フィヨルドノルウェー2008 / ５日目（6/29）

2008/06/29 - 2008/06/29

５日目は、フッティルーティン（沿岸急行船）に別れを告げ、トロンハイムを観光、その後空路でボードー経由でいよいよロフォーテン諸島に上陸。
空からはノルウェーの地形の複雑さを実感。
思わぬ地元の人の親切にも感謝です。

エリア トロンハイム(ノルウェー)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船

朝目覚めると、とても良い天気。
２泊したヴェステローレン号ともこの朝お別れ。

8：30頃、定刻より少し遅れてトロンハイムに到着。

鉄道駅まで行く途中、運河の観光用ゴンドラがありました。

トロンハイム中央駅にてソフトスーツケースをコインロッカーに入れて、午前中は市内観光。
コインロッカーは１日30NOK.
トロンハイム空港14：10発ボードー行のフライトに確実に乗れるようにするには、11時台に20分おきにバスが出るので11：20発に乗ることとして、観光に出かけました。

駅前の橋から西側を望む。

今日は日曜日で中心地はほとんど人通りなし。
とてもゆったりとした街並みです。

フルー教会

ニーダロス大聖堂

ニーダロス大聖堂の入口付近

ニーダロス大聖堂は、中世の建物としてはノルウェー最大であるらしく、現地で見ると実に大きいです。

こんな構図も良いのでは。

河沿いに出てみると、とても広々としています。

河沿いをたどっていくと跳ね橋に着きます。

跳ね橋を渡って、クリスチャン要塞のほうに進みます。

クリスチャン要塞への上りはじめはすごい勾配の道。
この道を乗用車は上れるのだろうか。とくに冬・・・

クリスチャン要塞。
シンプルな白い建物、青空をバックに映えます。

城壁から望む街はとても絵になります。

跳ね橋近くまで戻り、北に進みます。

河沿いの建物もトロンハイムを象徴する景色。

河沿いにはこんなものも。

駅近くまで戻ると、こんな歩行者専用の橋もありました。

橋の欄干は花でいっぱい。

駅から空港まではバスで高速道路を走り約40分。
90NOK。

予定通り14：10発ボードー行に搭乗。
離陸前にはにわか雨があり、前半は雲が多く見下ろせませんでしたが、後半雲が晴れてきました。
眼下にはたくさんの島々が。

険しい島。

平坦な島。

島々にも民家が見られます。

ボードーからスヴォルバーまではプロペラ機。
いよいよロフォーテン諸島に渡ります。

この旅には１つのこだわりがありました。それはあるブログの旅行記の一文「ロフォーテンはノルウェーの中でも格別に美しい所なので、他のフィヨルドに行った後に行かないと、他の印象が薄れてしまう.。それほど美しい所だ。」この言葉を信じ、必ずロフォーテン諸島は最後に訪れることに決めていました。
いよいよその地に足を踏み入れるときが来たのです。

浅瀬はエメラルドグリーンで、一見南の島のようです。

このあたりは広い砂浜のビーチもあるようです。

ビーチの近くにもやはり険しい山が。

平たい群島。

島の地形も実に様々。

スヴォルバーの空港に到着。
街までの路線バスはどうもないらしく、タクシーも呼ばなければないようでした。
街まで約5km、舗装道なのでスーツケースはころがして行けなくもないし、時間も18：00過ぎなので徒歩で行くことにしました。

最果ての雰囲気を感じつつ、しばらく行くとロフォーテン諸島の幹線道路のE10号線にあたりこの道路沿いにあと約4?歩くことに。
E10号線は結構交通量が多く、しばらく歩いているとトンネルが見えてきました。
あのトンネルを越えないといけないのかと思っていると、前方に1台の乗用車が停車し、女性が出てきてどこまで行くのか聞いてきました。
スヴォルバーまでなら途中なので乗せて行ってくれるということなので、おことばに甘えて送ってもらうことになりました。
この道は交通量が多いので、荷物を引いて歩いていると危険だということでした。
かくして無事スヴォルバーの市街地に到着することができました。

ホテルにチェックインしたあと、インフォメーションに行って情報集め。

明日のトロルフィヨルドへのクルーズが10：00発にあるとの情報と街の地図を入手して、市街地散策に出発。

街の北側の山にスヴォルバー・ヤイター（スヴォルバーのヤギ）と呼ばれる岩があります。
かなり高いところにあるので、下から見ると想像していたほど大きな岩には見えませんでした。

スヴォルバーの街は島あり入り江ありと海岸線が入り組んでいてとてもおもしろ地形をしています。

街を上から見下ろせるような場所はないかと、地図を見ながら街の北部を歩いて回りましたが、展望地はなかなか見つかりません。
住宅地で見晴らしのよさそうな高台に建っている家もありましたが、そこに通じる道路からは視界が開けず、良い眺望はそこに住む人の特権なのかもしれません。

余談ですが、ノルウェーの住宅地を散策していると家の庭に子供の遊具として円形の青いトランポリンが置いてあるのを良く見かけました。
夜の９時頃でも子供が普通にトランポリンや自転車に乗って遊んでいます。
この時期のこの地では陽が沈まないので（いわゆる白夜）、この時期だけでしょうが・・・
それにしてもこの街では、子供のいる家庭にはほとんどトランポリンがあるのではと思えるぐらいよく見かけました。
それを置くだけの庭もあるということで、日本人からみれば羨ましいがぎりです。

展望地は見つからず夜もふけてきたので（９時過ぎても普通に明るいのですが）、街中に架かる橋の上まで行ってこの日の行程を終えることにしました。

この旅行記へのコメント （2）

• takemoさん 2010/12/23 02:26:55

  ２日間を読ませてもらいました。

  キートンさん、こんばんは。
  これは本当に「旅」ですね。
  う〜ん、素晴らしい。
  
  空からの眺める島々の美しいこと。
  街まで５キロを歩こうと思ったり、途中で車に乗せてくれる優しい人との出会い。
  スヴォルバーの街での、最高に美しい建物と自然の風景。
  (このコメントの写真）
  　↓↓
  「スヴォルバーの街は島あり入り江ありと海岸線が入り組んでいてとてもおもしろ地形をしています。」
  
  芸術的で鳥肌が立っちゃいました。
  
  続きはまた後日、読ませて頂きます。
  キートンさん、いい旅しますね。
  では、また。
  
  　takemo
  
  デジカメ、物凄いアンラッキーでしたね。
  泣けましたよ・・。
  
  

  キートンさん からの返信 2010/12/23 09:52:28

  RE: ２日間を読ませてもらいました。

  こんにちは、takemoさん。
  フィヨルドノルウェーへようこそ。
  
  > ２日間を読ませてもらいました。
  ってことは４日目から読んでいるのですか？
  いえいえ、どこから読んでもらってもWelcomeですよ。
  
  ノルウェーは島が多いですよ、日本以上に。
  島の地形も様々で見ていて飽きません。
  
  空港からスヴォルバーの街までは、最悪バスやタクシーがなくても歩ける距離かなと思っていましたが、前方にトンネルが見えた時には「これはまずい・・・」と感じました。
  でも拾う神もあるもんで、ヒッチもしないのに乗せてくれた車が通りかかったのには助かりました。
  ロフォーテン諸島はスヴォルバーの他にもとっておきの美しい街ありますよ。
  
  海に消えたデジカメ、過去の旅行で最大の悲劇でした。
  涙枯れ果てました・・・
  
  キートン