ダージリンとリベンジ・ヴァラナシ

2012/09/03 - 2012/09/12

去年の暮れ、初めて乾季のヴｧラナシを訪れ、残念ながら消化不良で帰ってしまいました。
今年は雨季のヴｧラナシにリベンジ訪問です。
日本の夏の暑さに身体も慣れているはずでしたが、ヴｧラナシの蒸し暑さには参りました。
増水して流れの速いガンガー・・・前とはまったく違うガンガーに唖然！
やはり期待を裏切らないスゴイ所でした。
もう一度、次回は五月の最も暑い時期に再挑戦したいものです。

エリア その他の都市(インド)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 2.0
• 交通: 2.0

• 同行者: その他
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: タクシー 飛行機
• 航空会社: タイ国際航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

去年の教訓を活かし、楽な行程を組みました。
タイ航空、バンコクで乗り継ぎデリーＩＮ。
しかし、バンコクの空港は設計に難がある。
広ければいいってもんじゃない！
いちばん端っこまで遠い遠い！

最果て！
初めて見ました。

散らかしていますが、デリー・シャングリラで一泊。
いつものようにスイートを交渉しましたが、残念ながら空きがなく我慢。
帰りの一泊にスイートを予約して、とりあえず就寝。

翌日(9/4)ゆっくり朝食をとり、昼前の便でデリーからバグドグラ空港へ。二時間程のフライトです。
バグドグラからシボレーの四駆でダージリンまで三時間半！明るいうちにホテルにチェックイン・・・の予定でしたが、ドライバー君が勝手に気をきかして、茶園やら見晴らしのいい場所やら、果ては自宅にまで招待されてしまって、結局ホテルに着いたのはとっぷりと日の暮れた２０時過ぎ！
ホントいい人なんだけど、ありがた迷惑でした。
写真は空港近く、道の両側は茶畑が続きます。日本の茶畑とは趣がちがいます。

空港から二時間ほど。けっこう山を登ってきました。
折しも今はセカンド・フラッシュの取り入れ時期。
摘んだ新茶を入れた籠を背負った女性たちとすれちがいます。

下校途中の子供たち。
制服がかわいい！
みんなチベット？ネパール？系・・・インド系ではない。

モンゴロイドです。

日本で有名なマカイバリ茶園がこのあたりです。
しかしダージリンはまだまだ遠い！
ここから二時間以上狭い山道を登ります。
一応舗装してあるとはいえ、ひどいデコボコ道です。

有名な茶園を紹介するというので・・・。

紅茶を買うのはいくら何でも早すぎるぞ、と思いながら・・・

シンゲル茶園

ここでお茶をごちそうになりました。コーヒー党の私めにはティーバッグだろうが何だろうがわかりゃしません。
しかし何と、ここでは販売はしていないそうです。
えっ？インドでしょ、ここは？

工場も見学しましたが、管理が厳しくて何か特別のものを身に着けなければならないらしく、時間もないことだし丁重にお断りして、先を急ぐことにしました。

イギリス統治時代のもので、趣のある建物でした。
泊まっていけとのお誘いを受けましたが、まわりには茶畑しかないし、面白くも何ともない！
この次には是非お願いしたいということで早々に退散！とんでもない！二度ともう来ることはない！

シンゲル茶園を出発するころにはもう日が沈みかけていました。
まだ敷地内の広い広い茶畑の中を車で走っています。
ダージリンの街まで、これからまだ一時間半はかかるというのに・・・。

あのトイ・トレインではなく、トイ・ディーゼルと出くわしました。

ダージリンまであと三十分というところで、ドライバー君の家に無理やりのご招待。
ミルクティーをご馳走になり記念撮影。
同行のラヴィ君と妹のラシュミちゃんもいっしょに・・。
もう外は真っ暗です。おなかペコペコ！

さてホテルへ・・・
家を出がけに小屋を開けて、こんなものを頂戴しました。
チーズの燻製・・めちゃくちゃ硬くて味がない！
わからないように吐き出してしまいました。

ホテル到着が予定より四時間も遅れてしまい、１０時という遅いディナーになってしまいました。

明朝五時半出発で、タイガーヒルでサンライズとカンチェンジュンガ峰を見るという当初の予定に変更はありません。
雨季の真っ最中に行っても見える確率はほとんどゼロに近いでしょう。
もしだめなら翌日も行くということになっています。

太陽が昇り始めると、雲海の上にヒマラヤの連峰が姿を現わしました。
ドライバー君の曰く『見えてよかった。三週間見えなかったから。』
先に聞いていたら多分来なかったかも・・。
ドライバー君、気をきかして言わなかったんでしょう！

２００ミリの望遠レンズですが、カンチェンジュンガ・８５８６ｍがはっきりくっきり見えました。

肉眼ではこんなもんですけど・・・。

けっこう雄大な景観ではあります。

赤い制服の学生たちも大騒ぎです。

タイガーヒルでは一時間ほどで厚い雲に覆われて見えなくなってしまいましたが、その帰りのビューポイントでは再びその雄姿を見せてくれました。

この時期に来て、しかも期待もしていなかっただけに、これは大きな収穫といえるでしょう。

雲がまたその姿を遮るまで、たくさん山の写真を撮り続けました。

山にそれほど興味があるわけではないのですが・・！

ダージリンではメイフェアーホテルに２泊

ヴィラの２階、ベランダつきの見晴らしのいい部屋でした。

そのベランダで恒例の一枚。

お天気さえ良ければ、ここで朝食です。
残念ながら一度しか使えませんでした。
雨季だからしかたがない。

雨でも外でというなら、こんなのもあります。

レストランのシェフの腕はすばらしかった。
滞在中はホテルのレストランばかり利用しました。
他にも行きはしましたが、不味いレストランばかりで、結局ホテルに帰って食べることになりました。

