2008/09/21 - 2008/09/28
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sallyさん
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2008年9月下旬の8日間、ロンドンとコッツウォルズをまわる旅に出ました。
6日目。
3日間借りていた車をHeathrow空港に戻す日。
Bibury村から離れがたく、ホテルをチェックアウトした後も、Arlingtonrowなどの周辺をぶらぶら歩き。お昼すぎまでBibury村で過ごしました。
車を返したあとは、今回の旅のホテルで1番の変わり種、Yotelという、現代イギリス版カプセルホテルに宿泊します。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- ヴァージン アトランティック航空
-
ホテルをチェックアウトしてBibury村を、散策。
アーリントンロウの裏側の丘を、ずっと登ってひとまわりすると
昨夜、食事をしたCathrine Wheelの横に出てきた。
小さくて静かで美しい村。
こんな空間に自分が含まれてるのが、なんだか不思議だった。 -
ゆっくり小道を歩いていくと、ここに住んでいると思われる女性が、目だけでニコっと挨拶してくれた。
-
こちらがSwan Hotel。
(Bibury村には、ここか私達の泊まったBibury Court Hotelしかないようだ。)
窓拭きをしているおじさんは、地元の知り合いなのか「気をつけろよ」とか「精が出るな」くらいのことを言われている。そのたび、何か冗談を返している。
のどが乾いたので、ここでお茶をする。 -
Swan Hotelでお茶をし、ホテルの目の前を流れるコルン川で鴨の親子をあやした後は、川沿いすぐのBibury Trout Farmを覗く。きれいな川の水を利用した鱒養殖場。
『ここの鱒は間違いなさそう、鱒養殖場なんだから』
友人と見解が一致して、ランチ決定。
Jacket Potateと Fried Troutを頂く。
なにしろ当然、鱒が新鮮で、味付けがこの上なくシンプル。本当に美味しかった。 -
Bibury村に中心部があるとすれば、このスワンホテル、有名な一連の羊小屋”アーリントンロー”、そして昨日のパブ。それきり。ただ歩くだけなら20分もいらないかも、な小さな小さなエリア。
宿泊するひと自体は少ないようで観光客もまばらなのだけれど、
大型バスのツアー客が、たまにドッと押し寄せて30分後に立ち去るというのが数回続く。
そうしたバスが来ると、にわかに賑やかになるけれど、バスがいってしまうと、またとても静か。
「帰りたくないなぁ」。
思わずつぶやいてしまった。 -
サーブ(SAAB)さんとも、そろそろお別れ。
このサーブさんは静かな佇まいだけれど、気の効くやつでシートベルトをサボると、バックミラー上部に着用サインが出て警告音が鳴る。
その音が飛行機のそれとまるで同じで、
「ポぉーん」という所がなかなかニクい。
そういえば、SAABって航空機を作ってた(作ってる?)会社だったかな。 -
ドライブしていて、行き交う車を見るのも楽しかった。
さすがはヨーロッパ。欧州各国の車が走っている。同じメーカーが2台続かない。
VW・BMW・メルセデスのドイツ御三家はよく見かけた。
イギリス車は、ダークグリーンのJaguarがやっぱり素敵。(今はインドの会社だけれども)
これまでランドローバーやジャガーの緑色は、暗いな〜と思っていたけど、ここに来て見てみれば、なるほど、英国の空の色にはピッタリ。
こういうことネと心から納得。
車は生まれた国の空にマッチするのね。 -
BiburyからCirenseter経由、高速道路M4へ。
M4からの景色。
旅行中、ずっと天気がよかった。 -
空港周辺までは、順調にもどってきた。
だが、ターミナルビルは、すぐそこに見えているのに、なかなか高速道路から降りられない。もともとの空港まわりの交通量過多に加え、夕方のラッシュ、さらに交通事故があったよう、そして、例のラウンドアバウトの悪夢。
完全にハマってしまった。空港周りは、ラウンドアバウトだらけで、ナビのGPSが追いついていけない。どこで出るのかわからない。
そして、まわりが暗くなるにしたがって、「これは一生降りられないんじゃないか」と、超ネガティブな気分・・・。
「や、明日の10時までに車を返せばよいのだ、一生降りられない高速なんて知らないぞ」と、自分を奮い立たせる。 -
奇跡的(と言いたくなる!)にもなんとか高速を降りることが出来て、レンタカーオフィスに辿り着いたものの、燃料を入れて返さなくていけないので、今度はガソリンスタンドを探す。
しかし、もらった地図にあるガソリンスタンドが、なんとしても見つからない。
仕方ないので、レンタカーオフィスの「Return-返却入り口」から入って、ひとを捕まえて、ガソリンスタンドの場所を聞く。
40代ぐらいかな、その男性は、どうやらここのスタッフで仕事を終えて帰るところらしい。
「バスに乗って帰るだけだから、一緒に乗ってそこまで案内するよ」というようなことを、言っている。 -
車に乗ってもらうが、いちよう、見知らぬ男性だから、と、ちょっと警戒する。
ひとのことは言えないが、彼は英語が堪能でなく
「ポーランドから来て、英語がダメなんだ」という。
「来月、ポーランドの家に帰れるんだ!」と、とても嬉しそうに話した。
さっきあったばかりの異邦人に話しちゃうくらい、楽しみなんだろうなと思うと切なくなった。
そういえば、ポーランドがEUに入ってから労働層の外国への流出が止まらない、というのをドキュメンタリー番組で見た。両親はEU先進国へ出稼ぎに出て、子どもとはばらばらに暮らしている。そんなことを思いだした。
「ガソリンスタンドはそこだよ、じゃ!」と、こちらのお礼もろくに聞いてくれず、彼は途中で降りて、走っていってしまった。
写真は、24時間営業のEuropcar。
借りたときには見かけなかったスタッフ達が、てきばきと働いていた。
昼間と夜間のスタッフは違うのか。
ひとが変わると、まるで違う会社みたいに見えた。 -
3日間の走行距離は、318mile おおよそ500Km。
写真の速度計、外側がマイル表示で、内側がキロ表示なのはわかるでしょうか?
こういう表示はレンタカー特有のものなのか、SAABならではなのか、欧州車ならではなのか、とても便利だった。 -
さて、レンタカーを返したら、来たとき同様、シャトルバスで空港へ戻る。
でも今度はTerminal4へ。Terminal4には、予約した今夜のホテルYotelがあるから。
写真は、そのYotelの、あやしげな紫色の照明がおちる廊下。 -
廊下から覗き込んだ部屋は、こんな感じ。
部屋に入ると、これまた廊下と同じく、紫の照明で
「人間って、光の色でこんなに不健康な気分になるものね」などと、どんよりした気持ちで、照明のスイッチを探す。
何かのボタンを押したらパっと普通の白い蛍光色に変わった、ホッ。
照明は3パターンあったのだ。 -
こちらが、3畳ほどのスペースに収まったSingle Cabinの室内。
最後の1泊は、疲れてることが予想されたので、友人とは別々に、シングル2つを予約しておいた。
シャワーは固定。
スーツケースは工夫しないと開けられない。大きさによっては、全然開けられない場合も。
でも、とにかくスタイリッシュ。
ミニマムな空間を楽しみたいホテル。
1泊=59.00ポンド -
なかなか快適なベッド。
British Airlineのファーストクラスの座席をデザインしたひとが、このホテルを考案したらしい。
廊下を行き来するひとの足音が、気にならなくはないが、夜行列車のコンパートメントみたいで 気分は悪くない。これからどこかに向かうみたいな気分で眠りに落ちる。
明日は、いよいよ日本に帰る日だ。
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