韓中２００８　春節の旅（ハルピン編?）

2008/02/08 - 2008/02/11

ハルピン２日目。
真冬の松花江・ハルピンの街の散策です。

エリア 哈爾濱(中国)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 航空会社: アシアナ航空

まずは、真冬の川を見たくて松花江へ。
川沿いは、斯大林（スターリン）公園になっています。
入口には、オリンピックの五輪マークをつけた氷像がありました。

公園の中心にあるモニュメント。「防洪記念塔」
1957年の松花江の氾濫による洪水を記憶に留めるために建てられた塔です。

「防洪記念塔」には２つのプレートがあります。
下段には、1957年洪水時の水位。
上段（写真中央）には、1998年洪水時の水位。
えっ？1998年？つい最近？
それも1957年より水位が高い。
知らなかった。街や人は大丈夫だったのだろうか？
川に近い中央大街の昔からの建物が残っていたが・・・

真冬の松花江（川）。
この川は北東へ延びロシアに入るとアムール川となります。
ここでは対岸まで１Kmぐらいかなぁ。
ガッチリ凍っています。
天然のスケートリンクで皆楽しそう！

これは、氷で出来たメッチャでかい滑り台。
滑って見たかった。
恐怖系が苦手な妻を中国人の中で待たせるわけにはいかず、見るだけでした。

凍った川には、犬そりの商売も。

小皇帝もご満悦！

馬車の商売もあります。
私達はこの馬車で凍った川を探索することに。
（下は土に見えるけど、もう川の上（氷上）です。）
値段は、言い値２００元。（日本円３，０００円）
「高い」と言うと、「８人乗りの馬車を私達専用で使うのだから高くない」と言ったような気が・・・
（どう見ても６人が精一杯、４人乗りの大きさだが）
「安くして」と当然のように更に値切ると、かたくなに２００元を言っていたのが１５０元に。
まだ「高い」と言ったら、「いくらだ！」といったような気がしたので、「１００元！」という。
「・・・・」（意味不明）で返答なくムスッとしていたので帰ろうとしたら、「１００元で良い」とのこと。
川の真ん中で下ろされるんじゃないかとの不安もいだきつつ、この馬車での松花江の散策をしたのです。

凍った松花江を馬車で走ります。
後ろにも観光客を乗せた馬車が付いて来ます。

松花江の真ん中に到着。

凍った川に降り立ちます。
凹凸もなく透明な氷の川。

観光馬車の通る所が道に見え、ここが凍った川の上だということを忘れさせる光景ですが、ここは川のど真ん中。

対岸までもまだまだ距離があります。

ハルピンを代表する建築物「ソフィスカヤ寺院」
ロシア正教の教会は、ここが中国だということを忘れさせます。
現在この教会は博物館のようになっていて、昔のハルピンの様子を写真などで紹介する施設になっています。

教会の中の様子。

昔の写真でハルピンを紹介しています。

入場券。１５元（約230円）

観光地を離れ、ハルピンで見たいもう一つの目的へ。
満州国と言われていた昔、祖母と父が住んだことがあるこの地で、祖母の話で聞いていた昔の街並みを探しにいきました。
ガイド本に載っている街中に古い建物が残っている地区をタクシーの運転手に見せて、行った所です。

運転手さんもここには来た事がない様子。
途中で道を歩いていた人に聞いていた。
街ではタクシーには待ってもらい、しばし探索。
人も車もほとんど見ないこの地区では、タクシーには待ってもらわないと・・・

ハルピンの街中、中央大街からも２Kmの場所なのに、ぽっかりとタイムスリップしたような地区。

人が住んでいる気配は、ほとんどありません。

当時はこのような家に住んでいたのだろうか？と祖母の話を思い出しました。

もうほとんど人が住んでいないこの地区で、まだ営業を続けていたお店がありました。
結構大きな飲食店なので、地元の人には人気のある店かもしれません。

人影の無い街一歩出ると新しい街。
京劇舞台も新しく出来たようです。