2006/08/19 - 2006/09/19
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こまちゃんさん
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8月24日。
24日の第2部は、昼の行動を中心に記載。
一旦ホテルに戻り、第一目的のカフェへ向かう。
そう、そこは昨年6年間の営業を経て一時閉店した「英英珈琲屋」を継承して、今年から新規開業した「井井珈琲屋」だ。
町の市場なども様子も併せて見てみたい。
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道
-
爺ぃが戻って来たので、早速携帯の料金をチャージした。
向こうのドラッグホテル(葯業大厦の直訳(^^)には空き部屋があったと言う事だ。廣源大酒店の部屋状況を再度確認してみたら、案の定、今晩はこの4人部屋(一応2部屋取ってくれていたが)に泊まり、明日新たに情況確認のようだった。
こまの気持ちとしては、風呂のない4人部屋になど、クニクニには泊まって貰いたくないので(しっかり費用を頂戴している…)、引っ越しする事にした。(まぁ、風呂が有っても余り入らない人だが・・・(^〜^;)
焦る気持ちから、部屋に落ち着くつもりもなく、早速市内散歩開始!! -
まずは気になる「井井珈琲屋」。
昨年、6年間されていた営業を閉店した「英英珈琲屋」の後を継いで、英英さん一家のご友人が始められたカフェだ。
今までの場所で続ける筈が、昨年暮れに突然天津からやって来た新市長の無謀な(強欲なとも言う)都市計画の一環で、市内の一般住宅は、老朽化が激しく見た目も良くないので全て取り壊し、建て替えや「民族楽園」にする計画が実施された(5月から)。
しかし、立ち退き後の土地は今も荒れたままで、住宅が建つ様子もなく、ましてや「楽園」と称するような庭園か園林の欠片もお目見え無しだが・・・
英英珈琲屋のあった一等地も、その都市計画で立ち退きになり、井井珈琲屋は一条街南牌坊付近へ引っ越ししたのだった。
東側にあった(牌坊門に向かって右手)。
普段から英英さんのHPで交流していたので、場所は大体判っていたので突撃した!!(^^;(焦るなってば…) -
クニクニに、「1人で入ってみて」とお願いし、お店の反応を見て楽しむ事にした。
と言う事で訪れてみると、、、
「お〜い、居らんぞ!?」
と、クニクニの呼ぶ声がするので行ってみると、 -
あれれ?
居ない。。。
店の留守番に、話しに聞いていた小姐が居て、「2階のお部屋に居られるから呼んできますね♡」と駆けて行った。
店長の石井さん、お昼で客が居ない時は、ご自分の部屋で昼寝されています。
完全に中国人モードになっておられるようで・・・ -
・・・と言う事で、彼のお部屋がある住宅の玄関でねらい打ちショット!!
バシャッ!
「哎呀〜」
と叫ぶ懐かしい声。
「あああ〜!!居た居た居た〜」
と叫びながら出てきた石井艦長の貫禄有る姿!
好久不見!!! -
起こして直ぐで申し訳なかったが、日本のアイス珈琲の味に餓えていたので、早速お願いした。
それと、早速拝見してきたのが、市民を犠牲にして市長の念願を満たす為だけの「民族楽園」建設予定地。
この平地には、敦煌人が生まれてからこれまでを生活してきた家があった。
そう言った気持ちで眺めていると、何とも切なくなってくる。こまは余所者だが、2年間の記憶が頭を横切る。
こまの老体に鞭打って、犬の胖胖と駆け回った路地や司馬義おやじの家へ向かう路地は、今は本当に跡形もなくなっていた。
壊してもうすぐ3ヶ月になる。 -
感傷に浸る事を避けているが(しょっちゅう浸ってるような気がするが…)、今日だけは少し浸ってみよう。
そしてその思い出した光景を、記憶の奥深く焼き付けておこう。
珈琲を飲んだ後、商業一条街へと向かった。 -
既に英英珈琲屋の掲示板で知っていたが、夜市の屋台は「固定」され、昼でも人の居ない屋台がひっそりと、炎天下に晒され佇んでいた。
はっきり言って、通りが生活の場じゃなくなっていた。ここは昼間は地元の人のテリトリーだった。
その住民も、今や立ち退きで遠くへ行ってしまったし・・・。
新疆のバザーでもなく、商店街でもなく、昼の日中に誰もいない小屋が並んでいるだけと言うのを見て、何とも奇妙さを覚えてしまう。しかし、過去を知らない人にとっては、一寸珍しい観光地の一場面なんだろうけど・・・。 -
一年ぶりの再会!!
