２１年振りのエジプト訪問ー第６話（エドフ、コム・オンボ）

2007/05/19 - 2007/05/28

ルクソールとその周辺の遺跡が第１８王朝を中心とする新王国時代のものであるに対して、ルクソールからアスワンに至る地域に点在する遺跡は、プトレマイオス朝からローマ支配時代までの神殿址が中心である。
ルクソールから車で約2.5時間（１０８ＫＭ）そこにエドフのホルス神殿がある。
エドフはグレコ･ローマン時代にはアポノポリス・マグナと呼ばれ、上エジプト第２ノモスの州都であった。

エリア エドフ(エジプト)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

ホルス神殿・塔門
プトレマイオス４世の時代、至聖所と第１列柱室の一部など神殿の北区域が完成。その４０年後プトレマイオス８世の時、建築が盛んになり前２３７年８月２３日、神殿竣工式が行われたとの碑文がある。しかし実際にはその後１９５年かかって完成した。
その塔門は、幅１３７Ｍ、高さ３６Ｍ、ルクソールのアメン神殿第１塔門に次ぐ大きさである。壁面のレリーフはプトレマイオス１２世がホルス神とハトホルス神の前で敵をうちすえている。

列柱室

復元された聖なる船。奥には至聖所が見える。

壁に描かれたヒエログリフ。
絵文字が発達したもので、最初のエジプト文字。

聖なる船を担ぐレリーフ。

北の回廊

回廊の壁に描かれたレリーフ

塔門前のホルス

ホルス神殿前の馬車車寄せ？

コム・オンボ神殿。ルクソール南１６７ＫＭ、アスワン北４６ＫＭ、ナイル川東岸の町で、かってはオンボスと呼ばれていた。アラビア語でオンボスの丘をコム・オンボスと言う。
神殿は町中より南西２ＫＭナイル川に面して建っている。エジプトでは珍し城壁で防備した丘、アクロポリス様な建物である。この神殿はすべてが２重構造で神殿がそれぞれ３対神から成る２つのグループの神々に捧げられた。

第１列柱室

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コム・オンボ神殿のレリーフ