1998/05/20 - 1998/05/25
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旅人のくまさんさん
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<1998年5月25日(月)>
ヒースロー空港を24日の22時頃に飛び立ち、金浦空港へはほぼ予定通りの11時間弱で着きました。しかし、金浦空港では、機体整備のために30分ほど出発が遅れ、名古屋空港へは21時頃に到着しました。
時差ぼけにならないよう、名古屋へ到着する5、6時間前からは眠らないようにしていました。地下鉄駅からの帰りは、はいつもの店で12時頃まで飲みました。就寝したのは3時頃でしたから、その後、時差ぼけは全く感じませんでした。
ヒースロー空港にて
飛び立てる刻を待つ間にうたた寝て旅の想の断片過る
機内にて
窓閉て昼飛ぶ機内は静なり夜行列車に似たると思う
通奏のエンジンの音消去りて不意に聞ゆる時も又あり
<おわりに>
短い旅行ではありましたが、得るところは多くありました。この旅行記の締めくくりに、印象の深かったことをいくつか書き留めておきます。
<公園>
最初の日のことです。飛行機が着陸態勢に入った時、空から見たロンドンの街並みは、木と芝生の緑が最も印象的でした。テームズ川を挟んだ右手にハイドパークも確認できました。
このハイドパークを始め、いくつかの公園を散歩しました。5階建てくらいのビルの高さを凌ぐほどの大木と、よく手入れされた芝生、花壇に感心させられました。
大木は街路樹を含め、プラタナスが圧倒的に多いようです。プラタナスを日本では「鈴掛けの木」とも呼びますが、この鈴が落ちて、どうやら小鳥の餌になっているようです。ガイドブックなどでは確認できませんでしたが、鳩やその他の小鳥たちが啄んでいるのは、この実が割れて飛び散った中に含まれているように思えました。
公園には、それぞれの由縁が刻まれたレリーフや、銅像などを例外なく見掛けました。公園には必ず鉄製の柵があり、開園時間も決まっています。臙脂色の葉の色をした、日本では余り見掛けない木には「Copper Beech Tree」の名札が付けてありました。ハイドパークの中では「Paper Bark Maple」という茶色の皮が剥けたカエデ科の面白い木もありました。珍しい木だけに表示があるようです。
<セーフティゾーン>
交差点などを渡る時、セーフティゾーンの必要性がよく分かりました。基本的には、半分ずつ渡るようです。半分渡ったところで、セーフティゾーンが身を守ってくれます。誰でも赤信号でも平気で渡っていますが、身を守るのは、自己責任の考えのようです。それぞれが自分の判断で渡っていますので、何とはなしに、他人の後をついて行くのは危険です。
何回か経験しましたが、赤ちゃんを連れた人には、車の方が路を譲っているようでした。何度か、こういった人の後ろについて、安全に道路を渡りました。
<肥満>
イギリスでは肥満の人をよく見かけました。それも中途半端ではなく、引退した小錦関クラスの肥満でした。オーストラリア旅行の時も肥満の人をよく見かけましたが、今回見聞したイギリスほどの肥満ではなかったと記憶しています。
オーストラリアの場合、手にコカコーラのボトルを下げて、歩きながら飲んでいるのが普通の光景でした。それで、オーストラリア人の肥満は、糖分の摂りすぎではないかと、ひそかに観察していました。
緯度の高いイギリスでは、乾燥しやすいオーストラリアのような水分の補給は要らないはずですから、飲み物だけのためではないようです。
主な原因が食べ物だとすれば、ひたすらビーフやポテトを食べまくるのかも知れません。イギリスでは、食べ物には文化を認めない国民性があると聞きます。偏食が災いしているのなら、皮肉な結果となっているようです。原因を知るすべもありませんが、それにしても、圧倒される肥満でした。
<物価>
一言で言って、イギリスの物価は高いと感じます。少なくとも安くはありません。例えば、地下鉄の初乗り料金が1ポンド30ペンス、約300円弱です。少なくとも今回の旅行で、地下鉄代は5千円を下りませんでした。最終日は一日無料券を使いましたが、有り難さが身に染みました。ビギナーズチケット様々でした。市外電車の料金も日本より高い。韓国であれば、金浦空港からソウル市内まで、1時間弱乗っても550ウォン、日本円で55円ほどです。値上がりしても1割程度にしか当たりません。
消費税はチョコレートを除く食料品、書籍などを除き17%程だと聞きました。食料品でも高いと感じますので、消費税のせいばかりではなさそうです。高い人件費がベースにあるのかも知れません。
<刺青(いれずみ)>
白人の人がしている刺青を多く見掛けました。それも若い層に圧倒的に多かったようです。男女を問いませんでした。腕に彫ったものが多く、日本の刺青とは違って、余り絵柄はうまくありませんでした。余りじろじろ見るわけにはいけませんでしたが、一言で言えば、落書きクラスを多く見かけました。
その分、怖い感じよりファッション性が高いと評価していいのでしょうか?余り沢山の刺青を見掛けたましので、終いには、威圧感は感じなくなりました。
<その他>
歩きながらの女性のタバコ、「a」のエイとアイとの発音の差、立派でない地下鉄車両と物凄い深度、まずいイギリス料理、イタリアレストランとチャイナタウン等など他にも印象深いことが多くありました。これらのことは、別の機会に触れる事として、ここらで筆を擱きます。
<謝辞>
5人組の皆さんをはじめ、同行の皆さんに心から感謝をいたします。殊に、5人組の中で英会話に弱い4人は、Sさんの語学力に頼ったところが、少なからずありました。この旅行中、同室で一番長い時間をお世話になったKoさん、長い長い空の旅を、隣席でご一緒させていただいたKmさん、Kdさん、幹事として一番の大役をこなされたFjさん、幹事サポートの皆さんには、重ねて厚くお礼申し上げます。本当に有難うございました。(本文 完)
- 同行者
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テートギャラリーの展示品です。現地で買い求めた絵葉書からの紹介です。シュルレアリスムの巨匠、ダリの作品、ピカソとはまた違った天才を感じさせます。「ナルキッソスの変容」です。
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ピカソの「3人のダンサー」、1925年の作品です。
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「泣く女」、ピカソの1937年の作品です。
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ロイ・リクテンスタインの「ドカーン!」1963年の作品です。このような現代作品も多く展示されています。
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ウォーホルの「マリリンの二連画」この作品はマリリン・モン ローの生と死を主題にしたものと言われます。
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「突風(北斎にならって)」ジェフ・ウォールの1993年の作品です。
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イギリス18世紀の作品、ジョシュア・レイノルズ作の1773年作の「ヒュメイン像を飾る3人のレディ」です。
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「オフィーリア」、ミレイ(1851〜1852年)の作です。19世紀イギリスの"ラファエル前派"の画家です。
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「吹雪、アルプスを越えるハンニバルとその軍隊」、ターナーの1812年の作品です。
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フレデリック・レイトンの「大蛇と闘う運動選手」、1877年の作品です。テイトギャラリーには彫刻作品も多くあります。
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