フロントのまわりは落ち着いた英国風です。
古いものをピカピカに磨き上げて、風格を感じさせます。

ダージリンまでやって来た最大の目的は、このトイ・トレインです。
こいつが引く列車に乗ることでした。

9/5　ダージリン駅10:30発、グーム駅まで二時間ほどの観光乗車です。

客車もスタンバイしています。

どうやらこいつが引っぱるみたいです。

×印のほうに連結するらしい。
でも時間が過ぎても一向にやってきません。

様子を伺いに行くと、修理が終わらないと・・。
ここに３台あるうちの、２台が蒸気を上げてるのに、すべて故障していて動かないらしい。
とにかく10:30の便は無理とのことでした・・・そんなバカな・・・！

時間も大幅に遅れてやってきたのが、昨日みかけたミニ・ディーゼル機関車です。

切符も買ってしまってるし、とりあえず乗るしかない。

でもこれでは何の値打ちもないし、満足できるわけがない！

ここで途中下車して、どうでもいいけど動物園へでも・・？ 動物園てか？

動物園だけじゃなく、登山関係のミュージアムとか学校とかがあるらしい。

テンジン・・・盛り下がるわぁ！

キョーミ無いし・・、

ここでの主役はヒラリー卿ではなくて、シェルパのテンジンさんです。

これって・・ガンジーさんと同じ扱いですね。

２泊３日のダージリン。１泊では何もできないし、３泊してもしかたがない。

２泊３日がちょうどいい所でした。

とりあえずダージリンに来たということで良しとしておこう！

明日はコルカタで１泊、翌日はヴｧラナシです。

この旅行記へのコメント （4）

• レモングラスさん 2013/05/09 11:14:14

  はじめまして

  manihoujyuさま
  
  はじめまして。レモングラスと言います。
  
  私の旅行記へのご訪問ありがとうございました。
  
  manihoujyuさまの旅行記、拝読しました。
  インドというと「タージマハル」「カレー」というイメージ。
  
  あと、行った方が「良かった！人生が変わった」と言う方と「もう2度と行きたくない」って方と極端だな・・ってイメージ。
  
  ヴァラシって初めて聞く街です。写真を見て、美しさに驚きました。
  赤い学生が微笑ましかったです。
  
  カメラのタバコの1枚、粋ですね〜
  
  やっぱり、一眼レフが欲しくなりました。私の安いデジカメじゃダメですね
  
  今後もよろしくお願いいたします
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　レモングラス

• rinnmamaさん 2013/02/02 12:23:12

  品格のある佇まいですね。

  manihoujyu様
  初訪問・投票ありがとうございました。
  メイフェアーホテルの外観から、この雰囲気は感じられませんが、
  素敵ですね。維持されているのも,素晴らしいです。
  
  ダージリンのトイ・トレインは有名ですが、実際に乗りに出かけられる
  事は素晴らしいですね。テレビ番組で２回くらい見ていますので、
  雰囲気は判りますが、そこまでの工程が大変なんですよね。
  満足された事でしょう。このブログの表紙の写真は絵画なんでしょうか？
  素敵ですね。では、取り急ぎお礼まで。　　　　　　　　　rinnmama

• ateruiさん 2012/12/14 21:39:33

  hajimemasite

  ダージリンすんばらしいです！！！
  
  連休がなかなかとれないので旅行記見て楽しんでます！
  街並みといい　列車といい　見事ですね！
  羨ましいです！！
  
  列車の遅れはしょっちゅうみたいですね！
  燃料の薪や石炭も足りなくて毎日はうごかないみたいですね！
  
  日本から一週間あれば行って帰ってこれるでしょうか？
  これでもギリギリかもしれないですね！！
  
  ありがとうございました！
  enn8801
  

  manihoujyuさん からの返信 2012/12/15 00:09:38

  RE: hajimemasite

  enn8801様
  
  書込みありがとうございました。
  
  ダージリンという所は、往復するのがなかなかハードでした。
  行ってしまえばのんびりしていて、インドらしさ(物乞いとか物売り)がなくて落ち着いて観光できました。
  
  ダージリンだけなら、デリーまたはコルカタ(こちらがお勧め)からバグドグラへの直行便がありますので６日間ほどあれば十分だと思います。
  私めは、デリーに夜中に着いて１泊、翌日午前中のフライトでバグドグラまで２時間余り、ジープを雇って３時間半で到着です。(の予定でしたというべきですね)
  ３泊して午前中に出発、１５時のデリー行きに乗ればその日の夜の便で帰ることができます。
  残念なのは、どこか他の観光を追加しようとすると、非常に不便なところです。日数のロスが出ます。
  今振り返りますと、デリーINヴァラナシ・コルカタ・ダージリン・デリーOUTとすべきでした。
  是非出かけられることをお勧めします。いい所でした。