2008/03/30 - 2008/03/30
720位(同エリア749件中)
まみさん
てっとり早く行ける花の名所として、すっかり私の中で定着した国営武蔵丘陵森林公園。
自宅から、電車と自転車を乗り継いで片道約1時間。
総面積304ヘクタール、東西約1km、南北約4kmという広い敷地。
花木園や野草コースで自然に咲く花を楽しめるほか、植物園や見本園、ハーブガーデンなどでは年間さまざまな展示会が催されていて、会期中なら目当ての花に必ず出会えます。
なんといっても、人ごみをものともしないゆったりとした贅沢な空間が嬉しいです。
たとえ桜のピークの週末ですら、混雑はきっと、たかが知れているでしょう。
広い園内の移動は、ピンクの可愛い園内バスという手もありますが、時間に制約されないサイクリングが私には合っています。
園内一周コースは、どこにも立ち寄らなければ約1時間。緩やかな坂続きで、なかなか良い運動になります。
今日は雨になるかと思い、今年も桜のターゲットにしていた公園の花見は昨日のうちにすませました。
ところがネットで調べた今日の天気は終日曇り。
しかも、午前10時すぎにはわずかながらも日が射してきました。
となれば、かねてより行きたいと思っていた桜の季節の森林公園、今日、行かずしていつ行くべきか!
片道1時間はかかるけれど、思い立ったらすぐ行けるこの手軽さがうれしい、国営武蔵森林公園。
今年は3回目になります。
ただ、思い立ったが吉日!───とばかりに出発してしまったため、桜の開花情報をチェックして行きませんでした。
森林公園の南口ゲートをくぐったところで、「本日の桜は4分咲き」という看板を見つけ、がーくぜん。
どうやら一番の見ごろには早すぎたようです。
しかし、幸か不幸か、桜の季節の森林公園はこれが初めてです。
確かに桜のボリュームは足りないと思いましたが、花見を楽しむには十分でした。
なによりも、あこがれの菜の花とのペア写真が撮れたのですから@
そう、今回は、地上の花と桜を一緒にファインダーに収めることに勤しんでみました。
桜の下には、菜の花畑があちこちにあるだけでなく、ユキヤナギやムラサキハナナ、レンギョウ、ヒュウガミズキ。
色とりどりの花が桜とのペア写真を待っているかのよう。
それから、たくさんの花見客……。
さすがに森林公園も桜の時期ともなると、人のいない写真を撮るのはなかなか困難でした。
なので、ときには花見客も風物詩の一部として取り込み、無理にファインダーの外に追いやらなくてもいいということにしてみました。
国営武蔵丘陵森林公園の公式サイト
http://www.shinrin-koen.go.jp/index.html
※これまでの森林公園の旅行記
2007年2月11日
「武蔵丘陵 森林公園その1:福寿草は、お友達と一緒に@」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10125121/
「武蔵丘陵 森林公園その2:これもみんな、福寿草@」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10125170/
「武蔵丘陵 森林公園その3:癒しの梅花、近くで撮れれば満足さっ!」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10125281/
2008年2月17日
「梅と福寿草まつりの森林公園(1)たっくんと福寿草」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10219776/
「梅と福寿草まつりの森林公園(2)マンサクと、まだちょっとのウメ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10219779/
「梅と福寿草まつりの森林公園(3)野草コースまで足をのばして」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10219782/
2008年3月2日
「森林公園、2度目の梅と福寿草まつり(1)ウメ、リベンジなる!」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10222864/
「森林公園、2度目の梅と福寿草まつり(2)花木園のウメ以外」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10222880/
「森林公園、2度目の梅と福寿草まつり(3)サイクリングで雪割草展へ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10223050/
「森林公園、2度目の梅と福寿草まつり(4)自生じゃなくても、本物の雪割草」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10223222/
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自転車 私鉄
-
駅前から南口までのサイクリングコース
ここは桜並木に違いない!と思ったのですが……。
私を迎えてくれたのは主にユキヤナギでした。
うっすら紅く染まったあの木々は、桜ではないのか、それともまだ開花には早すぎたのか……。 -
サイクリングコースの途上で気になった植物
葉が出る前に花だけ咲く姿って、まるで粉雪が枝にひっかかっているみたいで、なんともいえないムードがあります。 -
気になるお花のアップ
ほとんど下向いています。
鈴みたいですね。 -
気になるお花を下から覗いて
-
気になるお花の正体は!?
