2007/05/02 - 2007/05/16
1094位(同エリア4743件中)
小心者さん
念願のトルコ一人旅。なのに体調が・・・。出発当日、仕事終了後に病院へ駆け込み、薬を2週間分処方してもらいました。その足で空港へ直行です。
今回の旅では、最初の2泊だけイスタンブールの宿を予約して行きました。
当初の大まかな計画では、イスタンブールとカッパドキアのみを訪れようと考えていたのですが、大幅に予定が変わってしまいました。
旅の前半は、日に日に弱っていく自分との戦い?でした。
食欲がまったく沸かず水ばかり飲んで、頬がコケました。
日程を繰り上げて帰国しようかとさえ考えました。
今思えば、食べないことがどんどん体力を奪っていたのだと分かります。
とは言え、カッパドキアですっかり回復し、旅の後半は一生忘れられない素晴らしい思い出となりました。
先々で助けてくださった日本人の方々、トルコの方々に心から感謝いたします。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 航空会社
- エミレーツ航空
-
出てくる機内食を少し食べては薬を服用(辛気臭い話ですみません)し、ドバイ空港に到着。とてもきらびやかで賑やかな空港です。
ここで9時間のトランジット。乗り継ぎ時間が4時間以上ある人は、トランジットレストランが無料で利用できます。
せっかくなのでデザートだけ食べに行ってきました。
このレストランはビュッフェスタイルで、モーニング、ランチなどの時間帯のみ営業しています。
この後、イスタンブールへは予定を1時間ほど遅れて到着。親切なトルコの方々に助けられ、メトロとトラムを乗り継いでペンションに向かいました。
しかしトラム内で乗り物酔いまで起こし、まさにヨレヨレです。 -
宿泊したのはギョルハネ駅近くのCoskunPensionです。到着が夜ということもあり、日本からメールで予約しました。石鹸が無い、チェックアウト後に荷物を預けられない、など不便な点もありましたが、とても雰囲気の良いところに建っています。
寒さのせいかエザーンのお陰か、早朝に目を覚ましました。少し体調も良くなっているような気がします。
せっかく目覚めたので散歩に出かけました。
石畳が美しく、空気がすがすがしい! -
憧れのブルーモスクを目の当たりにして、体調のことも忘れてテンションはMAXに!感動で涙が出そうです。
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もう少し近くからブルーモスクを写してみました。
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こちらは向かいに建つアヤソフィアです。早朝なので建物はまだ陰になっていて暗いです。
『ついにイスタンブールに来たんだなぁ』という実感がフツフツと沸いてきます。 -
ブルーモスクへ入ってみました。朝早いせいか『いかにも観光客』といった人が皆無で、神聖な雰囲気に若干気後れします。中にいる女性は、皆さん髪を隠しているので、私も従うことにしました。
頭にスカーフを巻くのに四苦八苦していると、2人組の女性が近づいてきて、自分のピンを使ってキレイに巻いてくれました。
なんて優しいんだ!と感動です。 -
ブルーモスクのドーム。
-
ふと後ろをみると、子供たちが至近距離に。
人懐っこい笑顔で「where are you from?」「My name is ・・・」と口々に話しかけてきます。
あまりにも可愛いので写真を撮らせてもらいましたが、フラッシュが間に合わずピンボケになってしまいました。 -
しばらくペンションで休んでから、トプカプ宮殿へ行ってみました。食欲は全然無いので、朝食は抜きです。
敷地への入り口の門です。屋台1つにも雰囲気があって、いちいち感動します。 -
-
まずはガイドツアーに申し込もうとハレムへ向かいました。が、チケットとパンフレットを手渡され、そのまま中へ。みんな好き勝手に見学しています。完全放置です。
何か間違ったことをしちゃったのかと不安になりました。
ま、どうせ英語も分からないのでマイペースで見学します。 -
こ、これはトイレですよね?私は異様にトイレに関心が・・・。
気品が感じられます。 -
Imperial Hall
パンフレットにそう書いてあります。
説明板の英語もほぼ理解できず・・・。
旅先ではいつも「次の旅までに英語を勉強しよう」と強く思うのですが、なかなかそうもいきません。 -
引き続きハレム内。
タイルとステンドグラスが美しいです。 -
ハレムの中庭からガラタ塔を望みます。
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ハレムを出て、宮殿内を散策します。
建物壁面のタイル。美しいです。 -
