2006/08/02 - 2006/08/02
152位(同エリア172件中)
ソフィさん
2006年8月2日(水)
モンテローザの上に、飛行機雲が綾になって美しい。
そもそもこんな山に、何時から登り始めたのだろうか。
アルプス史の研究家クーリッジは、アルピニズムの歴史を三つの時期に分けている。
まず、1760年から1800年を、黎明期と考える。
1760年には、アルプスの最高峰モンブラン(4810m)への挑戦が始まる。
アルプスの山々が、恐怖の対象から、人間が近づくことの出来るものへと、みなの認識が
変わった時代である。
次の開拓期に入り、人々は初登頂を目指して、ドンドン山に登り始めた。
しかし経験の不足と、山を十分に知っていないため、失敗を重ねる。
だがそうした失敗と経験の累積は、次第に登山の技術を高めることになった。
そして、黄金期を迎えることになる。
登山の先駆者たちが持ち帰った報告は、若者の登山熱を高めることになった。
同時に、山への登り方や道具などに、大きな進歩が見られる。
その結果、アルプスの巨峰は、非常な勢いで征服され始めた。
難攻不落とされた山々も、幾度かの失敗の後に、ついに人間の力に屈する。
黄金期の最後を飾るのは、人間の力が及ばないとさえ考えられた、1865年イギリス人エドワード・ウィンパー(1840-1911)による、マッターホルン登頂だった。
その成功は、帰途での転落遭難という悲劇もあって、世の中の耳目を集めるに十分だった。
彼の著作「アルプス登攀記」(1871年刊行)は、世界的なベストセラーとなる。
マッターホルン初登頂で、アルプスの主な峰々には未踏峰がなくなり、アルピニズムが次第に大衆のものへと広がって行く。
この記事の写真は、「ソフィさんの旅行記」
http://4travel.jp/traveler/katase/
に出しております。
上記アドレスをクリックすれば、見ることが出来ます。
スイス写真集の前日8月1日の記事は、「片瀬貴文さんの旅行記」
http://4travel.jp/traveler/takafumi/
をご覧ください。
-
左クライネマッターホルン(3884m)?
右テオドルホルン(3469m)? -
マッターホルンには
まったく雲がかかっていない -
駅からホテルへの登り道からも
山々の展望が見事である -
左のこぶ二つ並んでいるのが
モンテローザ
右はリスカム(4527m) -
左端リスカム(4527m)
右端ブライトホルン(4164m) -
モンテローザの上空に
飛行機雲が綾をなしている -
モンテローザの
なんというボリューム感だろう -
真ん中が
キャスター(4228m)と
思うのだが? -
岩の成層が
よく見える -
道路工事用の
突き固め機だろう -
ゴルナーグラート駅の
プラットホーム
線路も平気で歩いている -
ゴルナーグラート駅前から眺めた
孤高のマッターホルン -
突然霧がやってきて
マッターホルンを
ヴェールで隠す -
セントバーナード犬
サンベルナール地方では
頼りになる
人命救助犬だが
ここでは写真撮影用の
モデルだ -
ゴルナーグラートから見る
マッターホルンも
これで最後 -
左リスカム(4527m)から
右ブライトホルン(4164m)までの
山々 -
ゴルナーグラート駅裏
左からシュトックホルン行きロープウェー乗場
教会
ホテルの一部 -
最後に
モンテローザの重量感を
たっぷり味わう
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この旅行記へのコメント (4)
-
- とらいもんさん 2006/11/15 09:21:01
- マッターホルン!
- お早うございます。
拝見いたしました。
撮影時期や時間そしてその年によって、全く違った姿を見せてくれますね!
いま「いじめやころし?」で大変な時代、この山を実際に見たら?とおもいたいです。無理でしょうが。
現代風の音楽も大切でしょうが、唱歌や童謡そして民謡など心に響くのを聴くのも大切な気がします(言葉足らずをお許しください)
- ソフィさん からの返信 2006/11/18 03:58:55
- 蔵王 月山 鳥海が好きでないとマッターホルンは判らない
- おはようございます
今の子供たちは、遊びが下手だと思います。
もっと子供たちが集まって遊ばないと、人間同士の付き合いが下手になるのではないでしょうか。
もっと泥んこになって遊ばないと、自然が見えないのではないでしょうか。
子供の遊ぶ場や、遊ぶ時間を、大人たちが取り上げているように思います。
勉強ばかりでは、子供がのびのびする時間はありません。
私は子供に遊びを教えることを、大切にしました。
自分の知っている遊び方を、全部教えました。
パソコンやゲームでは、子供が育ちませんね。
- とらいもんさん からの返信 2006/11/18 07:53:52
- RE: 蔵王 月山 鳥海が好きでないとマッターホルンは判らない
- お早うございます、
山?そうですそうです。
庄内平野に行くとはるか平野の向こうに「鳥海山」が、新潟県人でも「カメラ」を構えます。蔵王にあがれば「アレが月山」と指をさします。10年位前、小学校の同級生(現在田舎の診療所勤務)の子供さん(医師の卵)が月山にて事故にあわれました。蔵王は、どっしりとして私を護ってくれます。
私の地方の近くには、名峰「飯豊山」があります!が米沢盆地側からが良く見えるんです。新潟県側からは「連峰」しか、
毎週金曜日は、子供の教室の手伝いの日です。時間を借りて「苛められたら喜べ、馬鹿にされたり差別されたら喜べ、命を粗末にしたり、仕返しするんで無く、いろいろ努力して頑張って、見返してやれるように自分を向上させるように」という趣旨の話を致しました。もちろん(私の悔しかった経験)も話しました。舌足らずの内容をお許しください。
- ソフィさん からの返信 2006/11/19 11:13:12
- いじめ
- 私も、色々ないじめに会いながら、ここまでやってきました。
振り返ると、いじめもありがたいものですね。
私自身、知らず知らずに、今でも誰かをいじめていることがあります。
しかし、やり過ぎはいけませんね。
「過ぎたるは及ばざるが如し」であります。
先日北海道の帰りに、飯豊山も見てきました。
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