南ポルトガル　海岸線の旅（１）～セトゥーバル

2008/03/20 - 2008/03/20

イースター休暇を利用して、４泊５日で南ポルトガルをレンタカーで旅してきました。

ポルトガル旅行はこれが２回目。５年前に行ったときは、観光名所を中心にレンタカーで９日間の旅をしました。ポルトガルの生活感のあるのんびりとした雰囲気や、地元の人たちの温かさ、おいしいポルトガル料理にお菓子にワイン、どれもがとても心に残り、いつかまたぜったいに行きたいと思っていました。その１回目の旅から帰国したときは、しばらくするとポルトガルが恋しくてたまらなくなり（当時は日本在住）、渋谷のポルトガル料理店へ足を運んだり、神戸のポルトガル・ワインの専門店から２回ほどワインをダースで取り寄せたりもしました（飲むのはほとんど夫ですが）。ちなみに、そのときの旅で特に気に入った町は、モンサラーシュとオビドスです。

さて、２回目の今回は、前回行っていないポルトガル南部の海岸線を旅することにしました。町歩きが大好きなわたしたちですが、今回は町歩きや買い物を控え、とことん自然や風景を楽しむことにしました。

そんなわけで、２回目の旅はこのようになりました。

１日目：リスボン空港でレンタカーをピックアップ　～　セトゥーバル　～　パルメラ（パルメラ泊）
２日目：パルメラ　～　ラーゴス（ラーゴス泊）
３日目：日帰りでサグレスへ（ラーゴス泊）
４日目：ラーゴス　～　カスカイス（カスカイス泊）
５日目：カスカイス　～　リスボン空港でレンタカー返却

エリア セトゥーバル(ポルトガル)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー

リスボン空港からまず向かったのは、セトゥーバルにあるサン･フィリペ城。
サド川を見下ろす崖に建つそのお城は、ポルトガルを併合したスペインのフィリペ２世によって1590年に築かれたそうです。

こちらは城門。

テラスへ続く階段。天国の階段みたい。

階段を登りきったところの左手にある礼拝堂。
見事なアズレージョ。サン･フィリペの生涯を描いたもので、18世紀のものだそう。

テラスに出ると、セトゥーバルの町と海が一望に！　このお城へ来たのもこれが見たかったから〜。

コスタ･アズール（青い海岸）といわれているのもわかるなぁ。

トロイア半島もすぐそこに。

右手の建物はポザーダ（ポルトガルの歴史的建物などを改築した国営ホテル）。ここのカフェでお茶をしようと思ったのですが、お客さんがひとりもいない……。なんだか入って行きにくくてやめました(^^;)

テラスから階段を登ると、お城の上に出ました。
ここからも町や海がよく見えます。

見張り塔。

これも見張り塔。それぞれの角に設けられています。

ちょっと雰囲気が違うけれど、これも見張り塔？　上のふたつに比べると、かなり立派な造り。

後ろには田園風景が広がっています。風車も。

向こうに見えるのがパルメラ城（クレーンが……）。

今日はあのパルメラ城の中にあるポザーダに泊まることにしています。前回のポルトガル旅行のときにエヴォラとオビドスのポザーダに泊まったのですが、それがとても印象深かったので、今回も４泊のうち１泊はポザーダにしたいと思っていました。

ポザーダは最初からホテルとして建てられたものではないので、多少の不自由さはありますが、長い歴史の刻まれた建物に泊まるのは面白いなぁと前回泊まったときに思いました。

ここを抜けると、下のテラスに出ます。

天国の階段（？）も上から見るとフツウだったりする(^^;)。
右手の赤い扉が礼拝堂の入り口。

出口の途中にあったアーチ。
このアズレージョはかなり傷んでしまってるなぁ。

景色を堪能したところで、今日の宿泊地パルメラへ向かいます。本当はセトゥーバルの海岸でシーフードが食べたかったのですが、空港に着いたのが午後で、ランチの時間に合わせられませんでした。イワシの炭火焼が食べたかったな〜。