もう1枚、壁面の美しいタイル。
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時期が少し遅かったらしく若干花が開き過ぎていますが、チューリップも美しいです。
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天気も良く、眺めも最高です。
本当にイスタンブールは美しい、と感動しきりです。 -
こちらもボスポラス海の眺めです。水平線が霞んで少し幻想的な様子です。
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トプカプ宮殿内、昔の厨房の前の通路です。左下に素敵な男の子が写っていて、ちょっと得した気分です。暗くて顔がよく分かりませんが。
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トプカプ宮殿内、うまやの裏手。尖塔が沢山見えます。
いくつかに分かれた宝物館は大勢の人で賑わっていました。
「トプカプの短剣」のエメラルドなど、ものすごい宝物がいっぱいです。
宝石に興味が無い私でも見惚れてしまいました。 -
トプカプ宮殿を後にして歩いていると、絨毯屋さんが怒涛のごとく寄ってきます。しかも初めはいかにも「親切な人」といった感じなのでついつい話を聞いてしまい、まんまと店に連行されます。まさに噂どおりなのですが、私はとことん「NOと言えない日本人」なので、さんざん店に連れ込まれ、絨毯だの革製品だのを買えと勧められます。しかも英語がさっぱり理解出来ないので、日本語の出来る店員のいる店に引っ張って行かれたり。まだまだ行きたいところがあるのに・・・。
どうにか何も買わされることなく一人になれたものの、倒れそうなほどの疲労感が。
もう客引きには捕まりたくないので、人ごみを避けてトプカプ宮殿の裏手まで逃げてきました。 -
海峡を眺めながら、途中で買ったシミットを食べました。が、やはり食欲が無く、一口食べて断念。
客引きとの戦い?で何だか気力が抜けきっています。
この街にとても魅力を感じるけれど、疲れきった心身が『何もせずにボーッとする』ことを要求しているようです。
結局1時間以上ここで呆けていました。
私の旅にはこういう時間が必要不可欠なのでした。 -
多少気力が戻ってきたので、イェニジャーミーへ行ってみました。前の広場には鳩がいっぱいです。
ついでにエジプシャンバザールも覗いてみましたが、怪しい日本語で呼びかけられ、つい拒絶反応が・・・。
でもこじんまりしていて買い物しやすそうです。 -
イェニジャーミーのドーム内部の様子。
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イェニジャーミィ全景です。そろそろ夕方になってきました。
やってみたいことの1つに『ガラタ塔から夕景を見る』というのがあったのですが、雲が出てきたので次回に見送ります。 -
ガラタ橋。サバサンドの匂いが漂ってきます。
上から釣り糸がたくさん垂れ下がっています。
食べ物の匂いを嗅いで少し空腹感らしきものを感じたので、ペンションに戻る途中で無謀にも目に付いたレストランへ。そして無謀にもケバブを注文。
結局ケバブとピラウを一口ずつでギブアップ。
お店の人に本当に申し訳なかったです。
我ながら、本気で体のことが心配になってきました。
人間水だけで何日平気なのか、とか真剣に考えてしまいます。ヤバイです。 -
翌日ペンションをチェックアウト後、トラムとメトロを乗り継いで、エセンレルオトガルへ向かいました。KENTBUSでギョレメまでの夜行バスチケットを買い、荷物を預かってもらいました。
トラム沿いを歩いていて立ち寄ったモスクです。あいにく何というモスクだったのか失念してしまいました。小さめのモスクは色々と間近で見ることが出来るのがいいですね。 -
ここを出たところで、また客引きのおじさんに捕まりました。一生懸命ガイドしてくれるので、親切な人なのか客引きなのか判断が付きません。スルタンアフメットから少し離れていることも判断を鈍らせます。
グランドバザールに行きたいと言っているのに、「本当にすぐそこだから」とアヤソフィア近くまで連れて行かれました。しかも恐ろしく足が速い!もう心底疲れました。
どうにか開放され、グランドバザールに戻ったときは完璧に足が棒でした。
毅然とした態度を取れない自分が情けない・・・。
今日の食事はケバブサンドを1/3本のみ。
そろそろ倒れるんじゃないだろうか・・・。
最悪のコンディションでカッパドキアへ出発です。
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この旅行記へのコメント (6)
-
- さとぴ。さん 2022/05/29 20:56:09
- ろっかい?
