2007/12/29 - 2008/01/06
276位(同エリア399件中)
エフエムさん
寒さの厳しいこの季節に来ることが、当時の人々の苦難をより知ることが出来るのではないかと思っていました。そして訪問してみて、極限の状態で、更にこの寒さの中で酷使されたら、誰もが死を意識することは想像に難くありませんでした。やるほうもやられるほうも、人間が出来ることではありません。(写真はビルケナウの正門にある鉄道引込み線。)
なお、クラクフからアウシュビッツへの行き方のご注意について、私の体験談をクチコミのページに載せました。よければご参考にしてください(http://4travel.jp/overseas/area/europe/poland/krakow/tips/each-transport-bus-10162102-10084658.html)。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- フィンランド航空
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アウシュビッツの入り口。雪の積もるこの日に来る人はまばらだろうと思っていたのですが、まとまった数の訪問者がいて少し驚きました。ただし、良い季節だと、どんぴさんの旅行記(http://4travel.jp/traveler/donpi/album/10152639/)にも書かれていましたが、ホントに人が多すぎて戸惑うことになるかもしれません。
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「記念写真」を撮るのも既に気が引けて来ました・・・。
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高圧電流を走らせていた有刺鉄線の鉄条網。この鉄線に自ら全身を触れさせて自害する人もいたそうです・・・。
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死の壁がずっと向こうに見えます。これも近づいて撮影する気分になれませんでした・・・。
向かって右側の建物に「裁判所」があり、そこで判決が下り、死の壁で処刑される・・・。もちろん、罪のない人に対してです。
壁にはいくつもの美しい花が手向けられて、それがより悲しみを誘っています。 -
とある収容塔の2階の窓から。ここに収容されていた人はどんな思いでこの窓から外を見ていたのか・・・。
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集団絞首場。真ん中に写っている人の左横です。見せしめのため、一番よく見える場所に設置したとのこと。そしてそこが点呼広場でもあったようです。
きっと、広場に点呼のため集められて、処刑を皆の前で行ったのでしょう・・・。 -
写真をよく見ると、集団絞首台は鉄道の線路で作られているようです・・・。
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鉄条網。
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収容所の厨房。
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この寒い中、たくさんの人が訪問されているのが(遠いですが)わかりますでしょうか・・・。
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いくつもの監視塔があります。
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ガス室。
ここにシャワーを浴びさせると言われて騙されて入らされた(部屋の天井には水の出ないシャワーが取付けられていた)。
その210?の部屋に2000人が押込まれ、扉が閉じられ天井の穴からチクロンBという毒ガスの缶が投入され、15分〜20分で窒息死した。空気より重いガスは下に溜まるため、人々は上へ行きたがり、最後は人の上に人が乗ってそれが繰り返されたため、死体の山が出来上がるそうである。
なお、ガス室の壁には、もがき苦しんで最期を迎えた人たちの爪のあとが残っているそうです(私は確認しませんでした)。 -
ガス室の入り口。死体は髪の毛を切られ、金歯が抜かれ、ピアスや指輪が取られた。
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焼却炉の煙突。死体はガス室から1階にあった焼却炉(3台あったうち2台が現存)へ運ばれ、1日に350人焼かれていた。1台の炉では2〜3人同時に焼かれたが、死体が多くて焼ききれないこともあったそうだ。なお、死を宣告されたユダヤ人の殆どは収容所に到着してすぐにガス室に送られ、ファイルにも登録されずに殺されたらしい・・・。
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ガス室の横にある絞首台。1947年4月16日、アウシュビッツ収容所の所長だったルドルフ・ヘスの死刑もここで執行された。
