感動大陸オーストラリア?カタジュタ

2006/08/01 - 2006/08/03

ウルルが１つの岩なのに、カタジュタは３６個の岩の集まりである。それだけに見る角度によりいろいろな奇景を楽しむことが出来る。

エリア エアーズロック(オーストラリア)

エアーズロックリゾートのホテルに昼頃に到着し、一休みした１５：３０分からカタジュタのサンセットツアーに参加した。リゾートから西に５１ｋｍ。車で小一時間である。カタジュタはリゾートからも見える。砂漠の向こうにカタジュタが見える。

だんだんカタジュタが近づいてきた。全体を１枚の写真に収めたのはこの時まで。

カタジュタに到着する１５分ほど前にビューインｸﾞエリアでカタジュタを見た。逆方向にはウルルも見える。横に長いので全部を１枚の写真に収めることが出来ず、こちらは西側の半分。

ビューインｸﾞエリアからのカタジュタ東半分。一番高いオルガ山は１，０６９ｍ。地表からの高さは５４６ｍ。ウルルよりも２００ｍほども高い。

ビューインｸﾞエリアからのウルル。夕日を浴びて山全体がピンク色に染まっていた。時々刻々、その日の気象条件と見る角度で、両山とも様々な表情を見せてくれる。”神”の宿る山と考えたほうが納得が行く。

名前は分からないが砂漠といえどもいろいろな花が咲き乱れていた。

カタジュタ周辺の砂漠は、砂漠と言っても砂と岩だけではない。植物も動物も多い。砂は表面は少し固まっていた感じがした。雨か露のせいかな？しかし、その下は全く乾いたさらさらした砂だった。おそらくこの花の根は、相当しっかりしたものが地中に深く届いているのだろう。

オルガ渓谷駐車場にはいる前に見たカタジュタ。西の方向から見るため、一番小さく見える。

オルガ渓谷駐車場の方角から見たカタジュタ。だんだん日が西に傾き、オレンジ色をしてきた。

先ほどの駐車場に向かうバスの中と、ほぼ同じ頃に取った写真なのに、こちらのカタジュタは変わった色彩になってしまった。ﾃﾞｼﾞｶﾒのことは良くわからない。何か触って撮影したのだろうか。

オルガ渓谷駐車場から見たカタジュタ。

山に近づけば近づくほどその巨大さが実感できる。

オルガ渓谷右側の山。

山と山の間を分け入ってゆくとその向こうに又山がある。なんとも表現のしようが無い不思議な景色である。

近づけば岩のあちこちにデコボコがある。それほど雨が多くは無いのに、雨の流れた後がはっきり分かる。また、風雨による侵食か、かなりへこんだ所もある。

左側の山。こちらも侵食の激しさが岩の表面に現れている。

山の雄大さに引かれて空を見たら、白い月が見えた。

崩れた岩は自然のままに山すそに堆積する。そこには草や木が生長し、厳しい自然をものともせず、きれいな花を咲かせていた。

こちらも岩山の前で潅木に咲き乱れる花。

サンセットビューイングエリアからカタジュタを見た。時間とともに色合いを変えて行く。夕日で黄色が強いオレンジ色のカタジュタ。

カタジュタのサンセットを楽しみながら、ツアー客は軽食を楽しんだ。

ウルル・カタジュタのツアーはディスカバリー・エコツアーズに申し込んだ。添乗員はこの地方の文化や地質の専門家と聞いた。私たちを案内した女性の添乗員はアボリジニ文化について熱心に説明してくれた。

陽が西に傾き、赤く染まるカタジュタ。良い眺めだった。静かな感動を覚えた。オーストラリアは感動大陸と思った。

ほぼ日没になった頃のカタジュタ。

リゾートに帰る途中、赤い夕日がきれいだったが、バスの中から撮影したためうまく撮れなかった。自然の素晴らしさを改めて感じた１日だった。