2008/06/28 - 2008/06/28
22位(同エリア164件中)
キートンさん
4日目は、朝オーレスンに寄港後、フッティルーティン(沿岸急行船)でガイランゲルフィヨルドを目指し、午後はゴールデンルートと呼ばれる景勝ルートをバスでめぐり、モルデで再びフッティルーティンに乗り込みます。
ところが朝から大災難が・・・
バスの旅では観光だけでなく色々な国の乗客と話が出来てとても満足。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 2.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船
- 航空会社
- KLMオランダ航空
-
この日も朝早く目覚めたので、デッキに出てみました。
ノルウェーの海岸を旅していると、島々を結ぶ橋をよく見かけます。 -
早朝、トルヴィークという小さな町に寄港しました。
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8:30過ぎ、オーレスンの町並みが見えてきました。
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定刻より少し遅れて、オーレスンに到着。
大きな町に寄港した時は、停泊時間が長く、その間下船して観光を楽しむことができます。
オーレスンでの停泊時間は45分、実質観光できるのは30分程度でした。
下船時と乗船時に受付用のカードのバーコードを読込み、搭乗の管理をしているようでした。 -
この町は個人的に楽しみにしていた場所です。
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予想通り美しい街並みです。
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時間があまりないので港沿いにもう少し行って引き返そうと思いました。
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急ぎ足で移動していた時、ウエストバックに入れていたデジカメを落としてしまいました。
下はコンクリートで、なぜか6〜7cmの隙間があり、デジカメはその隙間に吸い込まれていくように落ちていきました。
よくみるとその隙間の下は海。陸を歩いているつもりが、実は海に張り出したコンクリートの床版(スラブ)の上を歩いていて、こともあろうかたまたま床版の間に開いていたわずか6〜7cmの隙間にデジカメが落ちていったのでした。しかも海。
隙間から見る海は透明度はよいのですが、海草が茂っており、底がよく見えません。
手をつっこんでも、ひじの関節が引っかかって奥まで入れられません。
すぐ近くのヨット(漁船だったかも)にいた初老の男性に、カメラを落としてしまったことを説明してみましたが、やはり海草が茂っていて捜すのは無理のようなことを(言葉はわかりませんがジェスチャーで)言っているようでした。深いのかどうか聞いてみましたがよくわかりません。
いずれにしても5分や10分で捜して引き上げるのは到底無理だと判断し、出航時間もせまっていたので走って船まで戻りました。 -
かくして、この3日間の写真のデータとデジカメ(パナソニックのルミックス)はオーレスンの海のもくずとして永遠に?葬り去られることになりました。
掲載している写真は、ビデオカメラで撮った写真とビデオの1シーンを帰国後パソコンで写真データに変換したもの、予備で携行していた仕事用のデジカメでとったもの(色合いがいまひとつ)です。
ビデオの1シーンを写真データに変換するとかなり画質が落ちると思っていましたが、意外に画質は落ちていないので不幸中の幸いでした。
ともあれ、この事故は「オーレスンの悲劇」として私の記憶に深く刻み込まれることになりそうです。
教訓その3:ウエストバッグのチャックは面倒でもちゃんと閉める。 -
「オーレスンの悲劇」はさておき、旅程としては変更なく進んで行きます。
船はガイランゲルフィヨルドに向けて着々と進んで行きます。 -
前方には、雪をいただく峰々も現れてきました。
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やや晴間も覗くようになってきました。
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徐々にフィヨルドらしい険しさが増してきます。
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断崖の上にたたずむ農家。
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残雪が海面近くまであります。
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イチオシ
ハイライトともいえる七人姉妹の滝。
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横から見る七人姉妹の滝もなかなかのもの。
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フィヨルドは右にカーブを描きやがてガイランゲルの町へ。
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ガイランゲルには豪華客船の姿も。
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ガイランゲルの港には大型船が着岸できないらしく、乗船と下船は小型のボートに乗り換えて行います。
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フッティルーティン(沿岸急行船)ではもう1泊しますが、ガイランゲルから「ガイランゲルパノラマツアー2」というエクスカーションに参加するので、ここでいったん下船します。
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13:30過ぎ、ガイランゲルに上陸。
ここで何人かの日本人を見かけました。 -
「ガイランゲルパノラマツアー2」のバスは2台。
英語とイタリア語のガイドがあるバスと、ドイツ語とフランス語のガイドがあるバスです。
だめもとで「日本語は?」と聞くと当然のごとく「ノー」、迷わず英語のガイドのバスに乗車。 -
バスはまもなくガイランゲルを出発。
ヴェステローレン号の横を過ぎて行きます。
横から見ると、あらためてヴェステローレン号が小さいことがわかります。
ガイランゲルからこちらとは逆方向のダルスニッパの方向に少し上ると、フリダールスユヴェトというフィヨルドの写真として最もよく見かける景色が望める場所があるので、そこに寄るってことはないかなと秘かな期待をしていたのですが、その可能性はすぐになくなりました。 -
バスはオールネス道路「鷲の道」と呼ばれる道を進み、ジグザグの上り道でどんどん高度を上げていきます。
