2006/08/02 - 2006/08/02
143位(同エリア172件中)
ソフィさん
2006年8月2日(水)
ツェルマットからゴルナーグラートに登った私は、真っ青な空を背景に雲海の上に並び聳える4000m級の巨峰たちに囲まれ、まさに夢心地である。
昔を思い出している。
45年前にやってきたときには荒れ模様で、風がビュービュー吹いていた。
雲の垣間にかすかに見えたのは、モンテローザだけだった。
今日見ているモンテローザよりも、はるかに遠く見えたような記憶がある。
そのときは、幸いにもシュトックホルン(3532m)行きのゴンドラが動いていたので、それに乗ることにした。
少しでも、モンテローザに近寄りたかったからだ。
ゴンドラの終点から、独りで尾根を歩いた。
一応の目標は、富士山より高い3800m地点だった。
一時間ほど登ったが風はますます強く、吹き飛ばされそうになる。
ここで私は自分の無謀さに気づき、引き返した。
下山途中で心配したのは、ケーブルの運行中止だったが、うまく最後のゴンドラに乗ることができる。
この小さな冒険で得たものは、大自然の中の孤独を味わったことだろう。
ゴルナーグラートでケーブルに乗ってから後は、誰一人とも会わなかったように記憶する。
このときは、郷里の石川県で開催された1947年第二回国民体育大会登山部門に参加して習得したことが、大変役に立ったと考える。
国体の登山部門は、第一回京都国体でも実施されたが、屋内の研修だけだった。
第二回国体では実際に白山に登り、実技により登山なるものを考える機会があった。
そこで習ったことは、
「登山の極意とは、いかに多くの体力を温存しながら目的を果たすか」
ということであった。
だがいくら若さに任せてとは言っても、こんな無茶をしたことには、後刻深く反省する。
-
マッターホルンの右に連なる山々
Dr.d'Herens(4171m)
Tete Blanche(3724m) -
悠然と立つ
マッターホルン -
ゴルナーグラート駅の背面に見える
モンテローザ -
ゴルナーグラート駅
-
左から
リスカム(4527m)
ツヴィリンゲ(4228m)
ポリュックス(4092m) -
モンテローザの左に
連なる山々 -
右シュトラットホルン(4190m)
左リンフィッシュホルン(4199m) -
モンテローザの
主峰たち -
ブライトホルン?(4164m)
-
ゴルナーグラート駅の
背面に立つ
マッターホルン -
ブライトホルン?(4164m)
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ゴルナーグラート駅の
背面に立つ
マッターホルン -
?
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左リンフィッシュホルン(4199m)
右シュトラールホルン(4190m) -
シュトックホルン(3532m)?
-
左リンフィッシュホルン(4199m)
右シュトラールホルン(4190m) -
シュトックホルンに行く
ゴンドラ -
左リンフィッシュホルン(4199m)
右シュトラールホルン(4190m) -
シュットックホルン(3532m)?
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