど、ザックが大きくて
入れるのが面倒になったのでベットの上に放置。 -
部屋を確保して身軽になったので
次の行動として観光の前に、
明日のチケットを買いにバスセンターに行ってみることにした。
バスセンターは湖濱南路にあり、戻るような感じだ。
思明南路に出てタクシを捕まえて、湖濱長途汽車站までGO!
思明路はアーケードの歩道を歩いていると解らないが、
車道から見るとなかなか洒落た建物の通りだ -
湖濱長途汽車站に着いた。
タクシで15分。メーターは12元だったので。
12元出すと、運ちゃんはフロントガラスを指差す。
そこになにやら張り紙がしてあり燃料費高騰の為か
1元上乗せして払うようになっているようだ。
やむなく、13元支払う。 -
入口を入るとすぐに切符売り場があり、割と空いている。
時刻表の掲示もあって、見れば「行き先」「出発時間」「値段」
など判るが、候補は絞れるものの、どこまでの切符を買えばよいのか判らない。 -
そこで総合案内で聞いてみた。
「あのー、明日の朝、土楼見に行きたいんだけど、
永定土楼村を通るバス有る?」
「チョット、マテ…」端末で検索してくれ、
やさしいオネーサンは1、2候補を挙げてくれた。
もっと早く出るバスは有るが、ルートが違うのか
6時50分発が一番早く着くとのことだったので、
それをチケット売り場で購入。53元也。 -
厦門は湖濱長途汽車站の他に松柏長途汽車站というバスセンター
もあり、816路線が行き来しているようだ。
掲示板に「…免費乗座816接送車到松柏站乗車」とあり
松柏長途汽車站からのチケットを持っている人は無料なのか… -
次に向かったのは繁華街である中山路。
土曜日だからか繁華街はかなりの人手だ。 -
おっ鄭成功の碑だ!
日本で生まれた鄭成功は厦門を拠点として明の再興を
図り台湾に遷ってからも最後まで清に敵対したという。
何か国民党と似ている様な…
でも個人的には明の亡命政権を助けながらも
現実を見て清に寝返った父っつあんの鄭芝竜の
方に興味があるが… -
華やかな中山路もチョット路地に入ると
一転してローカル色豊かな街並みになる。
そのような所で地元の人が
お茶を飲んだり、トランプやったり…
中山路より飲食店とかあって面白そうなので
平行した通りを歩くことに。 -
ライフルを構えた警備のひとに鋭い目つきで
睨まれた!現金輸送車だ!でも、色と形がちょっと張りぼてっぽい。
運転手もこ、こっち睨んでる… -
海に出た。
風が幾分涼しく、多くの人が涼んでいる。
そして対岸に島が。
コロンス島だ!
その遥か向うは厦門郊外の高層ビル街だ。 -
暑さで水を飲みすぎたのかトイレ行きたくなった。
ふと見ると向かいに立派な造りのホテルが。
すずし〜い!
入ると係りの人が寄ってきた。
「電話貸してチョ」というと親切に案内してくれたので
電話かけるふりしてトイレを借りる。
出るときも係りの人は「電話かかった?」ときた
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