寶藏齋の主人、王愛新の愛犬「胖胖」。
匂いで直ぐに判るのだろう、飛びつき跳ね回り、じゃれつく胖胖。
爺ぃは言う。
「人不如狗」
そう、飼い主への当てつけなのだ。
人の強欲より、狗(犬)の忠誠心を述べた言葉だ。
この飼い主、新疆人で流れてきた人だが、意地汚さや狡賢さは地元で超有名。
何れ、身の上に何時か良くない事が降りかかる事は間違いないだろう。
たとえ人々が忘れようとも、敦煌には莫高窟の聖霊が居るのだから。
胖胖の飼い主からは一度も義理を果たして貰った事はないが、こちらは一応飼い犬と奥さんにも挨拶(義理)は果たした。 -
商店街の北牌坊(楼門)へと向かう。
我々と合流していた中古家具店の賀さんが、干果(ドライフルーツ)を買っている所。
彼からクニクニへのお土産だった。 -
沙州市場商業一条街北楼門上から撮影した一条街中心部。
(寶藏齋の新看板が写っている) -
望遠で撮ると、鳴沙山が浮かび上がって迫力満点。
-
商業一条街正面(北門)付近。
干果売り達の傘が並んで可愛い。
左の棟は工商局。 -
何だか、まだ干果を吟味しているみんな。
今気付いたら、傘が全部同じデザインに統一されている。
これも市長の仕業なのか・・・?
その費用負担、全部市がやってるのか?
看板は自己負担だと聞いた。
「負担したくないと言う事は、営業したくないと言う事だね」
で片づいてしまうから田舎官僚は恐ろしい・・・(ーー; -
賀さんと取り敢えずここでお別れ。
夜、彼の新事業を見せて貰う事にした。
敦煌公園でやっているらしい。
「敦煌公園」
金葉賓館の向かいにある市民公園。
鳴沙山行きで通過するが、行った事はない。 -
北楼門を出ると、ご老人の憩いの場がある。
でも、日に晒されるらしく、この楼門下の影に集まっている事が多い。
その脇を帰って行く賀さん。 -
そこで見かけた、クニクニとこまが知っている人に似ているお爺さん。
(その人ご本人(Yさん)を掴まえて、決して「お爺さん」とは言えないが・・・(昔の上司だし…(^^;) -
クニクニが夜光杯を買いたいと言うので、そこから敦煌賓館の方へと歩いて行く事にした。
-
沙州市場の敦煌名優小吃広場への正面入り口。
通路部分には土産店が並んでいる。
中は、昼間は家庭雑貨が並んでいるだけ。 -
龍のモニュメントが素敵だが、この門自体、数年前に火災に遭い、燃えてしまったので再建したものだ。
-
牌坊楼門正面にある獅子の像。
-
一寸中も寄り道して見てみる事に。
入ると、広場の真ん中にある飛天像。
周りは噴水になっている。 -
司馬義おやじの店は、夕方5時頃からの営業。
昼間はこんな感じで焼き機だけが置かれている。
炉の中の火が点いていた。
火は中々消えないらしい。
(あぶな・・・) -
英英さんのご親戚は、その北正面の通路でお土産店をされている。
商業一条街にも店がある。
今年から、この一角両面を抑えられたそうだ。
敦煌でしっかり企画し設けている店は、彼の所ぐらいだろう。
他は、商品量も種類も中途半端で、品ぞろいも良くない高い。
ここならリーズナブルで話せる感じ。第一安心! -
牌坊から東へ進むと、規模の大きな商店が並んでいる。
主に敦煌賓館の宿泊客が、夜な夜な散歩がてら出てきた時などに繁盛している感じで、昼間は閑古鳥。
昼間はみんな観光に出掛けて居ないからだろう。
2003年の敦煌行きの時に買った服を、再確認する2人。(おばちゃんやねぇ〜・・・) -
例の夜光杯工芸の工場兼販売店に到着。
6個入りのセットをお買いあげ。 -
近所には敦煌博物館がある。
2003年に参観しているのでパス。
・・・中は大したこと無いし。
民族楽園より、記念館や博物館を充実した方が良いと考えるのは、先進国との違いかも知れない。
役人であれ、つい最近開放した国なので、所詮は外を知らない井の中の蛙。 -
爺ぃが撮影したショットも載せておく事に。
(Panasonic DMC-FZ10) -
さっきの龍の牌坊下の通路で休憩する地元のお爺さん。
そこは通路なんですけど・・・と思うが、気にせず自由に「どっこいしょ。。。」 -
商業一条街から无公害農産品市場に侵入!!
(エイリアンかい?) -
このアーケードの中には、新鮮な野菜達が沢山並んでいる。
-
雑な感じだが、野菜は本物の味。
(昨年はしょっちゅうここで買い物した) -
大きくて葉の詰まった白菜。
甘くてジューシー。 -
大きな冬瓜。
広州には、こんな西瓜も売っているが、敦煌の西瓜はもっと大きいのだ!! -
トマトや唐辛子に茄子達。
炒め物用の大きさには、これらがぴったり合う。 -
これは何?
