2003/02/20 - 2003/03/14
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2003年2月20日〜3月14日の23日間に渡って、インドの仏教遺跡並びに世界遺産を巡る旅をしました。
旅の序盤には、お釈迦様が説法をされていた祇園精舎と誕生の地・ルンビニー(ネパール)の静かな雰囲気を楽しみ、涅槃の地クシナーガラでは素晴らしい朝焼けと、子どもたちとの思わぬ出会いがありました。ラージギルでは、お経典に出てくる実在の山など雰囲気を楽しみ、悟りの地ブッダガヤで人々の熱心な信仰の姿に出遇えました。
中盤にはインドの人々のガンジス川に対する想いにであい、タージマハルやアーグラ城、ジャイプールのマハラジャの王宮などの建築の素晴らしさに感動、ガンジーの家にも行かせてもらいました。
旅の終盤は、ハイダラバードから南のマハーバリプラムまで、ちょっとした仏教遺跡と北インドと全く別の国のような雰囲気を楽しみました。
長旅でしたので体調面でも色々とありましたが、かわりに多様なインドの素顔をみることができました。このインド旅行記も今から1ヶ月はかかると思いますが、みなさんにも一緒に旅をして頂けたらと思います。
では、はじまりはじまり〜〜。
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2月20日、関西国際空港を飛び立った飛行機は、シンガポールを経由してデリーへと降り立ちました。時間はもう夜中の一時くらいです。日本と3時間半の時差があることを考えれば、朝の4時半みたいなもの。気分的にもうヘロヘロです。そんな僕たちを、デリーの空港を出た所で待っていてくれたのは、今回ずっとガイドをして下さるマルウさんの姿でした。ただ時間が遅いこともあって、挨拶もそこそこにすぐホテルへ移動。チェックインします。疲れもあって、早く寝たいところですが、せめてお風呂だけはと思い、バスルームに行ってみると、、、お湯がでない;;。「あ〜、アジアだなぁ」と思いながら、軽く水シャワーを浴びました。
それから3時間後、4時半にもう起床です。というのも、6時前の電車で移動をするからです。5時にはホテルを出て、すぐにニュー・デリー駅へ。さすがに朝早いので人手が多いわけではないのですが、「なぜみんなこんな時間にウロウロしてるんだろう?」という程度には人が歩いています。そして、独特のあのニオイは何時でも変わりません。インドに来た感が一気に高まってきました。 -
6時になり、電車に乗り込みます。僕たちが乗り込んだのは、特急列車シャタビエクスプレスです。車内は日本の新幹線のような、3列2列に分かれた5列シートです。車内はエアコンが入り、朝食や飲み物のサービスもありました。なかなか快適です。
座席は固定で、それぞれ車両の真ん中方向を向いているのですが、僕たちは丁度真ん中の席だったため、向かい合わせになってしまいました。そこで向かいの方々とお話をしながらの道中でした(写真右端です)。ご夫婦だったのですが、ご婦人の方が、何と大学で日本語を教えているらしく、日本語が話せたのです。旅にはどんな偶然があるかわかりませんね。 -
そうこうしていると、段々と外も明るくなり、地面が輝き始めました。インドの大地を埋め尽くすマスタードの黄色い花に光が当たっているのです(4コ下にマスタードの花は載っています)。インドの太陽は日本のに比べて大きく、力強いです。灼熱の大地の予感がします。
朝、7時半くらいだったでしょうか、ふと外を見るとそこには線路に沿って、人が並んで座っています。何をしているんだろう?と思ってよく見てみると、みな朝のお勤め中でした^^;トイレをぶりぶりしてたんです。さすがインド。
それからしばらくしてまた事件が、、、
外から子どもでしょうか、電車に投石をしてきて、同行者が座っていた所の窓ガラスが割れたのです。幸い、窓ガラスは二重構造になっていて、影響はなかったんですが、ちょっと恐いですよね。 -
さて、そんなこんなで6時間かけて、ラクナウの町に到着しました。さすがに特急だけあって、インドでも正確に運行されているようです。駅に降りると、早速ポーターさんがお出迎え。赤いタオルを頭に巻き、頭の上に荷物を載せてバスまで運んでくれました。
このラクナウは、デリーの南東、ヴァラナシとの直線上に位置する街です。ほとんどの仏跡があるウッタラ・プラデーシュ州の州都で、今は女性の州知事さんなのだそうです。その方は、下位カーストのシュードラ出身と言うことで、インドでは話題の人なのだそうです。制度上では崩壊し、薄れてきたとはいえ、市民の間では厳然として生きている制度ですから。
ここで今回の旅前半を共にしたバスに乗り込みました。今回の旅行は元々、大学院の同級生に声をかけられて参加しました。全部で9人の所帯ですが、僕が一番年下です。他に同級生が3人と、30代の方が3人、40代1人、そして一番上の方は60代です。僕たちはバスの一番後ろに陣取っていましたが、これが後々大変な想いをする原因となっていくのです。 -
さて、バスはまずラクナウの街でご飯を食べるために市街地へ行こうとしました。すると、バリケードが、、、どうもデモがおきているらしく市内へ入れません。トラブルばっかり^^;急遽変更して、進路沿いにあったホテルでご飯をいただきました。
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それから改めて出発。最初の目的地は、祇園精舎です。場所としてはラクナウの北東シュラバスティにあるのですが、正確な場所は僕が持っている地図では分かりません。ここは、普通の仏跡巡りを目的としたツアーでもあまり入っていないからです。それは周りに何もないからです。はい、本当に何もないんですね。
ただそうやって走っていると、ある一団を見かけました。どうやらガンジス川に巡礼で向かっているようです。それぞれ手作りのものを持って歩いているのですが、何かは良く分かりません。 -
僕たちが乗っているバスはインドの最新式らしく、どこに行っても注目の的です。大人も子どもも皆手を振ってくるんですね。ちょっとした有名人気分。面白いですね。
さて、時間はもう夕方になりましたが、この写真に写っているのがマスタードの花です。この日は特に何といって見るものはなかったのですが、この風景だけでも日本を離れた感じはします。 -
そして最後に沈んでいく夕日。本当に遮るものも何も無い中で、真っ赤に世界を染めながら夕日が沈んでいきました。
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この日の宿泊は、祇園精舎のすぐ側にあるロータス日航ホテル、夜8時くらいにようやく到着です。日航ホテルがあるくらいですから、やっぱり日本からの観光客が多いんでしょうね。他にホテルはなさそうですし。
部屋は広々としており、ベッドルームとリビングのような感じでありました。お湯は出ますよ。快適に過ごすことができました。こうして疲労困ぱいの中、2日目の旅は終わっていきました。ぐっすりと眠っていよいよ明日からが本番です。
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