充実のアンコール遺跡とホーチミン vol.7 =4日目 シェムリアプ最終日=

2007/12/31 - 2008/01/04

いよいよカンボジア･シェムリアプ最終日。
午前中の、アンコール遺跡群の観光をした後、
空港へと向かいます。

[time table]
8:50　アンコール遺跡群観光
　　　・タ・プローム寺院
　　　・バンテアイクディ
　　　・スラスラン
　　　　各遺跡を鑑賞。

11:00　シェムリアプ空港

エリア シェムリアップ(カンボジア)

8:50　
アンコール遺跡群の観光です。

いよいよアンコール遺跡の観光も午前中で終了･･･
終わりが見えると、切ない気持ちになりますね。

タ･プローム寺院。
1186年に仏教寺院として創建されました。

創建から約820年、遺跡のレンガの間から、
生えてきた木もすっかり大きくなっています。

しかし、すごいです。
ちなみにこの木は「がじゅまる」。

このタ･プローム寺院。
後にヒンドゥー教に改宗されたため、
仏教色のある彫刻は削り取られてしまったそうです。

バーミヤン遺跡もそうですが、
宗教の問題とは言っても、芸術品。
残っていて欲しかったですね。

この３日間、各遺跡をまわりましたが、
どの遺跡も柱や外内壁の隅から隅まで、
細かい彫刻が施され、驚きの連続でした。

当時の土木技術と言えば、
今のように重機も何もない時代。
たくさんの職人が世界各地から集めた、
なんていう事実も含め、
やはりこれらを作ったことに驚き、
言葉もでないくらいです。

そんな人間と、木の生命力との芸術のコラボ。

すごい!!
どこから木が生えているのかわかりません!!

『遺跡内部から、木の根を眺める』の画。

木が遺跡を飲み込んでいるようでした。

この先、どうなるのでしょうか･･･
数百年経ったら、甲子園のツタのように、
根が遺跡全体を覆ったりして（笑）

塔の天井は開いていました。

根がはられるので、
遺跡も徐々に崩れているようですね。

寺院内で、地元の方が牛の角を材料に、
彫刻をしていました。
特に売ろうという意欲はなく、
のんびりやっていました。

ちなみに5ドルだそうです。

遺跡中央部でも、木が根をはっています。

鳥の足のようにみえる木。

ちなみに創建当時は、
僧侶が5000人、踊り子600名人が住んでいたそうです。
にぎやかだったんでしょうね。

建物を押さえつけているような木。
倒れることのない、このバランスが見事。

木も建物も
このまま永遠に残ってもらいたいですね。

こんなところにニワトリ？羽が鮮やかでした。

西塔門からでます。
ここの門にも昔、尖塔があったそうですが、
崩落してしまったそうです。

続いて、こちらはバンテアイ・クディ。

「僧房の砦」という意味を持ち、
12世紀末に創建された、仏教寺院。

もともとはヒンドゥー教寺院として
創建されたそうです。

踊り子のテラスより、塔門を望みます。

この寺院もやはり、
仏教とヒンドゥー教の様式が混合しており、
時代の変化による、宗教の力の強さの変化が
うかがえます。

ここも、増改築が加えられていたので、
狭い路地もあり、迷路のようでした。

今にも崩れかけそうな遺跡をなんとか
木材で支えています。

こちらも不安定なのでしょうか、
なななんと、荷づくりロープで
固定しているそうです。

世界遺産･･･大丈夫??

天井が抜けた柱。

東楼内の仏像。
創建当初はなく、後世、安置されたそうです。

ナーガのテラス。

東塔門より、バンテアイクディを出て、

向かいのスラ・スランへ。

ここは、王が淋浴をするための池とされる場所。
東西700m、南北300mもあります。
王は強力な権力の持ち主だったのでしょう。

地元の方が舟をだしていました。
のんびりした時間が、今も流れています。

向かいのバンテアイクディよりさらに
200年も前に原型が完成していたとのこと。

ナーガ君、ここでは池を眺めていました。

これで、『充実のアンコール遺跡』観光はおしまい。
シェムリアプ空港へ向かいます･･･