ベトナムごはんとベトナムの街★2006　07　4日目【ニャチャン】

2006/08/14 - 2006/08/20

アナ・マンダラでは原付バイクのレンタルサービスがあります。
太陽の日差しが降り注ぐ街中を歩くのはしんどいし、バイクで走った方が楽で気持ちよさそう♪と早速レンタルして観光に出発です。

エリア ニャチャン(ベトナム)

出発前に部屋の清掃をお願いする札をヴィラ入口にかけておきます。
ちなみに裏側は“ハンモックに乗ってシエスタ中”でした。

バイクレンタルはフロントで手続き可能で、2輪車が１日(８時間)：１０USドル・半日(４時間)：５USドル、原付バイクは１日：５USドルで数に限りがあるから早めの申し込みがお勧めです。

ちなみに、自転車はフロントに申し出れば、無料で貸してくれます。
ニャチャンは平地だから体力に自信がある人は自転車観光もアリ♪

私たちは２輪免許が無いので、原付バイクをレンタルしましたが免許書等を提示する必要はありませんでした。
フロントに頼めば、ニャチャンの英語地図が貰えます。
ガソリンはタンク半分入っていますが、返却する時は空でもOKでした。
途中で足りなくなったら、Hotelから少し行った場所にスタンドがあります。
半分と聞いていましたが思いのほか燃費が良くて、夕方に返却する時にも余裕がありました。

さぁ出発！

まずは街の様子を知るため、適当に走ってみることにしました。
至る所にバイクが止まっていて、ニャチャンもバイクだらけでした。

肉付きのいい女の子を抱える細いお父さん。
小さい子を片膝に乗せて抱えながら運転するって…見ているだけで怖いです。

ホーチミンのおばさん御用達のアオババは、全身同柄でハデ色ときわどい模様が目立っていましたが、ニャチャンでは落ち着いた色で（柄もの同士だけど）上下も微妙に変えている人が多かったです。

一通り、街の雰囲気を見てまわった後、隆山寺（ロンソン寺)へ向かいました。
場所はニャチャン駅から約５００ｍ位で、街中にあります。
案内板も無いので最初見逃がすところでしたが、反対車線にいたのに駐車場係の人が手招きで呼び込みしてきたのでわかりました。

敷地に入ってすぐの参道には数軒の露店がたっています。
私たちがバイクで進んでいくと数人のおばさんがバイクを取り囲み、木の下まで誘導され｢ココに置け｣とジェスチャーされました。

木の下の駐輪代は有料で2.000VND(14円)。
どこへ行ってもバイクは駐車場に預けるのですが、私たちが利用した中でここの料金が1番高かったです。
写真のチケットは、バイクと交換なので大切に保管しておきます。

寺院に入ってみると、私たちはバイクでわざわざやってきたカモ状態なのに気が付きました。
ベトナムは、今まで旅行した中で1番物売りのしつこさが激しいと思っていましたが、ボッタクリを試みる人がわんさか登場します。
肩をたたかれ、話しかけられたと思ったら…｢私たちは大学生です。学費を稼ぐのは大変。ここのガイドが出来るから、ガイド料の変わりにポストカードセットを買って私たちを助けてください｣みたいなことを、ズタズタの英語+ベトナム語を混ぜに訴えてきます。
最初は若い女の子2人組で勝手に掴んでくる腕を振ったと思ったら、今度はどう見ても学生に見えないオバサン２人組が登場し、逃げたらまたオバサンに捕まって…の繰り返しで進めません。
面倒臭くなってポストカードを見せてもらったら、私がホーチミンの本屋で購入したのと全く同じものでした。
この茶番劇に飽きて来たし疲れたので、地方価格と思って少し高いくらいなら買おうかな…と値段を聞いてみたら、１セットが100.000VND(700円)とのこと。
私は同じものをホーチミンで１セット：5.000VND(35円)で購入しているし、ポストカードがそんなに高い訳が無い。
見かねた夫が｢同じものをホーチミンで5.000VNDで購入したから要らない｣と英語で伝えましたが、その英語が理解出来ないらしく、逆にムチャクチャな英語で売ろうとしてきました。
勝手に値切り始めましたが、ディスカウントしても50.000VND(350円)。
あまり外国人観光客が来ないのか、次々と湧いてくるニセ大学生が多すぎて観光前にヘロヘロになりました。

ニセ大学生から逃げるように寺院内へ進むと、それ以上追ってこなかったので舗装された山道を登っていきます。

本殿に入ると蓮の花に囲まれた立派な仏像が安置されてました。
写真は千手観音です。
寺院内に入ると怪しさが増し違和感が。
よく見ると世界各国の仏像が像が揃っていて日本の大仏・タイの涅槃像・白いミャンマーの仏像などがズラリ。
本尊は中国風なのに統一感が無く、ただ集めただけという印象です。

天国＆地獄めぐりの図。

参道脇には大量の使用済み線香が山積みになっていたり、ゴミが散乱していました。

左を歩くキャップを被た全身青い服の男性は、本堂内を私たちが観光している間ずっと待機していたベトナム人で、彼だけは英語が話せました。
入口で集中攻撃を受けたから寺院内には居ないはず…と気を抜いていたところに｢写真撮りますよ?｣とさりげなく会話に入ってきます。
彼はまるでお寺の職員のような顔をして｢お布施だけで良いので、線香をあげて参拝してみませんか？｣と丁寧に参拝方法も教えてくれました。
警戒心たっぷりの私は｢ニセ学生の仲間じゃないの?｣と疑って離れようとしたら、いつの間にか夫が仲良く会話してる！
人を疑うのを知らないのか｢いきなりポストカードって言わないし、もしかしていい人なんじゃない？｣と。
観光地で、理由なく過剰に親切にされるほど、怖いことは無いんだけど…。

