グアテマラの旅（２）・・アンティグアの聖週間を訪ねて

2008/03/21 - 2008/03/21

アンティグアは、スペイン植民地政府の３番目の首都として、２００年以上に渡り中米で華やかな都市として栄えたが、１７７３年の地震により大被害を受け、首都は現在のグアテマラ・シティに移されました。毎年セマタ・サンタ（聖週間）の１週間は、アンティグアの町が最も活気を見せる時で、世界中からこの壮大な祭りを見ようと観光客が押し寄せます。

セマタ・サンタは、キリスト教徒の重要な祝日のひとつである復活祭で、アンティグアでは、素晴らしいアルフォンブラ（絨毯）が町ごとに作られ、プロセシオン（行列）がその上を通ります。

アルフォンブラは、染めたオガクズや松の葉、生花で美しく作りあげられ、５０ｍ以上の華麗なものもあり、プロセシオンの通過で壊された後、また次のプロセシオンのために作りなおされます。

プロセシオンは、教会ごとに行なわれ、沢山の香が焚かれ、キリスト像が進み、マリヤの像が続きます。キリストやマリヤの山車は、地元の信者が交替で担ぎゆっくり進みます。行列は、朝早くから深夜まで続きます。

エリア アンティグア(グアテマラ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.0

アンティグアの時計台

アンティグアのラ・メルセー教会。ファサードの漆喰が美しい、中庭には中米最大の噴水がある。

教会の内部

アンティグアの町並み

中央公園は凄い人

中央公園で出会った現地の家族

お祭りで土産を売る少年

中央公園の噴水

噴水の女性彫像。オッパイからも水が。

中央公園の雑踏と市庁舎

アンティグアのカテドラルの前はプロセシオン（行列）を待つ凄い人の数。バロック様式の大聖堂には、町の守護聖人サンティアゴが祀られているおり、各教会から繰り出された山車は必ずこのカテドラルの前を通る。

カテドラルで再現される、キリストの処刑

キリストが十字架に磔になる

磔のキリストの前を通るプロセシオン

アンティグアのサンフランシスコ教会。アンティグアで最大の敷地を持ち、中米の聖人エルマーノ・ペドロの墓があり参拝する人が絶えない。また、地震により崩れた教会がそのまま残っており公開されている。

サンフランシスコ教会の正面

サンフランシスコ教会の内部

プロセシオンの正装をした子供

地震による廃墟がそのまま残されている

廃墟の食堂跡

廃墟に残るフレスコ画

サンフランシスコ教会の廃墟の上からアグア火山を望む

廃墟の上からフエゴ火山とアラナンゴ火山を望む

アルフォンブラ（絨毯）、オガクズで下地を作っている。

型に様々な色のオガクズを重ねていく

オガクズのアルフォンブラを作成中

小さいオガクズのアルフォンブラ、手前は松の葉

５０ｍ以上ある見事なアルフォンブラ。中央にオガクズ、その左右に松の葉がひかれている。

カラフルなオガクズのアルフォンブラ

松の葉に生花が飾られたアルフォンブラ

松の葉に生花が飾られたアルフォンブラ

模様が素敵なオガクズのアルフォンブラ

プロセシオン（行列）が通り過ぎた後のアルフォンブラ。長い行列の中で、キリストの山車だけが初めてアルフォンブラの上を歩ける。キリストの山車の前の行列は左右に分かれて進む、キリストの山車の後の行列はアルフォンブラの上を歩ける。

プロセシオン通過後、直ぐに清掃される。この後、次のプロセシオンのために、新しいアルフォンブラが作られる。

普通の規模のプロセシオン（聖週間の行列）。先頭の行列の後、まず香が降り注がれる。

十字架を背負うキリストの山車が続く

十字架を背負うキリストにズームアップ

キリストの山車を担ぐ男性の信者。十字架のキリストの山車を担ぐ時は、紫の正装をする。夜の棺のキリストの山車を担ぐ時には、正装は黒に変わる。

楽隊が続く

悲しみのマリアの山車が続く

悲しみのマリアにズームアップ

悲しみのマリアを担ぐ女性信者

最も大きなプロセシオン、まずローマ兵の服装をした騎馬兵が進む。

ローマ兵の服装をした楽隊が続く

香が降り注がれた後に、十字架を背負ったキリストの山車が続く。

キリストの山車が通過後のアルフォンブラ。花やオガクズを持ち帰る人もいました。

山車の通過前に焚かれる香

最後に嘆きのマリヤの山車が通過