ヴェステローレン号のほうは早くも再びオーレスンに向けて出航するのでした。 -
坂道を上りきるとオールネススヴィンゲンという展望台があり、ここで約10分間のフォトストップ。
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ガイランゲルの街の方向。
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イチオシ
七人姉妹の滝の方向。
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同じく七人姉妹の滝の方向。
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バスはその後一度フィヨルドをフェリーで渡り、再び徐々に高度を上げていきます。
途中、激流を見下ろせる場所でフォトストップしました。(場所の名前は不明) -
上流側
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さらに高度を上げて行きます。
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ラウマコミューンという峠で3回目のフォトストップ。
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イチオシ
標高は1000mに満たないと思われますが、この時期はまだかなりの残雪があり、高山の雰囲気に満ちています。
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こういう高山的な峠を通るとは予想していなかったので、ここでのフォトストップはうれしい誤算でした。
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今度は徐々に下りにさしかかってきます。
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遊歩道らしきものも見えてきましたが、ここはスルーしてしまいました。
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絶壁の上に出たと思ったら・・・
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そこはすでに本日のハイライト、トロルスティーゲンの上部まで来ていました。
ということは、先ほど見えた遊歩道らしき場所が、トロルスティーゲンを上から見下ろすビューポイントだったってこと? -
道幅が狭いので車両が離合する時は、一旦停止して道をゆずります。
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下からは延々とバイク集団の列が・・・
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トロルスティーゲンをかなり下って来てからようやくフォトストップ。
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ここから石橋付近を望遠で見るのもかなりの迫力。
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さらにトロルスティーゲンを下りきってしばらく行ったところで、出発後初めての本格的な休憩。
時刻は18時前。店で軽食とコーヒーorティー。 -
テーブルで向かいに座った高齢のご婦人が「日本からですか」と聞いてきました。
ご婦人はフランスに住んでいて(ということはもう一台のほうのバスに乗っていた人?)、日本にも行ったことがあるとのこと。
「こんにちは」や「おはよう」などの言葉を覚えていること、東京、京都、奈良、広島に行ったことがあること等教えてくれました。
ちなみにここでの飲食費はツアーの料金に含まれていました。
3〜40分の休憩のあと、再出発。 -
その後、オンダルネスに向けて走ります。
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オンダルネス
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オンダルネス側から対岸を望む。
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対岸よりオンダルネスを望む。
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フェリーにはバスごと乗り込みます。
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モルデの街に入る前に橋を渡り、海底トンネルを抜けます。
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モルデの町に入ってからしばらくバスで街中を走りながら、観光しました。英語のガイドもあまり理解できない私にとっては少々退屈で、それよりはモルデの町を見下ろす展望台に行くとかしてもらったほうが個人的にはありがたいものでした。
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夕食は写真のリカセイレットホテルにてサーモン等の料理とワイン等の飲物が出ました。ボリューム的には少しもの足りないものですが、夕方の休憩にとった軽食と合わせて考えれば満足のいくものでした。
ここでは50NOKを支払いましたが、この国の物価でこれだけの夕食を50NOKで出せるとはとても思えないので、50NOKはワイン代だったのかなとも思えます。
そう考えると、実質食事代もほぼツアーの料金に含まれているといえると思います。 -
ここでの食事は1時間程度だったかなと思いますが、隣と向かいに座ったオーストラリアから来たという女性2人やイギリスから来たというご夫婦(このご夫婦はバスでも私のすぐ後ろの席だった)等とこれまでの旅程の話やデジカメのデータの見せ合い(朝デジカメを落としてしまったが、幸い予備で持っていた仕事用のデジカメにフロムでのサイクリングやフロム鉄道で撮った写真のデータがあった)や日本のどこそこへ行ったことがあるといった話しを聞くことが出来ました。
私があまり英語さえ話せないので、知っている単語を並べて何とか伝えようと双方がすることで、かえって楽しめて良かったと思います。
また、このツアーの参加者(というよりフッティルーティンの乗客)に東洋人が他に誰もいなくて、めずらしくて興味を持たれたのかもしれません。 -
モルデの海岸からはたくさんの山々が眺められます。
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22:00頃、モルデの港に着いたヴェステローレン号に乗船して、長い1日が終わりを告げました。
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