(ナチ党副総統のRudolf Hessとは別人です。日本語で書くと同姓同名ですが、スペルだと別の文字になります。) -
アウシュビッツを離れビルケナウに向かう。なお、アウシュビッツ〜ビルケナウの送迎バス(無料)は11月までしか運行していないという情報をどこかで見たのですが、この日も運行していました。
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この旅行記へのコメント (12)
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- waterlilyさん 2008/02/06 13:39:56
- アウシュビッツ
- エフエムさん、はじめまして。お邪魔いたします。
アウシュビッツ旅行記、様々なことを考えさせられて拝読しました。
綺麗なはずの雪景色も、この場所では何と悲しく映るのでしょう。
こんなにも悲しい雪景色は他には無いかも知れませんね。
実は私もアウシュビッツではないのですが、以前、ドイツのダッハウ強制収容所跡を訪れたことがあります。
その時は、エフエムさんがいらした季節とは反対に暑い夏だったのですが、夏の太陽が、この悲惨な出来事が現実に起こったものと思えないような明るさで降り注ぎ、その空の明るさ故に、その対比が、また何とも言葉では表現できない辛く複雑なものでした。
ですので、それ以上に悲しい季節でのこの時のエフエムさんのお気持ち、よく解ります。
こんなに寒く過酷な冬の収容所で、筆舌に尽くし難い思いをされた多くの人々……
ほんとに言葉を無くしますね。
先ほど、どんぴさんの旅行記も拝見させて頂き、こうして多くの方々が、負の遺産を訪れていらっしゃることを知り、私たちの後の世代にも、過去を省みて未来に繋げるよすがにしなくてはと、改めて考えさせられました。
エフエムさん、伝えてくださって本当にありがとうございました。
そして旅行記、拝見させて頂き、ありがとうございました。
- エフエムさん からの返信 2008/02/07 00:41:02
- waterlilyさん、コメントありがとうございます。
- waterlilyさん、はじめまして。
旅行記を見ていただきましてありがとうございます。
今回ポーランド訪問の機会を得て、悲しい歴史の場所に直接足を踏み入れてみて、本当にここは言葉では伝えられない場所だということを知りました。また私は、机上で得た情報からの知識だけであたかも当時の状況をよく知っている顔をしていた自分を情けなく思いました。そのくらい衝撃的なものでした。
waterlilyさんのダッハウ訪問時も、きっと同じように衝撃的だったことでしょう。waterlilyさんはじめ、冬以外の季節にこれら悲惨な場所に訪問された方々の旅行記を拝見して気付いたのですが、どのような季節であっても現実に起こった出来事の重さと、今でも漂うその当時の灰色の空気によって、「良い季節」などあり得ないと思うようになりました。
旅行はたいてい時間が経つにつれ詳細を忘れてしまします。もちろん、今回の旅行は衝撃が強かったので、長く記憶に残る気がします。でも、今回は忘れることに対しての罪深さを感じてしまっていて、意識的に鮮明な記憶を残しておかなくてはならない気になっています。このように旅行記を掲載する場があり、そして、waterlilyさんのように共感して頂ける方々が数多くいらっしゃることにありがたく思っています。
私のような小さな者でも、とにかく身近な人に伝えていく行動が大切で、その積み重ねこそが、たった60年ほど前に、罪も無く亡くなって行った方々への最大の供養ではないかと考えています。
感想を頂きありがとうございました。
waterlilyさんの旅行記にもお邪魔させて頂きます。
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- とらいもんさん 2008/01/21 08:40:43
- アウシュビッツ
- おじゃまします
わたしは、ここに行ったら「気」が狂うかも??
失礼致しました。
- エフエムさん からの返信 2008/01/21 11:02:23
- 書き込みありがとうございます
- とらいもんさん、はじめまして。
私も平常心ではいられなかったです。
また寄ってください!
ありがとうございます。
エフエム
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- babyananさん 2008/01/19 01:00:45
- 懐かしいです。
- エフエムさん、こんにちは☆
コメント、ありがとうございました。
そして、旅行記、アウシュヴィッツ編を拝見させていただきました。
「懐かしい」
です。
私とは反対の季節に行かれたようで、印象や雰囲気がガラリと違って見えますが、受ける印象はそれほど変わりないのか知れませんね。
無性に行きたいと思っていたところで、やっと行って。でも、思ったほどシャッターを押せないというか、写真のコメントもあまり言葉が出てこず。
言葉にならない感情だけが、悶々としているような。
うまくいえませんが、行ってよかった。と強く思う国の一つです。
機会があれば、ワルシャワやクラクフのほかのところへも、また行ってみたいと思っています。
まずは、エフエムさんの旅行記を拝見させていただきますね!