この木は森林公園の桜のそばにもありました。
札がついていたので、ヒュウガミズキだと分かりました。
また1つ花の名前を新しく覚えました@
「ヒュウガミズキ(マンサク科)
マンサク科の花木で早春に咲く。最初の発見地は丹後の大江山山系の杉山。シーボルトが弟子の二宮敬作と共に見いだしたと伝わる。それにしてはなぜ「ヒュウガ」か。日向でも近年発見されたというが、少ない。丹後にも産し、麓次郎氏はかつてその地を治めた明智日向光秀にあやかったかとも。」
(「花おりおり その3」(朝日新聞社)より) -
まだまだ続くよ、駅前から入口のサイクリングコース
左側が自転車用、右側が徒歩用です。
その間は途中から松の並木道。
このサイクリングコースは桜並木ではありませんでしたが(まだ開花していないだけの可能性あり)、それでもこうしてときどき桜にお目にかかれました。
駅前から森林公園の入口まで自転車で約15分というところです。
今日は朝10時45分に家を出て、森林公園の南口に12時頃に着きました。 -
森林公園の桜と菜の花
4分咲き、うーん、確かに。
満開のときもっと空は桜で埋まるのでしょうね。 -
森林公園の桜と菜の花
菜の花畑はあちこちにあるので、ちょっとアングルを工夫すると、このあこがれのペアは簡単に撮れますね。
しかも人の姿を菜の花で隠すことができて、ちょうどよいです。
ああ、これで桜がもっと咲いていたら! -
森林公園の桜とユキヤナギ
ユキヤナギもあちこちあります。
まるで嵐の海の波のようにうねっています。
ああ、これで桜がもっと咲いていたら! -
森林公園の桜と菜の花とムラサキハナナ
麗しいトリプルパンチ!
ああ、これで桜がもっと咲いていたら! -
森林公園のムラサキハナナと桜に囲まれた花木園
ムラサキハナナの間から人の姿が見えて、ちょっと中途半端な写真になってしまいました。
ところでムラサキハナナって、ショカツサイって言うんですね。
どうりで以前、なかなか手持ちの花の本で見つけられなかったはずです。
「ショカツサイ(別名ムラサキハナナ)
中国原産で諸葛菜と書きます。「三国志」の英雄諸葛孔明にちなむ名です。戦いのとき軍陣で栽培した食料にしたからといわれていますが、実はそれはカブだったのではないかという説もあります。1939年に南京から持ち込まれた種子が広く頒布され、急激に広まったといわれ、野生化しているのも見られます。菜の花に似た四弁の花を付けるので、ムラサキハナナとも呼ばれます。」
(「花のいろいろ」(実業之日本社)より) -
ムラサキハナナと花木園の桜をもう一枚!
