2007/05/19 - 2007/05/28
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てんてん60さん
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今回の旅行の目的は21年前建設したアスワン発電所をこの目で見る事及び共に工事に従事したエンジニア達と再会する事でした。再会を希望したメンバーは7人でしたが3名はすでに亡くなられ4名と再会、楽しい日々アスワンの思い出を語らえました。しかし肝心の発電所は旅行スケジュールの関係と当方の体調不良により、見ることも、写真に撮ることも出来ず、とても残念な気持で帰国しました。ところが偶然にも私がイメージしていた発電所写真、客先から頂いた完成スケッチ画を見事に反映した写真を持って居られる方を知り、当方の事情を話したところ、こころよくその写真を譲って下さいました。またこのブログへの掲載にも快諾してくださり、ここに建設写真と一緒に掲載する事になりました。アスワンにおけるダムと言えばハイダムであり詳細はネットで知る事も出来ますが、ローダムにも水力発電所があり、その建設に日本が従事している事を是非知って頂きたいと願っていました。ローダムはハイダムより70年前にイギリスによって建設され、洪水対策、灌漑対策を目的にしていましたが、ハイダム完成後のエジプト国の産業発展にエネルギーのさらなる要求に応えてローダム利用した発電所建設が行われました。出力75000kwx4基、超低落差発電機の為、発電機直径15m、重量300tonと言う機種で組立てられました
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- エジプト航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
この発電所の特徴はダムの水を直接利用するのではなく、ダム外面に巨大なプールを作り、発電に必要な水量と落差を有効利用している点です。
建設には世界各国(スエーデン、デンマーク、ポルトガル、フランス、アメリカ、ユーゴ、フインランド
日本、エジプト)が参加し、主要作業員はエジプト人
ヌビア人、アスワン人である。
発電所本館の外壁にはアスワンストーンがはめ込まれたと聞いています。
*写真の説明
発電所は空港からアスワンの町に入る時、このローダムを渡ると同時にすぐ進行方向左に見えます。写真手前はローダム堰堤、右側プールが発電所に引き込まれる水、写真中央の建物が発電所本館で4基の発電機が並んでいる。
本館の前の広場に建設時、作業員の食堂とかお祈り場所があった。我々の事務所は左の道路坂を上がった付近にあった。下流がヌビア部落、アスワンの町方向です。川の中央は中州で建設当時は各コントラクターの材料、機器、重機等が山積みになっていた。
雨がまったく降らないので問題はなかった。
(注意事項)
本来エジプトではダムとか発電所は軍事拠点の一つとして軍の管理下におかれ、一般人の撮影とか侵入は禁止されています。(見つかれば罰則されます。十分注意して下さい)
余談ですがエジプトとイスラエルの交戦時イスラエルが、ハイダムの破壊を検討していた為、エジプトはイスラエルとの講和に望んだとの噂があった。 -
建設に従事した作業員。実際にはこの倍の作業員が働いていた。(発電機器の組立てだけで)私達以外の土木、建築、ゲート、送電、水車、変電所等プロジェクト全体では1日1000人は従事した。
作業の状況に応じては2交代、3交代で建設された。
それはアスワンの気温の高さ、砂漠特有なハムシーン(砂嵐)、イスラムと言う宗教上の規制(お祈りタイム、断食月間ーラマダン)またエジプト国の出稼ぎ労働との認識による慰労等で建設には苦労した。
写真は発電機の心臓部分である回転体組立て完了を記念して撮影された。 -
電力庁の主要メンバーと共に。
右から3人目が長官でその隣がNO2のエンジニア夫婦。彼らとの会話でアラビア語は友達の証しになりました。
人類史上、初めてのダム建設はやはり古代エジプトで
前2750年、ピラミッドで有名なクフ王の治世に
サド・エル・カファラダムが建設された。
目的は当時の石切り作業員や家畜への水の供給であった。 -
記念すべき回転体の吊り込み式。
この機器の下には水で廻る水車がありそれとこの
回転体が直結される事により、発電機となる。
セレモニーには作業員の慰労をかねて何故かチョコレートを配っていた。 -
男性は作業員、女性は事務員として働いていたヌビア人です。発電所完成後結婚したらしい。
と言うのも発電所の全体完成を見ずして帰国した為
最終完成は周辺地域の整備とか道路整備、建物化粧
河川整備等があり特に土木施工業者の工事範囲の為
機械関係者は引き上げる。
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この旅行記へのコメント (2)
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- masa_0724さん 2007/07/25 16:18:34
- アスワンダムの写真
てんてんさん、
こうしてスケッチ画と見比べてみると、アスワンダムの写真を無事お渡しできて本当に良かったなあ、としみじみ思います。
走るバスの車窓から撮影しましたので、ほんの一瞬シャッターチャンスがずれただけで、まったく別の写真になっていたかもしれません。もし、エアコン付きのバスだったらガラス越しの撮影になったでしょうし、護衛付きだったら撮影すらできなかった可能性もあります。いくつかの偶然が重なって撮影できたような写真になりますが、もしかしたらアスワンダムが、この写真がてんてんさんを探し、落ち着くにふさわしい場所を探していたようにも私には思え、まったく不思議なめぐり合わせに感じてなりません。
masa_0724
- てんてん60さん からの返信 2007/07/25 18:51:08
- RE: アスワンダムの写真
- 何度見てもよく撮れたなーとつくづく感心しています。
通常のツワーバスでは絶対無理な被写体ですよね。現地の人の噂ですが
ツワーバスの中から撮影している人を見つけた監視人がそのバスを追いかけ
ストップを命じてフイルム及びチップを没収したとの話も聞いていました。
タクシーの運転手が恐れるぐらいですから、なかなか困難な写真ですね。
それも2枚撮れてたなんて、奇跡に近いですよ。
いずれにせよ貴方のお陰でエジプト訪問の目的が無事達成です。
本当に有難う御座いました。A4にてコピーしましたがまったくブレがなく額に入れると素晴らしく引き立ちます。有難う御座いました。
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