2007/07/19 - 2007/07/19
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まみさん
2007/07/19(木)第12日目:シゲット・マルマッツィエイ1日フリーデイ
【宿泊:Pension Prisacaru(ヴァド・イセイ村)】
ウクライナ正教会、カトリック教会、ルーマニア正教会、社会主義時代の被害者のメモリアル博物館、民俗博物館、野外民俗博物館
教会めぐりを終えた後は、シゲット・マルマッツィエイでの2大ハイライトの1つ、民俗博物館です!
今日は、現地ガイドのニコラエさんに迎えにきてもらうため、5時までに野外博物館の見学も終えなければならないのです。のんびりしていられません。
民俗博物館の見学開始は10時50分。ゆっくり見学して約1時間。
入場料は4レウで、写真代は5レウでした。
(2007年7月現在、1レウ=約55円で換算)
写真代を払うかどうかは、ちょっとだけ迷いました。
民俗博物館は、去年(2006年)から勘定すると、これで5つ目です。
去年はブラショフの民俗博物館、ブカレスト農村博物館、そして今年(2007年)のクルージ・ナポカのトランシルヴァニア博物館、バイア・マーレのマラムレシュ地方中心の民俗博物館。
いずれも、時にはかなり割高な写真代も惜しまず、せっせと写真を撮ってきています。
さらに、昨日までの3日間、いまだ伝統を色濃く残すマラムレシュの村々を回ってきました。いわば生きた民俗博物館を。
また、ブルサナ修道院では、博物館には民俗コレクションもありました。撮影は許可されていませんでしたが、よく分からなかった展示物については、ニコラエさんが説明してくれました。
なので、もう写真はいいかな、と思わなくもありませんでした。
でも、写真代の5レウは思ったより安いですし、写真を撮れるとなれば、何かしら撮っておきたいものが出てくるものです。
逆に、ぜひ写真に撮りたいと思ったとき、入口で写真代を払っておけばよかった、と後悔したくありません。
というわけで、写真代も払うことにしました。
見学を始めようとすると、たどたどしいながらも(私も人のことは言えませんが@)、英語の話せる女性の館員さんが「説明して欲しい?」と聞いてきました。
このことは、旅行下調べのときに拾った情報どおりでした。無償のサービスです。
せっかくなのでお願いすることにしました。
彼女は結局、私が見学していた1時間、ずっと私にはりつくことになりました。でも、気詰まりを感じることはありませんでした。
私のゆっくりペースに合わせてくれたし、あまり先走って説明攻めにせず、好きに見学させてくれました。それは言葉という障害のせいもあったかもしれませんが。
でも、私も、1対1のガイドにだいぶ慣れたと思いますしね。
彼女が一生懸命、英単語をひねり出すように苦心して説明してくれた中には、もう私も知っていたのもありました。
でも、前に民俗博物館で見たけど用途が分からないままだったものや、ニコラエさんに聞く機会もなくて、彼女に教えてもらって初めて分かったものもあります。質問にも答えてもらえました。
この博物館では、マラムレシュ地方を予習しているときに、みやこうせい氏の本「マラムレシュ」で知ったけれど、実物をこれまでの村めぐりでも見る機会のなく、ここでやっと目にすることができたものもあります。
こうして去年と今年の旅行を通じて、ルーマニアの19〜20世紀初頭の農民生活用品に見慣れた私は、逆に日本の方がよっぽど知らないかもしれません(笑)。
今まで訪れたルーマニアの民俗博物館の旅行記(野外博物館を含む)
「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第18日目(5):ブラショフ民俗博物館と美術館」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10137568/
「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第22日目ブカレスト3日目(2):農民博物館(1)素朴ながらも美しい生活用品+α」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10158476/
「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第22日目ブカレスト3日目(3):農民博物館(2)イコン・コレクション」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10158482/
「2006年ハンガリーとルーマニア旅行第22日目ブカレスト3日目(4):農民博物館(3)衣装・刺繍コレクション(完)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10158486/
「2007年ルーマニア旅行第2日目(5)ブカレスト:ルーマニアのフォークロアの宝庫・農村博物館・その1」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10172885/
「2007年ルーマニア旅行第2日目(6)ブカレスト:後半も魅力たっぷりな農村博物館・その2」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10172910/
「2007年ルーマニア旅行第2日目(7):まだ未整備の(?)もう一つの農村博物館」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10172929/
「2007年ルーマニア旅行第7日目(3)クルージュ・ナポカ:トランシルヴァニア民俗博物館」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10182528/
「2007年ルーマニア旅行第8日目(1)バイア・マーレ:花盛りの野外民俗博物館・その1」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10185200/
「2007年ルーマニア旅行第8日目(2)バイア・マーレ:マラムレシュ地方の田舎の生活を垣間みて・野外民俗博物館・その2」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10185202/
-
民俗博物館
同じ建物の半分(あるいはお隣だったかな?)は、映画館になっていました@
民俗博物館の場所は、一昨日、ニコラエさんに教えてもらいました。おかげで、方向音痴のこの私が、地図を見なくても、すんなり見つけることができました@
───といっても、シゲット・マルマッツィエイは、メインストリートが2本並行に走っていて、その間に町の中心の自由広場があります。
銀行、郵便局、旅行会社、商店、レストランなどもそこに集中していますので、非常に分かりやすいです。 -