-
野菜のアップ。
トマトの赤さは最高だ。
甘さも抜群で、「何も足さない、何も引かない」の境地。
そのままで充分味わえる旨さだ。
カボチャも煮付けるとあっさりと甘い。
日本の胸に支えるようなあの金時南京ではない。
甘さは金時南京並で、口当たりはサクサクだ。 -
この商店街中心部にある焼き餅屋のおにいさん。
中国で食べる、このフライパンで揚げた「餅子」は、独特の妙な苦みと言うか臭みと言うか、感覚違いの口当たりがあるものだが、ここの焼き餅はそれが全くなくて美味しい。
昨年、爺ぃが自分のおやつに、頻繁に買っていたので顔なじみ。
餅屋:「今年又来了!還在夜市画画?」
爺ぃ:「不是,這次光是来玩一玩」
あちこちで、店の人たちから「久しぶり!今年も来たの?」などと声を掛けられたりしながら、この様な挨拶や会話が繰り返されていた。 -
お子さんまでも、
「画画爺爺〜!你好嗎?」
可愛くて回り中の人が笑顔♡ -
これがその餅子。
生地の素材や仕上げが、他のと違ってて一味も二味も違っている。
一ひねり出来る人の顔つきは、単に儲けだけで日々を送る輩とは比較になら無い気がした。
勿論、その作り出す「モノの顔」までも違う! -
ここは、西の入り口近くの干果コーナー。
この西の入り口付近(鳴山南路面)には果物も並んでいる。 -
行く先々で「久しぶり!今年も来たの?」と声を掛けられたりしながら、夕飯時には井井珈琲へと戻って来た。
これは「英英珈琲屋」の看板。
雨風に6年晒された(雨はかなり少ないが…)風格がある。
今は、井井珈琲屋の玄関脇に架けられている。 -
井井珈琲屋に腰掛けながら通りを眺めると・・・
-
お茶屋さんがあった事に気付く。
でも・・・もう少し工夫した方がね。
もうじき取り壊しだから仕方がないそうだ・・・。 -
早速「トンカツ定食」をお願いした。
トンカツが1枚オマケで3枚も〜!!
敦煌には日本料理店が3軒程有るが、こんなトンカツはここでしか頂けないゾ!!
30元なり。 -
折角なので、上から撮影した画像もオマケに!
ヨダレ、こぼさないでよね。。。 -
この日は、他にも東大の教授がやって来た。
(後。3名来られていた)
店にあるホンの著者でもあるという。
そんな事お構いなく、マイペースで語るクニクニ。
ここで、先程到着したと言う「凄い青年」に出会った。自転車で西安からギリシャへ向かっている青年だ。
日本から飛行機で西安まで自転車を運び、そこから10日掛かって柳園に到着。英英珈琲の事を知っていたので、敦煌で日本人に会えるのでは?・・と考えて、柳園のホテルに自転車を預けて車でやって来たとの事。
少し休憩を兼ねて滞在し、4日後に柳園へ戻り、次の目的地「哈密」へ向かうらしい。全行程を終える予定は12月になってからだという。あと4ヶ月弱も有る。。。
彼、中国語は全く出来ないそうだ。
またも出会ってしまった、中国語が出来ないのに中国を平気で「超漫遊」する人。
こまにはマネ出来ない芸当だ。感服。 -
夜までの時間、賀さんの話しにあった「敦煌公園」へ出掛けてみる事にした。
交差点の南東角にある小さな公園。
テーブルセットも出ていて、市民の憩いの場のようだ。
子供用の電気自動車もあった。
お爺さんが、お孫さんのお守りでやって来ている姿が多く見られた。 -
これが賀さんの企画した「屋外ゲーム場」。
敦煌には初お目見えのタイプなので、結構流行っているようだ。
プロジェクターとスクリーン、そして電脳一式を揃えたが、元は1ヶ月で帰ってきたと言う。
やるね〜。 -
賀さんの息子さんによるデモンストレーション。
見る見る人が集まってきた。
他人の成功は嬉しいものだ。
しかも、我々と話しをしただけで、一念発起して北京へ視察に出掛け、今回のセットを購入したそうだ。
この後は、待ちに待った司馬義おやじとのご対面!(こまだけやけど…)
噂では太ったらしいので、儲け過ぎおやじに制裁を!(^^;
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この旅行記へのコメント (2)
-
- ajiajiroさん 2006/10/14 15:56:29
- トンカツ おいしそうですね!
- こまちゃんさん、你好!
相変わらず、お元気そうで…
野菜の写真とか、食べ物の写真とか、きれいに撮れていますね。
トンカツのうしろの爺ぃさんのボケ具合など絶妙ですね。
そのうちに、ツメのあかでも頂戴したいと思うほどです。
では、また。 再 见 (^_^)/~
- こまちゃんさん からの返信 2006/10/14 16:15:07
- RE: トンカツ おいしそうですね!
- ど・・・どうしてご存じなんですか!?
画家爺ぃさんが「呆けて」るって!(^o☆)\バキッ!
(爺ぃさんのパンチ↑)
いやいや、こまの撮影なんかよりも、画家爺ぃさんの「中国世渡り文殊の知恵」
のほうが凄いです。
中国の有名建築物やレストランなどは、ある程度日本でも手に入る資料に
載っている情報でしょうから、このネット時代ですから、調べる気になれば
簡単に集まりますが、彼の知識は聖水の如く。
いつもハラハラドキドキでは有りますが、大抵良い結果を導き出してくれます。
その間、端にいる連中は気が気ではないですけど、
本人は王道を行くかの如く。。。(--;
結果良ければ全て良し!・・・でしょうか?(~~;ゞ
こま
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