babyanan
- エフエムさん からの返信 2008/01/19 23:49:47
- 書き込みありがとうございます
- babyananさん、こんばんは。
書き込みありがとうございます。
懐かしく思っていただきうれしいです。やはり行かれた方は殆ど同じ思いを抱かれるのですね・・・私も行く前は「歴史を見て来るぞ」と意気込んでいたのですが、中に入ってしまったら動きや思考が鈍くなってしまいました。行った記憶を人に伝えるのが難しい地の一つですね。行った人しか理解できない感情があると思います。
また続きの写真をUPするつもりなので是非またお寄り下さい。
宜しくお願いします。
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- おむさん 2008/01/18 11:03:48
- おじゃまします。
- 頂いたコメントからおじゃましました。
旅行日記すべて拝見しました、とても懐かしい気持ちと
最近では忘れかけていたアウシュビッツで見て感じたいろんな思いが
よみがえり、またじっくり考えるきっかけが出来てほんとによかったです。
目をそらしたいほど辛い歴史だけれど今を生きる私達に大事な事は
「忘れないこと、伝えること」ですもんね。
それをしみじみ再実感です。
それにしても雪の降り積もるアウシュビッツは尚一層に当時の悲壮感が漂っているように見えますね。
- エフエムさん からの返信 2008/01/18 11:12:53
- おむさん、お返事ありがとうございます。
- 訪問&書き込みいただきましてどうもありがとうございました。
おっしゃるとおり、雪がこんなに悲壮感を感じさせる場所はあまり他にありませんね。
自分が出来ることはホントに少ないかもしれませんが、一人一人が気持ちをつなげていくことが大事ではないかと思いました。
-
- M-koku1さん 2008/01/17 15:49:35
- 人間が学習できるかどうかが問題です
- エフエムさん
はじめまして。
コメントを見て全く同感だと思いました。「気が引ける」まさにそのとおりのことを私も感じました。写真を撮る手が思わず止まりました。
机の上で勉強したことと、実際に現地を訪れて学習することと、その差の大きさに驚きました。
世界中の人が、この地を訪れて、何かを心に感じてくれれば良いのにと思っています。いじめをするような子供たちの修学旅行先にぴったりかもしれません。
ユダヤ人の友達や知り合いと話しをするたびに、全く同じ人間なのに…と、人間に取り付いた狂気の恐ろしさを思い出します。
ではまた M
- エフエムさん からの返信 2008/01/18 02:01:22
- TAMkoku1さん
- TAMkoku1さん、はじめまして。ご訪問及び書き込みをありがとうございました。本当に実際に目にする経験は何よりも代えがたいですね・・・。
写真では見た「髪の毛」の部屋でも、じっくりとこの目におさめようと思っていたのですが、わずかな滞在時間で退室してしまいました(それでもしっかりと頭に残っています)。それにしてもあんなにたくさんの髪の毛だとは思いもしませんでした。まるで声が聞こえてきそうな雰囲気でした。
戦争について自分もまだまだ知らない事ばかりです。一体どうしてこんなことが起こったのか知りたいと思っています。今回たまたま私は訪れる機会に恵まれましたが、行きたくても諸事情で行けない人のためにも、見てきた人間として多くの人に現地のことを伝えたいと思っています。
日本人の若者に、8月15日が何の日なのか尋ねても「知らない」という答えが少なからず返ってきてしまう昨今を残念に思います。
TAMkoku1さんのおっしゃるように、いじめがある国の子供には現在学校で教えていることよりも、もっと他に教えるべきことがあるのではないかと思わされます。
TAMkoku1さんの旅行記にもお邪魔させていただきますね。
- M-koku1さん からの返信 2008/01/18 02:35:27
- RE: 人間が学習できるかどうかが問題です
- エフエムさん
やはりあの髪の毛でショックを受けられましたか。
私も、一階の部屋の写真などで充分気分は下がり気味だったのですが、あの髪の毛の部屋に入った時には、一気に来るんじゃなかったという後悔の念にとらわれました。
shinesuniさんの旅行記にも、私のその時の気持ちを書き込んであります。
下記参照
http://4travel.jp/traveler/shinesuni/album/10042035/
実はイギリスに住んでいた時のお向かいさんは、十代の青年期にアウシュビッツに囚われていた人でした。刻印も見せてくれたことがあります。
一度は自分のための墓穴を掘らされたそうです。目を盗んで、その作業中に逃げ出したものの、村の人から密告されて、直ぐに収容所に戻されたそうです。
奥様が御主人に戦後初めて病院で出会った時には、ミイラみたいで、歩くこともできない状態だったそうです。
そういう話を知っていたにもかかわらず、あのアウシュビッツという現場に行ったときに感じたショックは、何年たっても消えません。
人間の性って恐ろしいですね。
今度は私の旅行記にもどうぞ。
(アウシュビッツはまだ書けずにいますが…)M
- エフエムさん からの返信 2008/01/18 08:39:56
- TAMkoku1さん
- 髪の毛の量と、その部屋の独特の臭いに衝撃をうけました。
TAMkoku1さんの旅行記も訪問させて頂きました。
でも「あれ?どうして収容所の写真はないのだろう」と思ったのですが、なるほどそういう訳だったのですね・・・。お気持ちわかります。私も今回の旅行記の最初の2冊目まではテンポよく写真を貼り付けて行っていたのに、この冊に来て、迷いながら貼っています。なんだか罪悪感めいたものを覚えてしまって。
shinesuniさんの旅行記も拝見しました。
イギリスに在住されていた際のお話も大変貴重なご経験ですね。
絶滅収容所のお話を、実際の当事者の方から直接伺う機会があろうとは、想像したことすらありません。でももし私にその機会があったとしても、その方には何と声をかけていいのかわからないと思います。
TAMkoku1さんも現地を訪問されたことに後悔をしているかもしれませんが、訪問は正しい行動だと思います。訪問者がそれを見て、正しい人間としての考えを持って欲しいという博物館の希望は叶っていると思います。
共感できるところがあって嬉しいです。
今後とも宜しくお願いしますm(__)m
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