- 小心者さま、こんにちは。
旅行記で確認出来るだけで
6回トルコに行かれてるんですか。
スゴいわー。トルコ名人ですね。
しかも個人旅行。しかも虚弱体質(涙)
いつも長期で旅行されてうらやましい。
時間とお金があるってゼータクですわ。
初めて「主婦」「旦那」のワードを見ましたが
見ないふりがイイのかツッコむのがイイのか。
トルコに行ったことないんですよ。
2007年ナニしてたんかな。と思い出したら
ラスベガスで徹夜でカジノでした。人間的にアウト。
コロナ終わったら行けるかなー。
生きてたら行こっと。カッパドキアも行きたい。
トルコ料理もホントにおいしそーですね。
さとぴ。
- 小心者さん からの返信 2022/05/30 00:04:40
- そんなに行ってましたか
さとぴ先生、こんばんは!
もはや化石のような旅行記までご覧いただき、ありがとうございます。
「なんもオモロない」と自信を持ってお勧めします。
まぁ、他の旅行記も決してオモんないですけど。
いやー。『香港の九龍城』に次いで心を射抜かれたのが『イスタンブールの夕景(モスクのシルエット)』でして、ものすごい憧れの地だったんですよ。
アジアともヨーロッパとも中東とも違う、でもどの要素もミックスされた独特の雰囲気。
訪れた国は少ないですが、後にも先にもあれほど興奮した国はありません。6回(?)行った今でも「もっとも行きたい国」です。
歳喰ってからの長期旅行は、いろんなものと引き換えになりますね。
わたくし多くのものを失いました。あんなものもこんなものも。
それでも行っておいて良かったと思って…いる
…はずなのですが…あれ?…目から鼻水が…
ていうか徹夜でカジノだとぅ!?
こちとら暇はあるのですが金が無いのがネックです。
…あれ?…目からすまし汁が…
- フィーコさん からの返信 2023/04/16 18:44:17
- 1回目で見所網羅
- 小心者姐さん こんばんは♪
2007年にトルコツアー並み以上に見所網羅されて1人旅。
エフェソス、11月でも焼け付くように暑かったですよ。
そういう地形なんでしょうね。
私は2009年にツアーでトルコ。行きのフライトで高度上がったら歯茎がジンジン痛み旅行中 ろくに食事が噛めず素飲み。
帰ってから速攻で歯医者へ。
ツアーの食事は美味しかったのか?どうかもわかりません。ムール貝にピラフ詰めたのは(自由行動中の買食い)は美味しかった。
2007年、さとぴ。さんは徹夜でカジノ(笑)
私何してたっけ?
と、探ってみたら
人生1番のどん底で日本脱出できていませんでした。
お金も暇もなし!
2006-2015迄10年日記を付けてた自分えらーい(笑)
フィーコ
- 小心者さん からの返信 2023/04/16 20:37:41
- この頃はまぁまぁ若かった…
フィーコさん、こんばんはー。
これまた古臭くてしょーもない旅行記をご覧いただき恐縮です。
自分で読み返してみてすらオモロくもなんともなく、リメイクしてみたくなりました。旅行できない腹いせに、最近は古い旅行記を「自分だけが楽しく読み返す」ために無駄なマイナーチェンジをかましたりしています。
若干虚しいですが、やはり『旅』から離れたくない!
フィーコさんは2009年にトルコ行かれたんですねー。
素飲みワロタ。トルコって歯にとっての鬼門なんでしょうかね?
ムール貝のピラフ詰は食あたりが怖くて1個しか食べませんでしたが、美味しかった …んかな…味、全然記憶にないわ…
ていうか、トルコ旅行記ぜひぜひ書いてください!
私も最近になって10年日記つけてみたいと思ったりしたんですが、今後の人生『ろくでもないこと』しか起こらない気がするので、やめました。
小心者
※さとぴ先生、通知行ってすまん。迷惑老人会ですから。
-
- ciao66さん 2007/06/01 20:04:57
- お疲れ様、でも良くご無事で・・・
- コンディション最悪で臨まれた旅行、読んでいてもちょっと辛そうですが・・
でも後半は良くなったという事で、トルコが気に入ってのお帰りで本当に良かったです。
ベヤズットジャーミィやトプカプの室内写真とても綺麗です。お天気でよかったですね。今後に期待しています!
- 小心者さん からの返信 2007/06/01 21:54:47
- こんにちは!
- 暖かいお言葉をありがとうございます。
旅行記につらい思い出を書くのもどうか、と思ったのですが・・・。
せっかくciao66さんに教えて頂いた『フェネル地区』の放浪も断念してしまいました。
次回は必ず万全のコンディションで、ciao66さんの旅行記を参考にイスタンブールをじっくり見て周りたいです!
また是非ともお力をお貸しください。
これからもどうぞよろしくお願いします。
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