「ショカツサイ(アブラナ科)
線路の土手や道端で花畑を演出する。中国原産。昭和14年、薬学者の山口誠太郎博士と黒田辰一郎博士が南京郊外で採取した種子から広めた。名は諸葛孔明が占領した地に食糧として栽培したからという。ただし異説も。別名ムラサキハナナ。花大根の名もあるが、先に名づけらられた別種がある。」
(「花おりおり その1」(朝日新聞社)より) -
ユキヤナギとムラサキハナナと菜の花と桜
欲張りたくもなります@
ああ、これで桜がもっと咲いていたら! -
桜の開花はまだメゾピアノ@
フォルテッシモな桜も見たいな。
曇ってきたのも残念です。 -
あこがれの菜の花と桜の写真……に少しは近づけたかしら
「サクラ
やさしい風情で淡紅色の春色に咲く
花といえばサクラをさすほどで、春爛漫と咲き誇る花の美しさ、落花の風情など、古くから愛されてきました。花が麗らかに咲くので、「咲麗(さきうら)」、美しい女神、木花之開耶姫(このはなさくやびめ)の「さくや」、「さ」は雑霊、「くら」は神の座(くら)を示し、田の神の依代(よりしろ)説など、名前の由来もいろいろです。五弁一重咲きのほか八重咲きもあります。」
(「花のいろいろ」(実業之日本社)より) -
花木園でお花見
まだ4分咲きだからかもしれませんが、この程度の人出なら、花見の場所取りにはあまり苦労しなくてすみそうです。
「ソメイヨシノ
各地の公園や並木を彩り、サクラの代表のようなソメイヨシノは、エドヒガンとオオシマザクラの自然交配によって生まれたものです。初めは江戸の染井村(現在の東京都豊島区巣鴨)の植木屋が「吉野桜」の名前で売り出したそうですが、吉野山のヤマザクラと紛らわしいので、明治後期にソメイヨシノ(染井吉野)と改名されたといいます。緑の若葉が出る前に五弁の花を開きます。」
(「花のいろいろ」(実業之日本社)より) -
杏の花と
それとも桃かしら? -
あこがれの桜と菜の花のペア写真
これくらい咲いていればまずまず@
「ソメイヨシノ(バラ科)
最も身近だが、謎のサクラである。明治期に突然広がる。それに最初に気づいたのは藤野寄命。明治18、19年の上野公園の調査で見いだした。園丁係から、江戸の花産地・染井から来たサクラが多いと聞き、吉野のヤマザクラと区別し染井吉野と名づける。雑種だが、いつ誕生したか、定かでない。」
(「花おりおり その1」(朝日新聞社)より) -
雅の広場の満開のコブシ
あっ、あそこの桜は満開じゃない!
と思ったら、コブシでした。
なんちゃって、遠くからでも、桜ではないのは分かりましたけどね。
この写真の左手には、梅林が広がっています。もちろん、もう時期は過ぎていますけれど。 -
コブシの花咲く白の世界
-
雅の広場の階段から桜と菜の花を見上げて
-
足下の芝生にはタンポポがたくさん@
思いっ切りローアングルで撮ってみました。
これぞ、普通にはなかなか見ることのできないカメラ視点ですよねぇ。
楽しいっ! -
桜を見上げるタンポポたち
さすがに桜と一緒に写すのは無理でしたわ@ -
狂乱のヒュウガミズキと桜
ヒュウガミズキの花は、花というよりまるで若芽のようなさわやかな緑ですね。
ヒュウガミズキは、駅前から公園までのサイクリングコースで気になったときに初めてこんな花もあるんだと認識したのですが、この公園内の木に名札があったおかげで、名前が分かりました@
それにしても、ああ、これで桜がもっと咲いていたら! -
狂乱のレンギョウと桜
すでに春のおなじみさんになったレンギョウ。
葉が生え始める頃の黄色と緑のまだらもいいですが、やっぱり黄色一色に軍配があがりますね@
ああ、これで桜がもっと咲いていたら! -
うっすら桜を背景に、レンギョウの黄色い世界
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花に囲まれた小屋のある風景
売店ですけどね。
野外炊飯広場にて。 -
思い出づくり
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桜と菜の花のある花木園の風景
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舗装道路より見上げて
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木陰から見守る
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滝のように吹き出すススキ(たぶん)のある風景
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ユキノシタとムラサキハナナと共に、花木園の桜の撮りおさめ
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2本のしだれ桜のある日本庭園
南口広場の駐輪場に戻り、サイクリングコースで都市緑化植物園とハーブガーデンに向かおうとしたところ。
サイクリングコースの起点まで自転車を転がさなくてはならないのですが、日本庭園の見事なしだれ桜に目を奪われ、寄り道することにしました。 -
理想のプロポーションのしだれ桜@
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枝垂れる桜のアップ@
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しだれ桜をコントラストで
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水面に映る姿と
このあとは自転車で都市緑化植物園&ハーブガーデンにまっしぐらに向かいました。
つづく
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