2003/02/20 - 2003/03/14
539位(同エリア707件中)
ぴぽぴぽぴっぽさん
- ぴぽぴぽぴっぽさんTOP
- 旅行記71冊
- クチコミ41件
- Q&A回答5件
- 178,892アクセス
- フォロワー2人
2月28日、旅の9日目は朝から電車にてヴァラナシへ移動。そこから今回の仏教遺跡めぐりツアーの主要な所としては最後となるサールナートへ行きます。その後、シルクの製紡工場などを見学、夜は早めに就寝。翌朝(3月1日)サンライズボートでのガンガー見物をする所までを追っていきます。
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 観光バス
- 航空会社
- シンガポール航空
PR
-
朝4時すぎ、まだ朝靄がかかるブッダガヤの街を出て、ガヤへ向かいました。朝一番の電車に乗るためです。朝5時というのに駅にはそこそこ人影が見えます。この寝台列車に乗って目指す先はベナレスです。
-
窓側にそれぞれ縦向きに設置された寝台車両に、上下に分かれてまずは寝ます。なんせ到着は12時の7時間の旅なので。10時くらいまで寝ていたでしょうか。それから起きてトランプをしたり、たまたま隣になった商売人の方と話したりしながら過ごしていると、当たり前のように途中で列車が止まってしまいました。理由はわかりません。
-
結局2時間遅れの2時頃にベナレスの駅に到着。ただ彼が言うには、
「今日は2時間遅れで済んだから運が良かったよ」。 -
駅のホームに出ると、真っ赤な衣装をきたポーターさんたちがたくさん立っていました。頭にスーツケースを2つ3つ載せてどんどん運んでくれます。
-
ベナレスに着いて最初に向かったのは今日の宿泊先であるタージ・ガンジスホテル。ベナレス一良いホテルです。強行日程の中、旅も9日目を迎えて正直みな疲労がだんだんと溜まってきていたので、たまには良いホテルにという配慮でしょう。
さすが良いホテル。エントランスでは楽器の演奏がなされており、歓迎してもらえました。 -
ホテルで少し休憩してから、早速初天法輪の地・サールナートへと向かいました。これはその途中にあった遺跡です。これは何かというと、元々仏教遺跡なのですが、13世紀頃イスラムに侵略された際、征服の象徴としてその上にイスラムのモスクを建てた跡なのです。
考えてみれば、仏教という宗教には元来攻撃性もなければ、頑なな一神教でもないため、他の宗教をつぶすという考えがありません。だから、東南アジア、中国、韓国、日本、どこでもその地の在来の宗教と融合しながら生き延びていく性質があります。
ところがキリスト教やイスラム教は他の宗教を認められないところがあるのだなあと感じます。 -
さて、サールナート到着。ここは初天法輪の地です。お釈迦様はブッダガヤの菩提樹の下で悟りを開きますが、しばらくの間は迷っていました。それは自分が到ったこの真理を誰が分かってくれるんだろうかと。しかし梵天の勧請によって、人々に真理を説く決断をします。その最初の対象とされたのが、以前苦行をしていたときに共に修行をしていた仲間たちです。彼らがこのサールナートにいたため、200キロという距離をお釈迦様は移動して来られ、説法をされました。
東南アジアの仏教というのは、自らが悟りを開いて行く道であります。その彼らにとって仏陀が悟りを開いたブッダガヤは一番の聖地です。しかし日本の仏教は大乗仏教。人々を救済していくところに最大の特徴があります。それを考えると、仏陀が人々を救わんと動いた最初の場所ということで、このサールナートこそ最も尊い場所といえるのです。 -
さて、そのサールナートの中心がこのダメーク・ストゥーパ。説法を行ったまさにその場所に建てられたこの仏塔は5、6世紀のものだそうです。
-
近くでみると、非常に細かいレリーフがあることが分かります。
-
園内には、様々な仏教遺跡にあるアショーカ王柱もありました。崩れかけていますが、、、
相変わらずサンスクリットで何か書いていますが、わかりません。 -
ここで仏教遺跡の見学は終了。ここから先はしばらく完全に観光旅行に変わっていきます。ということで、早速ショッピングが始まりました。最初は宝石屋さんにいったと思いますが、興味がないので見てるだけ。続いて紡績工場に行きました。ここでは実際にカーペットなどを作る所をみせてくれ、さわらせてくれましたが、もちろんお買いあげ0です。
ただ、この後クルタ・パジャマというサリーの男性版といったらいいでしょうか、を買いました。アーグラ編で披露したいと思います。 -
翌朝、ガンガーをサンライズボートに乗って散策しました。
朝のこの時間は観光客がたくさん船で出ています。
僕たちは、ガンガーの中心から南側に位置する船着き場から出発しました。
そのままガートの様子と朝日を見物しながら火葬場の近くまで行き、折り返してくるという行程です。 -
途中クミコ・ハウスという日本人の方がよく滞在されるゲストハウスがあり、その辺りでは日本人の姿もチラホラと見えました。
写真は火葬場付近のものだと思います。(少し記憶が曖昧) -
この写真に写っている辺りが、ガンガーでも最も沐浴をする人が多いあたりです。とにかくすごい人混みだなあと言う感じです。
-
近づいてみてみると、皆思い思いの姿格好で沐浴をしています。この写真では男性方が上半身裸になって、熱心に太陽の方角を拝んでいますが、、、
-
こちらの写真になると、子どもが身体を洗ったり、女性が洗濯をしたり、、、
噂通りの光景が広がっています。
みな全身を浄めるということで、水を口に含む人もいますが、すぐ上流では火葬された人の灰を流していますし、もちろん洗剤や死体や色んなものが流れているんですよね。さすがにできませんでした^^; -
ただここで眺める朝日は美しいなと思います。その朝日に引き寄せられて、外国の方が太陽へと泳いでいっていました。さて、帰ってこられるのでしょうか!?
-
刻々と色合いの変わっていく景色を眺めながら、ベナレスを後にしました。
この後、10時過ぎの飛行機で国内線移動をしました。目的地はカジュラホです。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ぴぽぴぽぴっぽさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
18