これは階段を上がった先にあるタイの涅槃像。
相変わらず怪しいベトナム人男性は、私たちの後ろについてきて横から説明してくれるのですが｢コレはタイの仏像です｣程度。
見ればわかるし…。

頂上に近づいた頃、男性が急に｢私、ガイドしました。ガイド料の代わりに、このポストカードを買ってください｣と正体を現しました。
やっぱりニセ大学生の一味だった！！
一応値段を尋ねると、予想通りの法外価格。
｢安くホーチミンで買ったから要らないよ｣と返事をし上手く断りたくて、写真を撮ってくれたお礼のチップとして１USドル相当にあたるVNDを渡そうとしたら、まさかの拒否。
なんと、もっとチップを寄こせ！と言いはじめて自分の苦労話をしてきますが、ポストカードを購入するつもりはないから無理やり渡してお引取り願いました。
観光地で怪しいと感じたら、警戒心を持って相手にしないのが大事。

まだ上に続いていたので進んでいきましたが、行けば行くほど何も無いロンソン寺。
でも、外から見えた頂上の巨大白仏像を目指します。

近くで見ると本当に大きい！
まだ出来たばかりなのか、真っ白で輝いていました。

頂上はテラスになっていて暑いけど静か。
暑い中、ここまで登る人も少ないせいかニセ大学生らしく人もいません。

巨大な仏像の裏側に周ると、仏陀の中に入ることが出来ました。

中は六角形になっていて、壁面全てに僧の鋳造を見ることが出来ます。

車やバイクで登る別ルートがあるようで頂上に駐車場があり、その脇には簡素な小屋が建っています。
1本道なので帰路も同じ参道を通ります。
進んでいくとまだ午前中で閉館時間ではないはずなのに、来た道の柵があるところ全てに鍵がかけられており柵越えしながらの下山です。
駐輪場に着くと、最後までしつこかった英語が話せるニセ大学生が、仲間と喋りながらコチラを睨んでいました。もしかしてアイツが全部鍵閉めたの？…陰湿だな。
チップもケチるし、ポストカードも買わないし損したから仕返しってな感じでしょうか。
道中、誰ともすれ違わなかったので途中で下山したニセ大学生が、嫌がらせで柵に鍵をかけたとしか考えられませんが真相は闇。

散々な思いをしたロンソン寺を後にして、再びニャチャンの街をバイクで走ります。

次はニャチャン大聖堂に行こうと思い建物近くまで来ましたが、お昼近くになりお腹も空いたのでココから鑑賞しただけでUターン。

大きな木の木陰でシエスタ中のシクロドライバー。

お昼時なので、食堂がにぎわっていました。

ニャチャンで１番大きなスーパーマーケット：MAXI　MARKに寄って水を購入。
スーパーの駐輪代は1.000VND(7円)でした。

一旦Hotelに戻って、HOTELでランチすることにしました。
アナ・マンダラ専用のシクロと同じ場所に、借りているバイクを預けます(1日レンタル中)。

午前中は色々あったけど、午後からはトラブルないと良いなぁ…午後はニャチャン最大の市場：ダム市場に向かいます。
続きは08へ。

この旅行記へのコメント （2）

• むんさん 2007/03/03 15:15:22

  原チャで散策！

  RiEさん、こんにちは！
  
  原チャでのニャチャン市内散策、気持ちよさそう！
  ベトナムらしさを直に体感できそうで、
  とても面白そうですね！
  でも、あのバイクあふれるベトナムでの運転、
  ちょっと勇気が入りそう。RiEさんはさすがです！
  
  そしてニセ★大学生！
  こんなに苦学生が多いなんて、ニャチャンって、
  すごい学問の街みたいですね〜。（笑）
  RiEさんは、ちょっとひやひやだったかもしれませんが、
  やり取りの中に旦那さんの優しいお人柄が出ていますね〜。

  RiEさん からの返信 2007/03/03 15:37:45

  RE: 原チャで散策！

  むんさん　こんにちゎ〜（*^_^*）
  
  ニャチャンは、ホーチミンほど、バイクは走行していないので
  明るぃ時間なら観光客でも充分運転できますよ♪
  実はドライバーはダンナさんで、ちょっと前にやっていた
  MasterCardのCM【バリ島バージョン】みたいな感じに
  私は後ろに乗っていただけなんです(笑)。
  
  ニセ★大学生は、今思い出しても呆れますね〜････
  同じ手口の人が、次々とチャレンジしてくるんですから(+o+)
  タイで昔からある【今日は寺院が休みだから別のところを案内してあげる】詐欺より、浅はかでしつこぃと思います。
  
  ニャチャンは、特に目玉になる観光地が無ぃので
  ロンソン寺に集中しているのかもしれませんが、市場価格の10倍は
  幾らなんでもヒドイですよね(^_-)-☆
  
  ダンナさんの対応は、日常もあんな感じなので
  ｢お兄ちゃん、どこから来たのぉ〜｣と、ちょっとした遠出でも
  知らなぃ人によく声をかけられます(笑)。
  【声がかけられやすぃ体質】だと思いますが、むんさんの仰るとおり
  私はいつもヒヤヒヤです。