展示室に至る入口の飾り
まるで仮面のようです。 -
3つの太鼓、ではなくて@
博物館の展示室に入るすぐ手前の壁です。
12月27日の祭りに子供たちのよるキリスト生誕シーンの劇に使われる3つの星とその祭りの写真。 -
罪人の彫刻、みせしめ
-
貴重な木のイコンの「ヨハネとパウロ」
木のイコンはガラスよりずっと貴重だそうです。 -
貴重な木のイコンの「聖母子」
背景は浮き彫りも@ -
貴重な木のイコンの「イエス」
背景は浮き彫りに金箔がうっすら張り付けられています。 -
貴重な木のイコンの「聖ジョージ」
ドラゴンが面白いです。
首が細長い〜@ -
ペチェターレ
ペチェターレとは、教会に納める聖体拝領に使うパンのための印章です。
パンの生地に押し、焼き上げるものなのだそうです。
ハンコみたいですね@ -
ペチェターレ
ちょっとピントが甘いですが……。 -
ポイエニレ・イゼイの木造教会の壁画「最後の審判」の写真
地獄図
見ることが叶わなかったポイエニレ・イゼイの壁画です。
なんだか死体解剖しているみたいですね……。 -
ポイエニレ・イゼイの木造教会の壁画「最後の審判」の写真
太陽の顔をした天使? -
12月27日の祭りの子供たちの写真
シゲット・マルマッツィエイでは、12月27日祭りが盛大に行われ、近隣の村や外国からも見学者が来るそうです。
とんがり帽子でたっぷり着込んだ子供たちがとてもかわいいです。 -
12月27日の祭りで悪魔の扮装をしている人
★仮面劇について
・「ビフライム」と呼ばれる仮面劇は、かつては葬儀の場面でも行われました。
今は、クリスマスから元旦をはさむ公現祭(1月6日)までのいわゆる「十二夜」といわれる期間に、仮面や衣装などで仮装した人々が家々を門付けして周り、劇を演じたりします。演じられるのは東方の三博士が訪れたイエスの生誕の場面(キリスト降誕劇)です。
・同様の仮面仮装習俗としては「山羊」「熊」「モーシ」と呼ばれるものがあります。
山羊や熊は民間の信仰では豊饒を象徴しており、こういった行事は生命の再生や信念の豊饒を祈願する色彩が強いです。
・「山羊」と「コリンダ」という子供たちの門付け行事は、頻繁に目にすることができます。
(「祈りと祝祭の国〜ルーマニアの宗教文化」新免光比呂・著(淡交社)より要約) -
新年の祭りの仮面
かなり古いコレクション、いわばアンティークぞろいです。
「新年の仮面劇に使われる仮面には、羊やヤギの皮、そしてカラフルな布、ビーズが使われています。仮面の顔の歯は豆、髪は馬毛、そして鏡。
仮面祭りは古い風俗です。そこでは、羊やクマ、トーテムの動物(先祖が強い結びつきをもっていたとしてあがめる動物)が死んだり生き返ったりします。それは、植物の死と生のサイクル、古いものから新しいものへの移り変わりを映し出しています。絶叫したり、ほえたり、騒いだり、踊ったり、歌ったりするのは、これからの一年、悪霊を追い払い、家族や家を守ることを意味しています。そして、足や棒で地面を叩くのは、豊穣の意味のジェスチャーで、光が存在せず、闇に負けたように思えた暗い冬至の間に土壌を暖めることすることを意味しています。」
仮面の顔には、羊、ヤギ、そして悪魔などがあります。
(情報源:RomanianMonasteries.orgのサイトで購入したMetaneira社のマラムレシュガイドブック) -
仮面
悪魔の仮面ではないかと思うのですが、けっこうひょうきんな顔をしていて、なかなか可愛いです@ -
樅の木の揺りかご=リャーガン
室内用と戸外用
母親が農作業をしている間に、そばの涼しい木にゆりかごを釣り下げておくそうです。
畑に向かうときは、母親が赤ちゃんを、この重そうな木のゆりかごごと、かついで行くのです。 -
素朴なデザインの塩入れ
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素朴ながらも手が込んだ塩入れ
-
マラムレシュ地方の伝統的な手作りカーペットと壁にかける皿入れラック
カーペットは上が幾何学模様で、下は「生命のダンス」であるホラ(HORA)です。
女性が3人ずつ手をつないで踊っている図柄です。
そして美しい文様入りのカーペットを壁にこうして飾るのがマラムレシュ地方の伝統的なスタイルです。
たとえば、サプンツァ村のマリアさんのお宅がそうでした。
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12927417/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12927418/
関連の旅行記
「2007年ルーマニア旅行第10日目(4)サプンツァ:スタン・マリアさんのお宅を訪ねて」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10192259/ -
伝統的な文様である生命のダンス(ホラ=HORA)と生命の木のモチーフのある手作りカーペット
とてもカラフルですが、化学染料は一切使われてなく、自然のものが材料です。
その技術を復活させたブルサナ村の司祭の奥さんや、司祭さまのお宅に飾られていたカーペットを思い出します。
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/13025406/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/13025442/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/13025443/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/13025455/
関連の旅行記
「2007年ルーマニア旅行第11日目(4)マラムレシュ地方:ボティザの司祭宅とカーペットと木造教会」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10197613/ -
マラムレシュ地方の女性の伝統的な靴
サプンツァの陽気な墓にも、この伝統的な靴を履いた人の絵がありました。黒い靴でしたけどね。
実際に履いている人もいたのですが、さすがにそちらの写真を撮るチャンスはなくて。
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/12914572/
関連の旅行記
「2007年ルーマニア旅行第10日目(2)サプンツァ:きりがないです、陽気な墓@」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10191101/ -
素朴な絵柄の陶器
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「オールドミスがこの家にいるぞ」と、家先に置く揶揄の人形
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