中世都市の遺構　バンベルク　～2006年5月　ドイツ旅行記　その8～　　

2006/04/27 - 2006/05/06

ゴールデンウイークにドイツに行ってきました！

　　4/27　大阪→フランクフルト→ベルリン
　　4/28　ベルリン
　　4/29　ベルリン→ポツダム→ベルリン
　　4/30　ベルリン→ゴスラー→ハーネンクレー→ゴスラー
　　5/1　 ゴスラー→ヴェルニゲローテ→ドレスデン
　　5/2　 ドレスデン
◎　5/3 　ドレスデン→ライプチヒ→バンベルク
　　5/4 　バンベルク→ニュルンベルク→ミュンヘン
　　5/5　 ミュンヘン→フランクフルト→
　　5/6 　大阪

エリア バンベルク(ドイツ)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空

ライプチヒを12:10分に出たICEはのどかな森林風景の中を南へひた走り、14:51分にバンベルクに到着しました。この区間も大体170〜180km/hくらいで走ってました。本当、速くて便利です、ICE。

ここの見所は旧市街。宿も旧市街にとってあるので、とりあえず駅から旧市街方面に向かいますが、これが中々遠い。。駅から街の中心部まで10分ちょっと。そこから商店街（人口7万人ちょっとの町にしてはかなり充実してます。）を通り抜けてさらに5分ほどで、旧市街に到着。写真は旧市街を流れるレグニッツ川の中州の橋の上にある市庁舎です。そもそも川の中州という場所にあることがびっくりですが、建物の装飾も素晴らしいものがあります。

反対側から撮った市庁舎。壁面の装飾はこちらも見事です。この日はこの写真の反対側（塔のある方）の橋の上で
ミュージシャンのプロモーションビデオの撮影をやっていて、一般人の通行や写真撮影が制限されていました。。正直、一観光客としてはかなり迷惑でした。

そしてこの旧市庁舎の装飾の中で見逃せないのがこの写真に象徴される部分。子どもの絵に合わせる形で、足の部分だけが立体感のある彫刻になってるんです！これはなかなか珍しいですよ〜。

市庁舎の橋を旧市街側から見るとこんな感じ。とても風格のある建物です。

市庁舎を通り過ぎたあと、かなり急な坂道を登り（バックパックを背負ったままなのでかなりきつかった！）、たどり着いたのは写真の新宮殿。かなり大きな建物です。

建物の中に入る前に向かったのが、城内にあるバラ園。季節的にバラはなかったのですが、ここから見る街並みはとてもきれいでした！赤い屋根の家々が眼下に広がります。

バラ園から山の方を見上げると聖ミハエル教会の尖塔が見えます。

バラ園からの眺めを堪能した後、新宮殿の中に入ります。
内部はガイドツアーで見学。参加者は7〜8人。全体的にとても質素で、正直、失敗したかな？と思っていたのですが、やっぱり見てよかった！と思ったのが、ツアーの最後にある、写真の「皇帝の間」。大司教の宮殿なのになぜ皇帝なのだ？という疑問はさておき、ここの天井画は圧巻です。また、写真から読み取れるかどうかはわかりませんが、この部屋はドアや窓も、この天井画、壁画とあわせた一つの芸術作品となる設計になっています。中々凝ったつくりです。

新宮殿を出た後、向かいのバンベルク大聖堂に向かいます。外観は威風堂々という感じですが、内装は地味です。
「バンベルクの騎士」という有名な彫像が内部にありますが、僕的には「？」という感じでした。

ここまでの旅行記だけ読んでるとバンベルクはやや魅力に欠ける街であるかのように思われるかも知れませんが、本当の魅力はここから。

レグニッツ川に映える中世の街並みは、とてもきれいです。

写真は、小ベネチアと呼ばれる地区。中世は漁師の人々が住んでいたそうです。

これらの家々には今も人々が生活しています。川の対岸の遊歩道から眺める風景は、中世からずーっとそのままなわけで、時の流れというものを忘れてしまいそうです。

小ベネチア地区の遊歩道中央付近からの眺め。ボートのまま家に入れる、「舟屋」になっているのがわかります。

遊歩道西の端からの眺め。街並みもさることながら川の流れがとても穏やかなこともこの地区の魅力の形成に一役買ってます！

小ベネチア地区の眺めを堪能した後、再び中心部を散策します。夕陽に映える旧市庁舎です。

旧市庁舎から川を上流方向にさかのぼった中州にある建物。現在はホテル＆レストランとして使われています。

その上流側から臨む旧市庁舎。本当に個性的な建物です。

旧市街の目抜き通り。この奥にある’Graupner’というカフェの上にあるプチホテルに泊まりました。部屋も広かったしカフェだけあって朝食もなかなかおいしかったです。
ちなみにこの写真で大体18時30分くらい。この季節のヨーロッパは本当に日没が遅い！旅行には大いに助かりますが（笑）

バンベルクはドイツでも有数のビールの街。修道院ビールを中心に200種類ものビールがあるそうです。メジャーなのはラホオビアと呼ばれる黒ビール。

が、私はアルコールが飲めないので（涙）、そのラホオビアをふんだんに使った地元の名物料理、「ラホオビアハクセ」を夕食にいただきました。ラホオビアを使って豚の膝肉を焼いたものです。ビールによる味付けが絶妙で、とてもおいしく食べることができました！相変わらず凄いボリュームだったけど・・・。

その9へ続く